櫻井翔、俳優としての魅力~優等生キャラだけではない深み~
「特上カバチ!!」
~愛おしいポンコツキャラ~
「特上カバチ!!」は、行政書士事務所で行政書士補助者として働く田村勝弘(櫻井翔)と行政書士で田村の指導者でもある住吉美寿々(堀北真希)がタッグを組んで法律を武器に奮闘しながら成長するストーリー。
櫻井翔演じる田村は素直でまっすぐな性格でお人よしで周囲によく振り回されています。
田村を一言で表すなら“ポンコツ”。
「櫻井翔」といえば優等生なイメージを持っている方も多いですが、実はポンコツキャラも得意なのです。
櫻井翔が演じることで、爽やかさと愛らしさが加わり「憎めないポンコツキャラ」に仕上がります。
メインストーリーは法律家としての奮闘や成長ですが、垣間見える恋愛模様も注目ポイントです。
嵐のラブストーリーコンテンツといえば「松本潤」であると嵐のメンバーも明言しています。実際、櫻井翔のラブストーリー系の数は少なめです。
だからこそ、ドラマ内でひっそりと見え隠れする恋愛は貴重!
愛おしいポンコツな爽やか青年を堪能できます。
『謎解きはディナーのあとで』
~ドSな毒舌発言がハマり役~
『謎解きはディナーのあとで』において、櫻井翔演じる影山は執事兼運転手として、世界に名を轟かせる「宝生グループ」の総帥の一人娘でありながら、国立署の新米刑事である宝生麗子(北川景子)を支えています。麗子が持ち帰った迷宮入り寸前の難事件をあっさり解決していくストーリーです。
謎ディを語るうえで忘れてはいけないのが、「お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」などという毒舌発言。
「失礼ながらお嬢様……」のセリフが出るたびに、毎回どのような毒舌が飛び出るのかワクワクしてしまいました。
影山の毒舌発言にハマるファンも多く、家族全員で楽しめる内容であることもあって、高い人気を集めています。
櫻井翔は世間的に「優等生アイドル」なイメージもありますが、謎ディでは執事らしい冷静で頭脳明晰な印象を出しつつも、毒舌発言(ほとんど暴言)でギャップを出しています。
個人的に「櫻井翔×銀縁メガネ」のイメージはなかったのですが、いざドラマが始まったらすっかり影山の虜になってしまいました。
整った顔から至近距離で飛び出す毒舌が気持ちいい!
謎ディで「櫻井翔×毒舌」というハマり役を見られた我々は幸せなのかもしれません。
「家族ゲーム」
~狂気で見せた新境地~
「家族ゲーム」は、やや不気味で得体の知れないスーパー家庭教師・吉本荒野(櫻井翔)が、一見理想の一家に見えるが多くの問題を抱えている家族を更生させていく「教育と家族」の物語。
狂気に満ちた怪演ぶりを見せて、「優等生&好青年」な世間のイメージを良い意味でぶち壊しました。まさしく俳優・櫻井翔にとっての転機と言えます。
吉本は一言で表すなら「狂気」。
予測不能で突拍子もない言動で周囲を翻弄し、表面上は完璧だった家族を崩壊へと導いていきます。
「いいねぇ~」というお馴染みのセリフが飛び出す度に鳥肌がたってしまいます。
櫻井翔の抜群のルックスが吉本の狂気に不気味さを加え、異質さに惹きつけられて離れられない、思わず見入ってしまうドラマです。
吉本の狂気と苦悩、絶妙な正義感を見事に演じきり、新しい可能性を見せてくれました。
まとめ
「櫻井翔」と聞くと、ニュースキャスターのイメージが強いかもしれません。しかし、王道イケメンキャラからポンコツキャラ、狂気に満ちたキャラまで、俳優としての演技の幅も広いです。個人的には、家族ゲームのような狂気さが溢れるキャラをもう一度見てみたいです。
とはいえ、4月スタートの新ドラマ「ネメシス」で彼がどんな顔を見せてくれるのか、その先の「櫻井翔」がどんな演技を見せてくれるのか、今から楽しみで仕方がないです。
(文:坂田)
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