あなたに役立つ映画・ドラマのプラスαがあるメディア「シネマズプラス」

©cinemas PLUS Committee. All Right Reserved.

キラメイジャーとリアルにVSしてる!篠宮暁&「リュウソウジャー」プロデューサーズ座談会



篠宮 僕はナダもリュウソウ族なのに、関西弁なのが不思議だったんです。関西弁だからこそ、ああいうキャラクターになったと思うんですが、関西弁じゃない可能性もあったのかな?と。

土井 メイン脚本家の山岡潤平さんとの台本の打ち合わせで、長田さんのパーソナリティーや関西出身だという情報をお伝えしたんですが、そのときに丸山さんがちらっと言った「関西弁でも面白いかもね」という内容に山岡さんも賛同してくれて。山岡さんも出身が関西ということで、ご自身が書きやすかったというのもあると思いますし、関西弁にしたことで親しみやすいキャラになったり、長田さんも演じやすかったり、いい方に転んだんじゃないかなと思います。丸山さんや山岡さんのように、リュウソウジャーチームは「面白そうだからやってみよう」というマインドの人が多いチームなんです。

丸山 ブレずに芯をもって、お話としてやらなきゃいけないことさえちゃんと押さえていれば、何をやってもいいんじゃないかと。ドラマや映画は総合芸術というだけあって一人で作るものじゃないので、とにかくみんなの意見を取り入れていく姿勢でやっていましたね。

土井 台本の打ち合わせで丸山さんからよく上がっていたのが、「視聴者の期待を裏切ろう」という言葉だったんですが、ナダの死もその一環ですよね。そのほうが、びっくりするし、面白みがある。

篠宮 まさに、びっくりしました!

丸山 結果論だけど、予想外にナダの人気が出ちゃったので、あの展開にしてよかったなと思ってます。1話からずっと、この番組の主人公は6人だということを大事にしていたんです。他に魅力的なキャラが目立つと、ややもすると話の展開をそっちに持っていかれてしまう。ナダは動かしやすいキャラクターだし、彼の気持ちにも寄り添いたいんだけど、そっちに重きをおいてしまうと、やっぱりメインの6人が傍観者になってしまうので。そうならないように、最終決戦含め、必ず彼らが主人公としていられることをすごく意識して作りました。

篠宮 ナダが死んだときも、コウ役の一ノ瀬颯さんがぐっとくる演技をしていましたもんね。あと、僕がびっくりしたのは、新しい監督さんや脚本家の方が多かったことです。そのあたりは意識的にやられてたんですか?

土井 カミホリさん(上堀内佳寿也監督)もスーパー戦隊は初めてでしたよね。

丸山 監督の柏木宏紀くんとか脚本のたかひろやくんが、東映特撮という意味では割と新鮮。あんまり深い意味はないんですけど、刺激や危機感があった方がいいものができるよね、ということで。また、渡辺勝也さんは僕が入社した頃から監督をやられてる方なんです。僕が最初に現場についたのが、監督に渡辺さん、チーフ助監督が田﨑竜太さんという『忍者戦隊カクレンジャー』の現場で、その翌年に『重甲ビーファイター』をやったんですが、渡辺監督は当時の若手の代表みたいな感じでした。

土井 渡辺監督って、当時からキャップをかぶってたんですか?

丸山 そう、ずっとね。驚くほど変わらない(笑)。



篠宮 丸山さんは「ビーファイター」のあと、『ビーロボカブタック』とか『テツワン探偵ロボタック』とか、平成ライダーが始まる直前までメタルヒーローシリーズ後期をやっていらっしゃいましたが、久しぶりに特撮の現場に帰ってきていかがでしたか?

丸山 JAEだったら、福沢(博文)くんとかおぐらとしひろくん、神尾(直子)ちゃん、特撮監督の佛田(洋)さんとか、今や上のほうにいる方とは、昔よく飲みに行っていたので知ってるんですけど、上堀内くんとか、今一番脂が乗っているような若い人たちは初めましてなので、かなり浦島太郎のような感じです。まぁ、特撮を離れてから僕は20年くらいずっと刑事ドラマを中心にやってきたから、そういうノリで作ったらどうなんだろうと、あえてテイストの違いを意識せずにやってみたところはあります。そもそも、『仮面ライダー』とか『秘密戦隊ゴレンジャー』を生み出したのは、もともと刑事ドラマを作ってた人たちなんですよね。刑事ドラマをやっていた彼らが、「他の番組なんてわからねぇよ」とか言いながら、自分たちの好きなようにやろう、と作ったものが結果的に「仮面ライダー」だったり「ゴレンジャー」だった、という話を聞いていたので。

篠宮 それでどんどん新しい風が吹いて、特撮自体が発展していくような。

丸山 もちろん歴史あるシリーズなので、それを壊すのではなく、かき混ぜてみようというイメージですね。こういうやり方もあるよね、と、ひとつ提示できたんじゃないかなって。あと、この20年間スターが生まれ続けているシリーズなので、「彼らがスターになるようなものを作りたいな」ということは意識しました。せっかくだから、若い俳優さんたちに影響を与えられたらと。

全ての画像を見る
NEXT|次ページ > プロデューサー陣が語る「キラメイVSリュウソウ」の」見どころ

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

(C) 2021 東映ビデオ・東映 AG ・東映 (C)テレビ朝日・東映 AG ・東映