「#家族募集します」第2話レビュー:毎話泣いてしまう!俊平と礼の信頼感が救うもの(※ストーリーネタバレあり)
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金曜ドラマ枠では、2021年7月9日より「#家族募集します」を放送。主演に重岡大毅(ジャニーズWEST)、ヒロインに木村文乃、共演に仲野太賀、岸井ゆきのという豪華実力派俳優陣を迎えてオリジナルストーリーで展開する。
本記事では、第2話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「#家族募集します」第2話レビュー
あかん、これ毎週泣かされるやつ!
「にじや」で一緒に暮らすまではいかないけれど、少し心の壁が下がった俊平と礼。
そんな「にじや」に「#家族募集」を見てシングルマザーのめいくとその息子・大地がやってくる。
マイペースなめいくに蒼介はワタワタ。さっそく俊平と礼を呼び出して相談を持ち掛けるが、自由奔放なめいくに蒼介は苛立ちを隠せない。さらに翌日、めいくはギターケースを担いで店を出て行ってしまう。蒼介は「子どもを捨てた!」と怒るが……。
蒼介がめいくに苛立っていたのは、かつて自分を置いて出て行った母親と重なったから。だからあんなに早くからイライラしていたのか……(とは言え、大地の前で騒ぐのは大丈夫かしら、と思ってしまうが)一方、俊平と礼は意外と落ち着いている。根拠はないけれど、2人は心のどこかでめいくに対して「置いて出ていくはずがない」と信じていた。
親としての俊平と礼。母親に置いていかれた子どものころの自分がまだ残っている蒼介。
俊平と礼だって、子どもを置いてふいっといなくなるなんてありえないというのはわかっている。自分だったらそんなことはしない。けど、俊平と礼は、何もかも忘れてひとりになりたい、という気持ちもわかるのだ。礼は実行には移さないけれど、思ったことがあるのは認めていた。だから、めいくの気持ちが分かったし、戻ってくる、と信じていた。
俊平がめいくを迎えに行ったのは、陽に背中を押されたこともあるだろう。それだけじゃなくて、自分が信じたことを確かめたかったのかもしれない。だからめいくが「離れたくても離れられない」と言ったときにホッとしたような笑顔を見せた。怒りもしなかった。
そして礼も、「にじや」に戻ってきためいくを怒らなかった。ただハグをして「おかえりなさい」。もしかしたら、礼もそんなふうに誰かにハグしてもらいたい、言葉にせずとも、「大丈夫だよ」「一緒にいるよ」というメッセージを欲しかった日があるのかもしれない。そう思うと無性に泣けてくる。大変な日、辛い日、腹立たしい日。そんな日々を礼はどれだけひとりで飲み込んできたのだろう。
めいくの路上ライブでのシーンもすごく良かった。ただ、King Gnuの井口理さんがいるのすっっっごく気になる……! どんなライブをするのかちゃんと聴かせてくれよ、頼む!!
しっかり、2週続けて泣かされてしまった『#家族募集します』。
次回はついに俊平が陽に母が亡くなった真実を伝えるようだ。ああもう絶対に泣いてしまう……。と、早くもソワソワしていたら、3週お休み!! そんな!! 第3話は8月13日だそうです!
「#家族募集します」第2話のストーリー
蒼介(仲野太賀)がSNSに投稿した「#家族募集」を見てにじやにシングルマザーの横瀬めいく(岸井ゆきの)とその息子の大地(三浦綺羅)が転がり込んできた。早速の同居者登場に慌てた蒼介は、俊平(重岡大毅)と礼(木村文乃)をにじやに緊急招集!みんなで一緒に夕食を食べることに。しかし、シンガーソングライターを目指しているというめいくは、超自由奔放!あまりにマイペースな態度に蒼介はイライラが止まらない。俊平は、「ここに来たのには何か事情があるのでは」と蒼介をなだめるが、蒼介のめいくに対する不信感は募るばかり…
そんな中、めいくが大地をにじやに残し、突然の失踪!?銀治(石橋蓮司)によると、ギターケースを担いでひとり出かけて行ったという……しばらくしても戻らないめいくに対し、蒼介は「子どもを捨てた!」と怒りを露わにする。俊平は、いつになく苛立っている蒼介と、何か訳ありな様子のめいくが気になって……
(文:ふくだりょうこ)
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