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2021年08月04日

「プロミス・シンデレラ」第4話レビュー:壱成(眞栄田郷敦)の着物姿がかっこよすぎてヤバい(※ストーリーネタバレあり)

「プロミス・シンデレラ」第4話レビュー:壱成(眞栄田郷敦)の着物姿がかっこよすぎてヤバい(※ストーリーネタバレあり)



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二階堂ふみ主演のTBSドラマ「プロミス・シンデレラ」が、2021年7月13日放映スタートした。

本作は、突如バツイチの無一文、無職、宿無しになってしまったアラサー女子が、ひょんなことから出会ったイケメン男子高生と“リアル人生ゲーム”を繰り広げていく物語。TBSドラマ初主演となる二階堂ふみが、人生崖っぷちとなってしまった主人公・桂木早梅を演じる。共演は眞栄田郷敦、岩田剛典ら。

本記事では、その第4話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

「プロミス・シンデレラ」第4話レビュー



とにかく壱成(眞栄田郷敦)の着物姿が素晴らしかった。

初恋の人・成吾(岩田剛典)と再会しドキドキする早梅。成吾と出会った当時の話を聞いておきながら、どんどん不機嫌になっていく壱成。早梅のこと、好きなんだな~。もはや壱成がかわいくて仕方ない。アニメのツンデレな女の子キャラみたいにわかりやすい。

すぐにばれちゃうドアの陰で聞き耳を立てている悦子(三田佳子)&吉寅(高橋克実)も微笑ましい。このドラマ、結構シビアな状況もありつつ、ちょいちょい挟まれるコミカルさがちょうどいいバランスだ。

一方仲居たちの早梅への態度は悪化するばかり。靴まで隠すとか、こんなベタな中学生のいじめドラマにありそうなことするんかい。挨拶も返さなかったり、仕事で必要な情報を教えなかったり、さすがに職場での態度としてどうなんだ。

常連だという西園寺(かたせ梨乃)からの電話のメモを残したのに、留守番を頼んできた同僚になかったと言われてしまう早梅。この西園寺、長年の常連であるものの、男にしか接客させず話が詰まらなければ芸をさせる迷惑な客だった。本来は成吾がいる日にしか来ないのだが、そんなこと知らなかった早梅が受けたため成吾が不在の日に予約が入り、さらにメモがなかったため急いで食事の準備をすることに。

成吾がいないことで不機嫌な西園寺、男性従業員も次々脱落。いくらお得意様だからって、こんな客を毎回受け入れていていいのだろうか。早梅は自分にも一因があると、反対を押し切り食事を運んでいく。自分の不手際を謝ったうえで「私からは従業員をいじめているように見えます。どんなことでも聞くので私だけにしてください」ときっぱりと言う。怒った西園寺は服を脱いで裸踊りしろと言う。覚悟を決めて仲居の服を脱いでいく早梅(止める人いないのかよ)。

不本意なあってはならない命令だが、毅然として少しずつ服を脱いでいく早梅が美しいしかっこいい。静かな迫力があるシーンだった。そして早梅が服を脱いでいくのと並行して、男性が和服を身につけていくシーンが映る。成吾かもしれないけど、徹底して顔を映さないということは、もしかして。

そう、ふすまを開けて挨拶したのは壱成だった。「和服の壱成だーーーーーーーーー!!!」と心の中で叫んでしまった。和服のイメージなど一切なかったが、ものすごく似合っていて、粋でかっこよかった。茶髪なのにこんなにキマる? 後から聞いた話によると、成吾が帰ってくるまでつないでくれと吉寅に頼まれても断固拒否していたのに、早梅がピンチと聞いて急遽やると言ったのだ。

今回もヒーローじゃんと思いつつ、「抱きついてひっぱたけ」という指令を送ってきてやれやれだ。小さい頃から壱成を知っている西園寺は大喜びだが、母親の話題を出されてキレてしまう。成吾と壱成の母親は、10年前に出て行ってしまったらしい(年が離れていてお母さんが違うのかなと勝手に想像していたが、どうやら同じようだ)。

西園寺はもう10年と言ったが壱成にとっては「まだ10年」。仲居から見染められて父親と結婚したという母のことを忘れたくて旅館に近づかないようにしていたらしい。しかも母親は、出ていくときに壱成に「あんたなんていらない」と言って去っていったのだ。なぜそんなことを言ったのだろうか、何か事情があったのか。

キレた壱成に抱きつき引っぱたいたのは早梅だった。さらにヘッドロックをかけて押さえ込む(強い)。めんどくさい客の相手なんてごめんだと言っていた洸也(金子ノブアキ)も、西園寺の気分が良くなるような接客をして場をつなぐ。さらに、今日は来られないと言っていた菊乃(松井玲奈)が現れた。

なんと西園寺は早梅に一緒に飲もうと言い出す。今日は変わり者と飲みたい気分なのだと。彼女は駆け出しのころ奮発してここにきて、成吾と壱成の母と話すのを楽しみにしていたらしい。歯に衣着せず言いたいことを言う性格で、早梅の物言いを見て似てると思ったそうだ。壱成が第1話で早梅にガツンと言われて嬉しそうだった理由、お母さんに似てるからだったのか。

一時はどうなることかと思ったが、西園寺は最終的に気分よく帰っていった。次回からは初心を思い出すため、宴会ではなく一人で来るという。

仲居たちもたいがいだが、恐ろしいのは菊乃だ。早梅の元夫に近づいて離婚の原因を作って捨てたのに、今回は早梅にせまって連絡先を交換した。怖い怖い怖い。これ以上何が目的なの? やめたげてよぉ。

成吾と二人で話すシーン、「彼女(早梅)のこと、忘れてるわけじゃないんだろう」「もしかして、君が何かしたのか」と言っていた。菊乃も10年前から早梅を知っていたのだろうか。そして成吾は彼女の本性に気づいているのか。「あきら」という本名? を呼ばれて「その名前で呼ぶのはルール違反よね」と気分を害した様子だったが、どんな秘密があるのだろう。

壱成や早梅はもちろん、個人的に仲居頭の藤田(友近)が大好きだ。早梅にも分け隔てなく接し、きちんとみんなを見ているし、筋が通っている。しょうもなさすぎるいじめの中、一貫した彼女の態度は気持ちがよい。「顔のしわが増えるのはごめんだけど、そっちのしわが寄るのはあたしの仕事ですから」というセリフ、かっこよかった。

「プロミス・シンデレラ」第4話ストーリー 




早梅(二階堂ふみ)は初恋の相手・成吾(岩田剛典)との10年ぶりの再会に動揺していた。
成吾が早梅に優しく接すれば接するほど仲居たちの嫌がらせも増し、ある日、旅館から早梅の靴がなくなる事件が起こる。
黒瀬(金子ノブアキ)からそのことを聞いた壱成(眞栄田郷敦)は、兄・成吾への対抗心をあらわにする。
早梅はそんな壱成に10年前の出来事を正直に話して聞かせるのだった。

そんな折、旅館に芸能事務所社長の西園寺から宴会の予約が入る。
西園寺は超VIPの常連客で、年に数回大宴会を開く。
女性従業員は立ち入り禁止で、「S会」と呼ばれ恐れられていた。
予約当日、やって来た西園寺はお気に入りの成吾が留守と知り、とたんに不機嫌に。
代わりに他の男性従業員が接客にあたるが、次々とメンタルをやられ退散。
その状況を見かねた早梅は、覚悟を決め座敷に上がるが…。

(文:ぐみ)


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