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2021年08月25日

「武士スタント逢坂くん!」第5話レビュー:春爛漫の同人誌即売会で逢坂くんが舞った!(ストーリーネタバレあり)

「武士スタント逢坂くん!」第5話レビュー:春爛漫の同人誌即売会で逢坂くんが舞った!(ストーリーネタバレあり)




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ジャニーズWESTの濵田崇裕が主演するドラマ「武士スタント逢坂くん!」7月26日(月)より放送開始した。

「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載されたヨコヤマノブオ原作の漫画を実写化した本作は、江戸時代からタイムスリップしてきた武士で春画師の逢坂総司郎が漫画家アシスタントとなり、「エロ」「恋」「自分の春」を見つけ出していくストーリー。

本記事では、その第5話を紐解いていく。

「武士スタント逢坂くん!」第5話レビュー

同人誌即売会へ行こうとする逢坂くんたち。きっかけは、「逢坂くんにもっとまん画の世界を知ってもらわないと」という宮上の一言。こういうところがつくづく宮上は優しい。弟子が着実に学べるようきちんと目をかけているのがいいなと思う。

にぎわう即売会にやってきた面々。その中でも買う気満々なのが瀬戸。軍資金として千円札を何枚も用意しているのがなんともリアルだ(同人誌即売会では、スムーズに買い物できるよう一万円札や五千円札よりも千円札をたくさん持っていくのがよいらしい)。そして、同じ会場に丹内もやってきていた。

さまざまな同人誌が並ぶ会場は、逢坂くんがいうところの「春爛漫」。まん画のキャラに扮したコスプレイヤーもいて、見るものすべてが刺激的だ。そんな中、コスプレイヤーに昂ぶりを覚えた逢坂くんは、思わずそのレイヤーの足下で絵を描きだしてしまう。しかし、そこに「何、うちの売り子に絡んでるんだ!」とドスのきいた声が聞こえてきた。声の主は、宮上の師匠・AEGである。

正直このAEGを見たとき、「今までで一番ヤバい奴出てきた…」と感じた。金髪まじりの髪にヒョウ柄の派手な服装。ペン先をなめたと思ったら、ペンそのものをかじりだす。演じているのはあのROLLY。間違いなくノリノリでやっている。

逢坂くんが宮上の弟子だと知って、描いた絵を見せるようにいうAEG。逢坂くんが描いたのはタコと女性のいわゆる触手系のイラスト。しかし、AEGは「まったくエロくない」と酷評。まん画は自分の中から湧き出る衝動で描くもの。しかし、逢坂くんの絵にはそれが感じられないというのだ。

「逢坂の“衝動”はいずこに…」と悩む逢坂くん。春画師時代、お客のために筆をとっていた彼は、自分の描きたい衝動がわからない。毎回彼を昂らせている丹内の笑顔を見て、今なら…と描こうとするも「ドキドキが邪魔をして描けませぬ…」と筆を止めてしまう。

それでもタコの絵と向き合い続け、「もっと女人が愛くるしいほうが…」と描きなおそうとする逢坂くん。ところが、「ちげえよ!」と、またもAEGが絡んでくる。ただ、今回はけなすだけでなく、「大事なのは女の子じゃねえ、タコだ!」「タコがなぜこの女の子にまきついているか考えてるか?そこにお前があるはずだ」と、重要なヒントを授けてくれた。見た目は相当ヤバいが、やはり宮上の師匠。優しいところもあるようだ。

AEGの言葉に衝撃を受けて走り出す逢坂くん。その後、触手もののコスプレイヤーを目にして「なぜ、かくもうねりもの(触手)に心奪われるのか?」と改めて自身に問う。そこへ現れたのは丹内。「糖分入れたほうが頭回りますよ」と、彼女は逢坂くんにジュースを差し出す。そして、受け取ろうと逢坂くんが伸ばした手に丹内の手が触れた瞬間、“衝動”が走った。


実はこれまで女性に触れたことがなかった逢坂くん。丹内の手に触れてかつてない昂ぶりを覚えたのか、突如挙動不審に暴れ始める。「煩悩!」と叫んで止まらない彼だったが、そこで機転を利かせたのは宮上。逢坂くんの身体に触手代わりとなるホースを巻き付ける。ホースをまとった逢坂くんはそれを丹内の身体にも巻き付け、ようやく自身の“衝動”を見つけていくのだった。

一連の行動で「いいかげんにしてください」と丹内を怒らせてはしまったが、「まん画道とは、おのれの欲をさらすこと」と身をもって学んだ逢坂くん。こうして自身の可能性をまた一歩切り開いた。

今までで一番ぶっとんでいたといっていいこの5話。ひたすらカオスな煩悩の舞を舞う逢坂くんの動きが素晴らしかった。ここまで本当に体当たりで本作に挑んでいる濵田崇裕に、改めて敬意を表したい。

また、今回は逢坂くんだけでなく緋村にも変化が見られた。逢坂くんに刺激されたのか、「自分の心はまた燃えてきています」と逢坂くんの似顔絵を描いていた彼。今後、逢坂くんとともにまんが道を進む姿が見られるのかも?と期待が高まる。

そして、この5話のラストで逢坂くんに新たな出会いが訪れた。逢坂くんを処刑しようとしたあの鶯谷にそっくりな男は一体誰なのか? まだまだこのドラマから目が離せない。


「武士スタント逢坂くん!」第5話ストーリー




「いざ、春爛漫の同人即売会へ!!!」

春画師である武士・逢坂くん(濵田崇裕)は、師匠である漫画家・宮上(今井隆文)から「もっと漫画の世界を知って欲しい」と、同人誌即売会へ誘われる。

即売会会場に行くと、そこにはエッチな漫画もあり自由に創作を楽しむ人々の姿が…。逢坂くんは江戸時代に隠れて春画を描いていたことを思い出し、「ここは理想郷か!!」と感動。その姿を見て、宮上、緋村(森本慎太郎)も嬉しく思う。

逢坂くんは、宮上の部屋で見た漫画キャラのコスプレイヤーを見つけ昂ぶりを感じる!そして、我を忘れてコスプレイヤーの足下で画を描き始めてしまう。「何、うちの売り子に絡んでいるんだ?」と肩をつかんだ強面のお兄さん。それは、宮上の師匠・AEG(ROLLY)であった。

逢坂くんにとっては、師匠の師匠となるAEGは憧れの人。描いた画をAEGに見てもらうと、「ココで描くんだよ!」と股間をつかまれる逢坂くん。つまり、衝動が足りないと言う。同人誌即売会で、逢坂くんは衝動を見つけられるのか?そして、その言葉は緋村にも刺さり…。逢坂くんの昂ぶりがMAX溢れる全力30分!

(文:田下愛)


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(c)ヨコヤマノブオ・小学館/NTV・JStorm

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