国内ドラマ

REGULAR

2021年09月24日

「推しの王子様」第11話レビュー:「推しごと」と「お仕事」の大切さを教えてくれて、ありがとうと言いたい(※ストーリーネタバレあり)

「推しの王子様」第11話レビュー:「推しごと」と「お仕事」の大切さを教えてくれて、ありがとうと言いたい(※ストーリーネタバレあり)



「推しの王子様」画像ギャラリーへ

【関連記事】「推しの王子様」第1話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第2話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第3話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第4話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第5話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第6話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第7話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第8話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第9話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第10話レビュー

比嘉愛未主演「推しの王子様」が2021年7月15日にスタートした。
主人公の日高泉美(比嘉愛未)が、五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるべく奮闘するロマンティック・コメディー。

本記事では、その11話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「推しの王子様」第11話レビュー


泉美(比嘉愛未)が姿を消してから数日。
航(渡邊圭祐)やペガサス・インクのスタッフたちは、親会社であるランタン・ホールディングに振り回されっぱなしだった。
実家に戻った泉美は1人ぼんやりと空を眺めたり、町をブラブラしたり相変わらず精気を失っていた。
いくら「やる気」を失ってしまったとはいえ、自分の会社とスタッフを捨てた泉美に少し残念な感情が……。

泉美の実家がある町の駅にやってきたミッチー(光井/ディーン・フジオカ)。
強く説得するのかと思いきや、そっと寄り添っているだけ。
優しい眼差しとたたずまいに、どれだけのおディーン様ファンが心を打たれただろうか。

金儲けしか考えていないランタンの水嶋(船越英一郎)のやり方に痺れを切らしたミッチーたち。退職届を用意し、傘下から降りることを決意。それは泉美が戻ってくる場所の確保でもあった。泉美の大切にしていた乙女ゲーム『ラブ・マイ・ペガサス』もミッチーや航たちの努力の甲斐あって復活へ。
もとの事務所に戻ってきた泉美が目にしたのは、ケント様の衣装に身を包んだ航だった。
「航くんのことが好きです!」と、ストレートな告白をした泉美。
最後はミッチーのときとはまた違った美しいキスシーンでフィナーレへ。
Uruが歌う主題歌「Love Song」が最高にマッチしていた。

登場人物全員が笑顔で最後のシーンを迎え、観ているこちらもとてもハッピーな気持ちになれた。
とくに杏奈(白石聖)とアリス(有栖川/瀬戸利樹)の最後が最高だった。
航と付き合ってからも不安そうな杏奈の顔が今は恋よりも仕事といわんばかりに、バリバリのキャリアウーマン姿に。
そして、アリスには恋人ができたようで、キュンキュンする姿がとてもかわいかった。

放送が始まった当初はかなりラブコメ要素の強いものかと思っていた。
しかし、毎話セリフからは学びが多く、仕事への姿勢も共感できるとても実のあるドラマだったように思う。
ドラマのセリフにちょくちょく出てきた「お仕事と推しごと」の大切さも教えてもらえた。
いまだ「推し」のいない筆者の人生は非常に損をしているのではないかと感じ、このドラマのお陰でまずは「推し」探しだ!と意気込んでいる

また、全話を見終わって感じたのだが、演者さんたちの演技からも仲の良さが顕著に伝わってきた。

実際、クランクアップを迎えた比嘉は
「皆さんと過ごした時間と経験は本当にかけがえのないものになり、出会えたことが私の宝物です」と涙を流した。

また、渡邊も
「幸せがあふれていて本当に大好きな現場でした」とコメントしている。
(公式Twitterより)

当初、泉美役は深田恭子が演じると発表されていたが、急遽比嘉に代わり不安要素もあったかもしれない。

しかし、最後のシーンで二人仲良くケント様のTシャツを着て満面の笑顔を見せてくれた。その姿を見て泉美と航役は「比嘉&渡邊」のお二人でよかったとしみじみ感じている。温かみのある素敵なドラマだったと今はただただ感謝しかない。

そしてぼんやりと公式Twitterを眺めている。
これがロスなのか?

「推しの王子様」第11話ストーリー


『ランタン・ホールディングス』の傘下に入ったものの、ランタン側からの一方的な要求に翻弄されたあげく、コンシューマーゲーム化を目指した企画の大事なプレゼンでも失態を犯してしまった泉美(比嘉愛未)。光井(ディーン・フジオカ)や航(渡邊圭祐)ら『ペガサス・インク』のスタッフたちに迷惑をかけてしまったことに苦しむ中、乙女ゲームへの情熱も失ってしまった泉美が出した結論は、ペガサスを辞める、というものだった。泉美は、交際を始めたばかりだった光井にも別れを告げると、マンションを引き払って姿を消してしまう。

それから10日後、ペガサスは、ランタンから来ていた小島(竹森千人)が新社長に就任する。それに伴い、小島はゲーム制作に関するプロジェクト・チームの刷新に動き出していた。
一方、航から、泉美の居場所について心当たりはないかと問われた光井は、泉美と別れたことを打ち明ける。泉美を支えることも、スタッフをまとめることも出来ずに不甲斐ない、と自分を責める光井。航は、光井にはそんな言葉は似合わない、というと、強い決意を持って、会社のことは出来る限り努力する、と告げる。

泉美は、実家に帰っていた。しかし、自分を突き動かしていた乙女ゲームへの情熱も、“推し”もいないいま、何をすればいいのかすらわからない。そんなある日、泉美の前に、突然、光井が現れて……。
 
 
(文:駒子)
 

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

(C)共同テレビ

RANKING

SPONSORD

PICK UP!