Ⓒ和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
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2021年10月05日

アニメ「東京リベンジャーズ」猛烈に中学生を感じるトーマン5選

アニメ「東京リベンジャーズ」猛烈に中学生を感じるトーマン5選


トーマンの「どうしようもなく中学生」を感じる瞬間


ついつい中学生であることを忘れてしまいがちな、トーマンの仲間たち。しかし「どうしようもなく中学生」を出してくる瞬間もある。

「う○こ」でめちゃくちゃはしゃぐ



愛美愛主との抗争後、パーちんが少年院に入ったことをきっかけに、マイキーとドラケンが対立。内部抗争が起こるのではないかという不穏な空気がトーマン内に流れていた。

そんな中でマイキーとドラケンは、愛美愛主との抗争後に倒れてしまった主人公のタケミチを見舞いに訪れた先で出くわし、喧嘩を始めてしまう。この喧嘩のせいで自分の思い出の品を壊され激昂したタケミチは、涙を流しブチギレながらふたりに仲直りするよう説得する。

その説得のおかげでマイキーとドラケンは冷静になった……のではなく、ゴミ捨て場に突っ込んだせいで「うん○」を頭に乗せてしまったタケミチをみてゲラゲラと大笑い。一瞬で仲直りが成立してしまったのだ。数秒前まで喧嘩をしていたのが嘘だったかのようにう○こでしゃぐ姿は、暴走族の2トップではなく等身大の中学生に見えた。○んこの力は偉大である。

まずは形から 「勉強ができるやつは眼鏡」



血のハロウィン後に放送された壱番隊隊長・場地と副隊長・松野千冬の出会いを描いた過去編では、場地の中学生っぷりが火を噴きまくっていた。

場地は中学校という日本の義務教育過程において、その頭の悪さゆえなのだろうか。留年というなかなかのイレギュラーっぷりを発揮している。敵対組織にスパイとして1人乗り込み、仲間を守ろうと動いていた人物とは思えない。またその容姿も、髪ぺったり眼鏡という暴走族の1つの隊を率いる人物には見えない、場地と出会う前はなかなかにイキっていた千冬が「なぜこんなやつが留年しているのだろうか」と疑問に思うほどのものだった。

場地がそのスタイルをとっていたのは、これ以上留年してオフクロを泣かせたくないという想いあったからだ。その背景には「勉強ができるようになるには眼鏡だ!」という思考があったと考えられる。

この「まずは形から入ってしまうところ」に、猛烈に中学生を感じた。また「勉強ができる人=眼鏡」という短絡的思考を見せた千冬にもまた、どうしようもなく中学生を感じてしまうのだ。

オフクロが買うペヤング



場地圭介の「どうしようもなく中学生」っぷりは、留まるところをしらない。

先輩から目をつけられた千冬が、多数の不良たちに絡まれていた時だ。場地は手紙を書くための漢字を千冬から教えてもらったお礼に、その喧嘩に参戦。1人でその場にいた全員を倒してしまう。

その喧嘩のあとに場地は千冬に「ペヤング好き?」と笑顔で声をかけ自宅へ招くのだが、肝心のペヤングのストックがないことに気づく。その際に「あと1コしかない!」と文句を垂れた相手がオフクロさんだった。

この文句1つに、「実はお母さんにしっかり甘えている」「親のもとで育っている」という事実がみっちりつまっているのだ。

プレゼントはあの子がかわいいと言ったゲーセンのクマ



体格と強さ、さらには大人びた発言によって、多くの視聴者から中学生であることを忘れ去られているであろうドラケンにも、中学生らしさが光る瞬間がある。血のハロウィン終結後の束の間の日常回、ドラケンが自分に想いを寄せている佐野エマにプレゼントを渡すシーンだ。

ドラケンは「誕生日おめでと」と、ピンクのクマのぬいぐるみをエマに手渡す。このクマのぬいぐるみは、以前一緒にゲームセンターで遊んだ時にエマが欲しがっていたものだとマイキーの口から明かされている。また登場人物たちの日常が描かれるミニアニメ「ちびりべ」でも、彼女がこのぬいぐるみのクレーンゲームを見てかわいいとはしゃいでいる様子が描かれていた。つまりドラケンはエマの「かわいい」を覚えており、それを取るためにクレーンゲームと格闘したと考えられるのだ。



中学生にとってクレーンゲームは、ゲットできるかどうかわからないものに限られた所持金をつぎこむ大きなギャンブルだろう。しかし大切なあの子がもらした「かわいい」の一言のためにドラケンは、その勝負に挑んだと考えられる。そのゲーセンという遊び場で生まれた純粋さに、ドラケンの年相応の姿が垣間見えるようだった。

ただ彼は兄妹水入らずで誕生日を祝っていたエマとマイキーを邪魔しないように、プレゼントを渡したらスッとその場から去る。そのスマートさを浴びた瞬間にまた、彼が中学生であることを忘れてしまいそうになるのだ。ドラケンは中学生の皮を被った紳士なのかもしれない。

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