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2023年03月12日

名探偵コナン〈警察学校編〉CASE5:降谷零の戦いはこれからも続いていく

名探偵コナン〈警察学校編〉CASE5:降谷零の戦いはこれからも続いていく


『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の公開まで約1ヶ月と迫る中、遂に待望の警察学校編第5弾の降谷編が放送となりました。諸伏編の放送終了から、どれほどこの日を待ち望んだことでしょう。遂にラストを迎え寂しい気持ちとまた警察学校組に会えた嬉しい気持ちでいっぱいです。

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警察学校編Wild Police Story CASE.降谷零

降谷編では原作で描かれた警察学校初任科課程の卒業式が描かれました。降谷零から見た松田陣平・萩原研二・伊達航・諸伏景光への思い、そして7年後の降谷零が仲間一人ひとりを思い出すシーンが描かれました。

降谷編は、降谷零が部屋で礼服を見つめ、身支度を整えているシーンからスタート。礼服を見ながら頷く降谷零の姿になんだか感慨深さを覚えます。卒業式を前に、降谷は仲間達と警察学校で過ごした思い出を振り返っていきます。

ヒロは幼い頃に目の前で両親を殺害され、犯人を捕まえるために警察官になりました。両親を殺害した犯人を捕まえたことで笑顔が増えたそうです。

父親が誤認逮捕され警察を恨んでいた松田は、降谷零とぶつかってばかりでしたが、鬼塚教官の事件の後はわかり合えるようになりました。

萩原はコミュニケーション能力に長け鋭い洞察力もあるが、一見ただのチャラ男にしか見えないようです。

班長は責任感が強く面倒見もよい、まさに班長という男だが同じ歳には見えない様子。

警察学校組5人は本当にいろいろあったなぁと感慨深い。5人で多くの困難も乗り越えてきたのだと胸にくるものがあります。

マツダのRX-7を見ている若き日の佐藤刑事と由美さんの姿も描かれました。松田刑事と佐藤刑事が出会っていることも胸に込み上げてくるものがあります。降谷は誇りと使命感をもって、この国の人達を守り抜く決意があるのなら、卒業式を見学してはどうかと薦めます。降谷零と2人がここで出会っていることも熱いですね。今後、正体を知った上で共闘する姿も見てみたい!

卒業式での5人の会話シーンもとにかく可愛らしかったです。ヒロが兄に送るために撮った写真にヒゲを書き足している松田や髭面も悪くないと言うヒロが微笑ましい。松田が警視総監をブン殴るために警察学校に来たことを知っている仲間が松田を止めようとする中、その後の会話シーンが本当に微笑ましい。

「バーカ。殴るかよ、ガキじゃあるめーし。ふふーん♪」
4人全員「ガキだな……」

卒業生代表として壇上に上がる降谷零の姿を仲間が見守ります。このシーンでは仲間達から見た降谷零の姿が描かれていました。壇上の鬼塚教官も彼らに思いを馳せます。最初はやっかいな連中と評価していた鬼塚教官も今は誇らしい気持ちでいっぱいなことでしょう。彼らはみんな立派な警察官となりました。

警察学校を卒業し卒業証書を手に取った笑顔の5人が描かれ、降谷零以外の4人が亡くなった順に1人ずつ消えていくシーンは切なさでいっぱいになりました。現在生きているのは降谷零1人という事実に胸が締め付けられます。

そして、7年後(現在)のポアロでの姿が描かれました。料理上手だと梓さんに言われ、料理を教えてくれた幼馴染のヒロのことを思い出します。教えてくれたのは可愛い幼馴染の女の子なのではとジト目で聞く梓さんも可愛かった。

ポアロの客同士のトラブルも班長のように冷静に対応します。客が割ってしまったグラスで指を切ってしまった梓さんに対して言ったセリフも優しいセリフでした。

「おいおい、君が怪我してどうする、慌てないで。焦りこそ最大の…」

松田を思い出したからなのか、安室さんというより素の降谷零がでていたような気がします。ポアロで仲間の死を思い返す降谷零の表情が優しく切ないなんとも言えない表情。

ラムからのメールで早退し、駐車場に停めてあるRX-7を見ながら萩原研二のことを思い出します。

「そして、この俺、降谷零。警察庁警備企画課公安を束ねるゼロという組織に配属され、安室透という偽名を使い、現在某組織を探るべく潜入中」

降谷零がRX-7に乗り夜の闇へ駆け抜けていくシーンでラストを迎えました。公安警察としての彼の姿、そして降谷零の鋭い眼差しが堪りません。これからも彼の戦いは続いていきます。

警察学校組5人に全力で「ありがとう」と言いたい

降谷編が放送され、警察学校編も遂にラストを迎えました。警察学校編を観るといつも切ない気持ちになり胸がギュンギュンします。原作でもアニメでも、仲間の遺志を背負った降谷零の戦いは続き、彼らの思いは受け継がれていきます。

私は降谷零の背中をこれからも追い続けたいと思います。松田陣平・萩原研二・伊達航・諸伏景光、そして降谷零。警察学校編をアニメで観れたことが本当に幸せでした。警察学校組の5人へ「本当にありがとう」またいつか会えますように。

(文:前野真岐)

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