乃木坂46・与田祐希の魅力|“ピュアさ”を強みに女優として躍進
3期生の活躍が目立つ乃木坂46 与田祐希は山下美月に続けるか
(C)TBS2021年はとりわけ乃木坂46の現役メンバー、OGメンバーの映画・ドラマ出演が活発となっており、10月クールで言えば、西野七瀬の「言霊荘」(テレビ朝日系)、生駒里奈が「真犯人フラグ」(日本テレビ系)、若月佑美が「アンラッキーガール!」、山下美月が「じゃない方の彼女」(テレビ東京系)などテレビで見ない日はないほどの活躍ぶりを見せている。
中でもグループの内外問わず3期生の活躍は顕著となっており、それを牽引しているのが先日「じゃない方の彼女」の公開タイミングで掲載した山下だ。
→乃木坂46・山下美月の魅力:“あざとい”演技で新境地を開拓した演技派女優
初にプライム帯でのレギュラー出演で話題となった「着飾る恋には理由があって」(TBS系)を始め、女性ファッション誌『CanCam』の専属モデルとしても存在感を発揮、さらには「じゃない方の彼女」において、主人公を誘惑する魔性系女子大生という山下の“あざとい”魅力が強烈な印象を残している。
強烈な個性を手にした山下は、乃木坂46のファンのみならず一般層にまでリーチし、順調なキャリアを歩んでいるが、また一方で彼女に追随する形で女優の階段を登りつつあるのが与田である。
大人っぽさが魅力の山下に対して、与田は“ピュアさ”を演技の中にナチュラルに感じさせることができるのが大きな強みだ。与田の持つピュアさは、ヒロインという立ち回りはもちろん、端役においても絶妙なスパイスとなっている。それは「モブサイコ100」や「最愛のひと~The other side of 日本沈没~」の演技を見ても明らかだろう。
一方で『ぐらんぶる』の強烈な役柄に対しては、与田の持つあどけない雰囲気を残しつつフレキシブルに適応することもできる。今後も強みが活かされた学生役が増えていくことが予想されるが、『ぐらんぶる』で見せたような振れ幅のある役柄をもっとみてみたいと個人的には思う。
「日本沈没-希望のひと-」と「ほんとにあった怖い話」と立て続けに出演作が続いている与田。山下が女優として確固たる地位を築いていったように、与田もまた乃木坂46を代表する女優のひとりとして躍動していくポテンシャルは十分に秘めている。これをきっかけにアイドルファン以外の方にもぜひ知っていただけたら嬉しい。
(文・川崎龍也)
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