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「日本沈没ー希望のひとー 」第4話レビュー:迫り来る関東沈没の脅威、リーダーに相応しい天海の言葉とは(※ストーリーネタバレあり)



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小栗旬が主演を務めるTBS系日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」が2021年10月10日(日)スタート。

1973年の刊行以来、何度も映像化されてきた不朽の名作「日本沈没」(小松左京)を大きくアレンジした本作。2023年の東京を舞台に、日本沈没という前代未聞の危機の中で希望を見出す人々を描き出していく。大義のために手段を選ばない野心家の官僚・天海啓示を演じる小栗旬をはじめ、松山ケンイチ、杏、ウエンツ瑛士、中村アン、与田祐希(乃木坂46)、國村隼、仲村トオル、香川照之ら豪華キャストが集結した。

本記事では、第4話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「日本沈没ー希望のひとー 」第4話レビュー



「少なくとも半年以内に関東が沈没する」

経済と天秤にかけられた人命を助けるため、手を組んだ天海(小栗旬)と椎名(杏)によって衝撃的なニュースが国民に伝えられる。

現実世界では、10月31日に第49回衆議院議員総選挙の投票・開票が行われた。誰もが各政党の政策や公約を比較しながら頭を悩ませたと思うが、何よりも国民が重要視しているのは“信頼できるか否か”ではないだろうか。

もし不都合な真実を隠されていたら?しかも、それが命に関わることだったら?

そんな不安の渦に突如として巻き込まれた国民の姿が描かれた「日本沈没」第4話。空港や駅は一刻も早く地方へ自主避難を試みる人たちで溢れかえり、中には航空券をフリマアプリやオークションサイトで高額転売する人も。株価は急落し、世の中は大混乱に陥る。



政府は未来推進会議のメンバーを中心に危機対策を開始することになったが、一方で各人の正義と正義がぶつかり合う。

特に今回顕著に現れたのは、大義のためなら強引な手段もいとわない天海と熟考してから物事を進めたい常盤(松山ケンイチ)、先ずは人命を最優先に考える東山総理(仲村トオル)と日本経済の衰退を危惧する里城副総理(石橋蓮司)の対立構造だ。

誰が国家機密を新聞社にリークしたのか。その疑いをかけられる天海だが、一度腹を括った彼は強い。大学からの盟友である常盤にも真実を明かさず、東山総理と里城副総理を上手く転がして危機対策を円滑に進める。

「何も起きなかった時は、壮大な避難訓練は終わりましたって言ってみんなで乾杯すればいい」

もしこれだけ国民を不安に陥れて、関東沈没が起きなかったら?と不安を抱える椎名に放った言葉には天海の覚悟が滲む。きっとこんな頼もしく、安心して日本の未来を預けられるリーダーを誰もが待っているはずだ。



しかし、天海の動向を密かに追っている人物がいた。その人物は関東沈没説の記事を書いた椎名と親しげに話す天海の写真を、東山総理に送りつけのだ。

天海の足を引っ張る人物の顔は見えていなかったが、おそらく内閣官房長官の長沼(杉本哲太)だろう。

長沼は東山総理のサポート役である一方、里城副総理にも頭が上がらず、対立する二人の間で器用に立ち回ってきた。かたや一官僚であるにもかかわらず、環境問題への造詣が深く東山総理から頻繁に意見を求められ、里城副総理からの妨害も上手くかわす天海の存在は、長沼にとって脅威となるだろう。

このことで天海は東山総理と常盤の信頼を失い、未来推進会議のメンバーからも外されてしまう。

失意のどん底に落ちた天海は地方へバスで避難する妻と娘を見送り、同じく母を送り出した椎名と遭遇。その帰り道、ついに恐れていた関東沈没が始まってしまうのだった。

ビルは崩れ落ち、道路はどんどんと崩壊していく。思わず息を呑むような光景に二人は立ち竦むも、すぐ我に返って走り出した。

第5話の次回予告では、常盤が中心となって奔走する姿が映し出される。しかしながら、そこに天海の姿は見えず、視聴者の不安を煽る。果たして誰よりも危機を感じ、国民と日本の未来を守ろうとした天海は無事なのだろうか。

「日本沈没ー希望のひとー 」第4話ストーリー



新聞に「半年以内に関東圏沈没」の記事が出た。
里城副総理(石橋蓮司)や長沼官房長官(杉本哲太)がネタ元の特定に躍起になっている中、東山総理(仲村トオル)は椎名(杏)を呼び出し問い詰めるが、椎名は東山が会見をするべきだと伝える。

その後、天海(小栗旬)とも話した東山は、会見を開くことを決意。そこで、時期や確率は明確にしなかったが、関東沈没の可能性が総理の口から語られたことで、人々は大混乱に陥る。

東山の命により危機対策が日本未来推進会議に委ねられて、常盤(松山ケンイチ)を中心に迅速な対応が進んでいく。

そんな中、ワイドショーで関東沈没の現状を赤裸々に話す田所(香川照之)。
それは東山が発表していない情報で、勝手な告発に常盤は怒りを抑えられない。一方で毎朝新聞にリークしたのも天海ではないかという疑念がぬぐえずにいた。

二人の仲に不穏な空気が漂う中、二人は企業からの支援を募るために、経団連会長の生島(風間杜夫)に会いに行った。
しかし、そこには思いがけない人物が…。

(文:苫とり子)


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