「真犯人フラグ」第5話速攻考察!:やはり真犯人は凌介の”すぐそば”に?真帆の傘の持ち主が判明(※ストーリーネタバレあり)
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西島秀俊主演の新日曜ドラマ(日本テレビ系)「真犯人フラグ」が2021年10月10日(日)放送スタートした。
秋元康が企画及び原作、「あなたの番です」制作スタッフが手掛ける本作は、平凡なサラリーマンが家族の失踪を機に日本中の注目を集め、“真犯人フラグ”をたてられながらも、真実を追い求めていくノンストップの考察ミステリー。
本記事では、第5話をもとにcinemas PLUSのドラマライターが考察を重ねていく。
「真犯人フラグ」第5話終了時点での考察
凌介(西島秀俊)宅の部屋の窓を突き破って、篤斗(小林優仁)のサッカーボールが飛び込んできた。真帆(宮沢りえ)が描いた、アニメ「シベツ」のマークがあることから、篤斗のボールであることは間違いない。誰かが凌介を目掛けて蹴り入れたのだ。
瑞穂(芳根京子)の言うとおり、これまでの「冷凍遺体」「ローファー」「スマホや指輪」などの手口と比べると、少々好戦的なやり口である。少し気になるのは、瑞穂が「課長の家は4階でしたよね?」と確認していたこと。彼女が相良家に来たことはなかったはずだが、凌介はこの事件を機に、自宅が何階にあるかも瑞穂に話したのだろうか?
何はともあれ、マンションの4階に向かってボールを蹴り入れるのは、警察の聞き込みによると「サッカー経験者であれば可能な範囲」とのこと。
ボールを蹴り入れられるわ、通りすがりの「正義中毒野郎」に飲むゼリーをぶちまけられるわ、踏んだり蹴ったりな凌介。そんな凌介が気にかけているのは、ドライブレコーダーに映った真帆・篤斗・光莉(原菜乃華)の映像である。とある違和感から、例の赤いデザイン傘を持って篤斗の手を引いているのは、真帆ではない別の女性である可能性が出てきた。
凌介が抱いた違和感とは、以下である。
・真帆は決して篤斗に車道側を歩かせない(映像では篤斗が車道側を歩いている)
・篤斗が小学3年生の頃から、恥ずかしがって手を繋いでくれなくなった(映像では真帆と篤斗が手を繋いでいる)
映像に映っている女性が真帆とは別人だとしたら、彼女こそ誘拐犯である可能性が高い。凌介からその知らせを受けた警察は、すぐさま捜査に動いてくれることになった。
そんな警察が疑いの目を向けていたのは、菱田朋子(桜井ユキ)である。明らかに怪しい挙動に加え、今話の終盤ではなんと真帆の赤いデザイン傘を所有していることが判明した。前回では押し入れに何かを隠している描写もあったことから、これはもう明らかに、彼女が犯人だと断定してしまいたくなる。
しかし、繰り返すがこのドラマの制作陣は「あな番」を送り出してきたチームと同じなのである。まだ5話の時点で決定的な証拠を出してくるとは考えにくい。
怪しい人物は、まだまだいる。
橘一星(佐野勇斗)と瑞穂の仲が急激に進展している。凌介抜きで犯人探しをする同盟を組む動きも見られた。なぜ凌介がいない場所で事を進める必要があるのか?
作中で言われていた通り、確かに凌介は人が良すぎるあまりに、他人を疑うことを知らなすぎる。良い意味で素直、悪い意味で騙されやすいのだ。彼を介さずに捜査や推理を進めた方が迅速に進むと考えるのも、わかる気がする……。
そんな一星たちの手柄により、冷凍遺体の件を流出させたSNSアカウントが判明した。「アフロディーテの下僕」という、実に胡散臭いアカウント名だ。アフロディーテとは、ギリシャ神話における「美と愛の女神」とされている。その下僕、ということは……?
このアカウントの発言を追う限り、誰かに片想いをしており、嫉妬心にかられていることが推測できる。ここでふと思い出されるのは、今話で二度登場した、前野朋哉演じる謎の男だ。初登場にして、実に思わせぶりなタイミングで顔を表している。
彼がその「アフロディーテの下僕」なのか? 少なくとも、無関係で終わることはなさそうだ。
果たして、映像に映った真帆らしき女性は、本当に別人なのだろうか。
別人だとしたら、一体誰なのだろう。やはり、真帆の傘を所有していた菱田朋子? だとすると、少々簡単に転びすぎな気もする。
凌介の存在を、「殺したいほどに」憎んでいるのは、朋子か、それとも、真帆なのか。
「真犯人フラグ」第5話ストーリー
凌介(西島秀俊)の家に蹴り込まれたサッカーボール。篤斗(小林優仁)のものだと思った凌介は、サッカー教室へ向かい、コーチの山田(柿澤勇人)に話を聞く。山田によると、篤斗は失踪直前にサッカーボールを持って帰っていた。誘拐された時点で篤斗はサッカーボールを持っていた可能性が高い。誘拐犯がボールだけ“返却”したのか…?サッカー教室を出た凌介を、謎の男(前野朋哉)が見つめていた――。
サッカーボールの一件を凌介から聞いた瑞穂(芳根京子)は、これまでとは少しやり口が違うと指摘。送り付けられた少年の冷凍遺体、新居の建築現場に埋められた光莉のローファー、トンネルに置かれた光莉のスマホや付近で発見された真帆の指輪、これらは犯人が自らの身の安全を確保した上で行っている。しかし、サッカーボールを蹴りこむ行動は、犯人が凌介の近くまで来る危険を冒している。さらに、凌介が住んでいるのは団地の4階。そこに正確にボールを蹴り入れる能力を持つ人物は、サッカー経験者の可能性が高いと考えられた。瑞穂と電話していると、いきなり路上で何者かに、得体の知れないものをかけられる凌介。物理的な危害も加えられ、危険は加速していく…。
一方、瑞穂は一星(佐野勇斗)から、オンラインサロンのオフ会に誘われた。一星は瑞穂に「同盟を組みたい」と、時と場合によっては凌介抜きで誘拐事件の手掛かりを探すことを持ち掛ける。その真意とは…?
そんな中、復活したぷろびん(柄本時生)が新たな動画を投稿。ぷろびんは動画の中で「そろそろ自首する時なんじゃねえのか?」と凌介を諭す。動画の元ネタは“関係者が語る、炊飯器旦那への疑惑”というネット記事。凌介のある行動がまたも裏目に出て、自作自演説が加速。ネットでは、動画とネット記事がどんどん拡散されていく。
凌介は、ドライブレコーダーに映った真帆(宮沢りえ)と思われる赤い傘の女性と、手をつなぐ篤斗の画像を見直して、何か違和感を覚える。しかし、どこに違和感があるのか、見つけられないでいた。行き詰まった凌介は瑞穂と一星の意見を聞くため、2人を「至上の時」に来てほしいと呼び出す。凌介が出かけようとした時、朋子(桜井ユキ)が訪ねてきて――!?
(文:北村有)
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