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2021年11月18日

「SUPER RICH」第6話レビュー:衛がついにゴールイン!?予想外の展開続きで心が追いつかない(※ストーリーネタバレあり)

「SUPER RICH」第6話レビュー:衛がついにゴールイン!?予想外の展開続きで心が追いつかない(※ストーリーネタバレあり)



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江口のりこが主演、赤楚衛二が共演する「SUPER RICH」が2021年10月14日より放送スタート。

お金はあっても愛に飢えた孤独な女社長と、愛はあってもお金がない貧乏専門学生。真逆の2人が出会い、会社に襲いかかる困難を次々と乗り越えて前へ進んでいく姿に元気づけられること間違いなし! 

毎分、毎秒でめまぐるしく変化していく登場人物たちの心情と、原作のない完全オリジナルドラマだからこその予測不能かつスリリングなストーリー展開をお見逃しなく!

本記事では、第6話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「SUPER RICH」第6話レビュー

優(赤楚衛二)か、空(町田啓太)か。一体、衛はどっちのことが好きなの? 空と抱き合ってたってことは、そっちの方に惹かれてるの? とヤキモキしながら終わった前回。なんと、ついに衛が優と結ばれた……!?



6話で一体、何が起こったのか。予想外の展開続きで頭も心も追いついていないが、整理していこう。

「三日月モバイル」との電子書籍出版提携を結ぶべく、あの手この手を繰り出し続けるスリースターブックス。優が留学中に交流のあった森ノ宮大吾(矢野聖人)に何度かアプローチするも、大河一郎専務(田山涼成)の息がかかった企業はなかなか動かせそうにない。



優の「熱意で揺さぶる作戦」も失敗に終わってしまう。「本当にやりたいことはなんですか?」といった問いにも「そんなのないよ」「君を突き動かすものは何なんだろうね?」と冷静な大吾。どうすれば、この高すぎる壁を超えられるのだろうか……?

そんな矢先、高齢者施設に入所していた衛の祖母が危篤となり、息を引き取った。

父方の祖母は、衛が幼い頃から彼女の母親につらくあたっていた。認知症気味で施設に入所した後も、衛のことを「疫病神」扱い。優の計らいにより、亡くなる前に一目会うことは叶ったが、それでも祖母が心を入れ替えていることはなかった。

祖母の葬儀に参列したのは衛一人。親族含め、祖母のことを慕っていた人は皆無だったということだ。

「悲しくないけど、かわいそうです」

たとえ裕福な生まれで捨てるほどのお金を持っていても、愛情に恵まれなければ死ぬ時は一人かもしれない。どれだけお金に困らない生活だったとしても、あまりにも侘しい最後だ。

誰よりも優しく、衛のことを想っている優は、衛の祖母の葬儀にも参列。きっと、これが衛の心に響いた一撃になったのだろう。



身内の不幸があっても、仕事は止まらない。

三日月モバイルとの提携は諦めるしかないのか……。誰もが心折れかけていた時、またしても糸を手繰り寄せたのは優だった。

空から借りた200万返済のため、出前配達のアルバイトを始めた優。たまたま違法カジノの現場へ配達に向かった縁から、大河専務が違法カジノに関わっていることを暴く。「僕が賭けに勝ったら、衛さんに謝ってください。たくさん失礼なことを言いましたよね」と迫る優、カッコ良すぎた……。

衛が「好きです」と陥落するのも納得である。ここまで威力のある打撃を連発されたら、まともに立ってはいられない。

筆者としては、もう少し空にも頑張ってほしいところだった。思っていたよりも潔く身を引いてしまうんだな……と寂しく思っているのは、筆者だけだろうか?

晴れて両思い同士となった優と衛。「好きだけど、それは付き合うこととイコールなの?」と若干飲み込めていない様子の衛だが、それはそれで衛らしい気もする。

今吉(中村ゆり)の思いは伝えられないまま終わってしまうのか?
妊娠しているらしい鮫島(菅野莉央)の動向は、今後の物語にどう関わってくるのか?
次回明らかになるらしい、一ノ瀬(戸次重幸)とは別の裏切り者の正体とは?

まだまだ気になる点が盛り沢山である。次回を楽しみに待ちたい。

あ、挿入歌の「ミズキリ」、良かったですね。


「SUPER RICH」6話のストーリー



氷河衛(江口のりこ)は宮村空(町田啓太)に抱きしめられた。ちょうどそこに、酔い潰れた碇健二(古田新太)を連れた春野優(赤楚衛二)が帰ってくる。問いただそうとする優と空は言い争いになり、衛は2人を仲裁する。優は衛に、実家のために空から金を借りた事を伝え、借金返済のため、夜間のアルバイトを始める。

そんな中、『スリースターブックス』は『三日月モバイル』への提携企画を再提出することになる。優は東海林達也(矢本悠馬)、田中リリカ(志田未来)たちと新たな企画書を森ノ宮大吾(矢野聖人)に見せるため会社に乗り込む。だが、『三日月モバイル』は専務の大河一郎(田山涼成)に牛耳られ、彼の息のかかった社員ばかり。優たちと同行した城戸密(結木滉星)は、彼らに社員たちがいる前で余計なことを話さないようにと釘を刺し…。

(文:北村有)

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