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2021年12月10日

「ドクターX」第9話:蜂須賀(野村萬斎)の秘密!未知子が誓う「私、失敗しないので」(ストーリーネタバレあり)

「ドクターX」第9話:蜂須賀(野村萬斎)の秘密!未知子が誓う「私、失敗しないので」(ストーリーネタバレあり)



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「私、失敗しないので」でおなじみ、米倉涼子主演の木曜ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シーズン7が、2021年10月14日(木)より放送を開始。

類まれなる技術を持った、フリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)が、無理難題と思える手術を華麗にこなす様が魅力の本作。前シリーズに引き続き、東帝大学病院の外科部長・海老名敬(遠藤憲一)や、外科副部長の加地秀樹(勝村政信)なども登場する。

本記事では、その第9話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第9話レビュー



前回の約束通り、未知子(米倉涼子)を回らないお寿司屋に連れてきた蜂須賀(野村萬斎)。大将とは長い付き合いらしい(小堺一機さんだって気づかなかった…)。寿司を食べる未知子をにこやかに見つめているが、蜂須賀はほとんど食べない。会計時に未知子に先に出ていいと伝え、背中を押さえて顔をしかめていた。何かの病気なのだろうか。

蛭間(西田敏行)の妻・華子が病院に訪れる。不調を訴えるが、蛭間も海老名(遠藤憲一)もこの間検査したばかりだろうと真面目に対応しない。帰ろうとする華子を見かけた未知子は「大丈夫? 顔色悪いよ」と心配し、検査を受けさせる。



蛭間が大変そうなのを気遣った華子が「もし病気でもあの人には言わなくていいわ。何か今大変そうみたいだし」と言うのに「妻の病気より大変なことってこの世にある?ないでしょ」と、サラッと返す未知子が素敵だった。

結果、華子は手術の難しいすい臓がんだった。この期におよんで「僕でも難しい」と言える興梠、すごいな。君今のとこ、このドラマで何もなしてないぞ。手を挙げた未知子に、GOを出す蜂須賀。何となく、蜂須賀は華子と同じ病気なのかな? と思った人も多かったのではないだろうか。

予想通り、華子は手術中に危険な状態に。
「引き返せるわけないでしょ」と言う未知子に、手術に臨む決意を感じた。

一時は「こんな手術、するべきではなかったんだ」と言った蜂須賀も
「何としても、何としても患者を救うのです」と呼びかける。

「私、失敗しないので」が重かった。

手術は成功し、屋上で話す未知子と蜂須賀。
未知子は蜂須賀の病気に気づいていた。食欲がないのも、痛みに耐えていたのもお見通しだったのだ。

レントゲン写真を見て難しい顔をする未知子を見て、落胆する蜂須賀。
外科手術を必要としないケミカルサージェリーを推進していたのは、手術に100%はないと知っていたからだった。だが、内科的な治療は蜂須賀には利かなかった。

「今日のオペより厳しいね。でもはっち(蜂須賀)の好きな100%にするよ。私、失敗しないので」

何と頼もしい……。二人の間に友情に近いものを感じた瞬間だった。実は寿司屋に戻って、大将に蜂須賀の話を聞いていた未知子。蜂須賀は出世にもお金にも興味がなく、ずっと海外への支援を続けていた。

今クール始まったときは完全に悪役に見えたのに、見事に印象が逆転して驚いた。周りに興味なさげに見えて、本質を見抜いた未知子。あらためてかっこいい。

なんと新型コロナウイルスより感染力の高い伝染病が発生し、少し前に東帝大学病院を訪れた人が感染していることが発覚。さらに、蜂須賀は彼と濃厚接触してしまっていた。次週、自分のことをそっちのけで、人々を救おうとする蜂須賀。し、死なないでくれ……!

「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」第9話ストーリー


念願だった「感染研究センター」の完成を目前に控えた「東帝大学病院」の「メディカルソリューション本部」長・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)は、大門未知子(米倉涼子)を誘い、昔なじみの大将(小堺一機)が営む鮨屋「十兵衛」へ。世界中の“未来の命”を感染症から救うため、医師人生のすべてを捧げてきた蜂須賀は、自らの理想と今後のプランについて熱弁をふるう。ところが未知子を店から見送った直後、ふと蜂須賀の顔色が変わり……!?

そんな中、蜂須賀は“組織の腐敗”をも防ぐため、強硬手段に出る。なんと院長代理・蛭間重勝(西田敏行)から権力を剥奪すべく、アメリカにいる病院長と秘密裏に協議。病院長以外の役員の任期を1期1年に制限すると決定したのだ!

もちろん、今も昔も“権力の権化”である蛭間が、素直に引き下がるわけがない。具合が悪いと言って来院した妻・蛭間華子(藤真利子)のことも「気のせいだろ」とぞんざいに扱い、反撃の策を練ることだけに集中する蛭間。ところが……。

帰宅しようとする華子と出くわした未知子は、即座に異変を察知し、検査を敢行。その結果、華子が重度のがんを患っていることが判明する!

しかもその病状は、医局の誰もが手術適応外だと判断せざるを得ないほどだった……。だが、未知子は「私なら切れる」と断言。これまで先陣を切って内科主導のケミカルサージェリーを推し進めてきた蜂須賀も、どういうわけか未知子による外科手術にすんなりGOサインを出し……!

次から次へと起こる予想外の出来事。そんな中、日本はもちろん世界にも激震が走る!? 

やがて「東帝大学病院」内で“あってはならない一大事”が発生してしまう――。

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(文:ぐみ)


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