お笑い

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2022年01月16日

空気階段・鈴木もぐらのイメージを覆すトリビア20

空気階段・鈴木もぐらのイメージを覆すトリビア20

【特技編】

朗読が上手

面白いコント師を思い浮かべると、声が良い人が多い。もぐらさんも、その一人だ。その良い声で、情緒・哀愁たっぷりにリスナーからのメールを読んだり、コントで刑事を演じたりする。今後はナレーションの仕事も、多く舞い込むのではないだろうか。

相方のかたまりさんが執筆した小説を朗読した際も、その才能は遺憾なく発揮されていた。


ボーリングのアベレージは80だけど、卓球は得意

フジテレビONEの「ドリームスシリーズボウリング 芸人オールスターチャンピオンボウリング2020」に出演した空気階段。

番組内で、もぐらさんのボーリングのアベレージは80、ハイスコアは120と紹介され、ガターを連発していた。(ちなみにかたまりさんのアベレージは130で、ハイスコア150)

ボーリングに関してイマイチな戦績のもぐらさんだが、実は卓球は得意。

中学時代は卓球部に所属し、地元千葉県の強化試合では福原愛選手と対戦する相手に選ばれた。

しかし、卓球少女・愛ちゃんの壁は厚く、結果は惨敗。翌日の新聞には、愛ちゃんに負けた中学生として紙面にちょこっと載ったそう。

将棋が得意

小学校の頃から将棋を指し始め、高校時代は卓球部に所属。現在はアマチュア二段の腕前を持つもぐらさん。時間があれば将棋道場に足を運び、将棋を愛する一面も持つ。

相手の戦法を読みながら、実際に将棋を指すもぐらさんの姿は圧巻だ。


【苦労話編】

下積み時代、家電はラジオのみ

芸人としてのキャリアが浅い頃、もぐらさんは高円寺17,000円のアパートに住んでいた。その部屋には冷蔵庫もテレビもなく、電気が止められた時には文字通り真っ暗な日々。もぐらさんの心を唯一灯したのは、電池でも動くラジオのみだった。しかも電波の状況からかTBSラジオしか聴けなかったそう。

この時期に、もぐらさんのラジオ愛は深まった。その一方で芸能人・著名人情報に疎くなるという事態に…。名前は聞いたことがあっても、その芸能人がどんな顔か分からないことが多発。

「武井咲さんって、こんなに美人なんだ!」

「け、ケンティー…(って誰)?」

テレビがない生活が長かったもぐらさんにとって、今活躍する芸能界の景色はとても鮮やかに見えているに違いない。

家族想い

もぐらさんの幼少期は、どこを切り取っても劇的でエピソードに事欠かない。

両親の離婚・再婚・離婚…。

もぐらさんが9歳の時に生まれた妹・みーちゃん。そんな妹から「あんちゃん」と呼ばれるもぐらさん。ドラマ「ひとつ屋根の下」の江口洋介を彷彿とさせる呼ばれ方に、思わず頬が緩む。

ちなみに一年ちょっと前まで、もぐらさんはお母さんとみーちゃん、そしてみーちゃんの子ども達と一緒に実家で暮らしていた。

特に筆者が好きなのは、移動販売のメロンをもぐらさんが実家に買って帰った時の話。店員さんの売り方が上手く、もぐらさんはメロンを2つ購入して帰宅。このメロンの価格が相場とくらべて安いか高いかが気になっていると、お母さんに話すもぐらさん。

息子が買ってきたメロンを切り分けながらもぐら母が発した言葉は、お金では買えないメロンの価値を照らす一言だった。

空気階段の踊り場 #165【本編】メロンの価値

自分を育ててくれた母親や9つ下の妹も大事に思っているもぐらさんだが、自分で築いた家庭(妻・息子2人)も、もちろん大事にしている。現在、奥さんと息子さん2人は、奥さんのご実家がある北海道で生活中。一方、もぐらさんは都内の高円寺で生活しているため、単身赴任のような状態だ。別々の場所で暮らしていたが、間も無く4人での生活がスタート。新たなパパエピソードが個人的にとても楽しみだ。

足洗い用石鹸を常備

「足がくさい」と、よく言われるもぐらさん。コントで裸足になることも多いため、最近では常に足洗い用石鹸を携帯している。

昔は「足も体もくさくていいじゃない。にんげんだもの」と言わんばかりに、風呂に入らない日々を送っていたが、人気者の階段を登るにつれて(かたまりさんや奥様の力もあり)まわりに対してエチケットの気持ちを持つようになった。


【性格編】

先輩を立てる

「クズ」と聞くとどうしても無礼で薄情、自分のことしか考えていないといったイメージがつきまとう。しかし、もぐらさんに当てはまるクズの要素として、金銭面や時間にだらしない事はあっても、人と接する際に悪意のある行動はしない。

むしろとても謙虚で、自分より芸歴が長ければ敬語というマイルールもしいている。

また、応援し続けて気づいたことだが、先輩を悪く言うことももぐらさんはほぼ無いように思う。

むしろ、芸人仲間の誰かが先輩をイジった発言をした場合に「いや、そんなこと言うなよ」と諌める場面を何度も見た。

借金をしたり、うっかり遅刻したりでまわりの人を困らせることはあっても、誰かを故意に傷つけたりすることはしない、それが鈴木もぐらさんだ。

先輩が苦しんでいたら、さりげなく横に座り腹を叩いて一緒に時を過ごす。もぐらさんを知れば知るほど、まわりから愛されている人だとつくづく感じる。

歯のトラブルが多くても楽観的

もぐらさんは今、奥歯6本以上欠けたり失ったりした状態で生活している。そして「体のパーツの中で、歯だけ多すぎる」と独自の理論を提唱。

これを書いてる最中に、さらに歯が抜けている可能性もあるが、もぐらさんは歯を失うことを憂いていない。憂うどころか、2021年のM-1王者・錦鯉の長谷川まさのりさんも奥歯が複数ないことに乗じて「歯無しの時代が始まっている!」と勢いづいている。

あぁ…歯無し話で脱線してしまった…。

ちなみに最近、歯が欠けたときにもぐらさんが口にしていたのはポテトサラダ。その前は、デニッシュパン。さらにさかのぼるとミルクティーやお茶を飲んでいる瞬間に歯がポロッと取れたという。デニッシュパンの時は、まさか自分の歯が抜けたと思わず、パンに異物が混入していると思いこみパン屋さんに一瞬クレームを言おうかと思ったほど。それくらい自然にハイペースで歯を失っている様子を聴くと、ファンとしては将来の姿を案じてしまう。

ありのままを受け入れる達観力

突然ですが問題です。

第一問。あなたは、寝坊して大幅に遅刻をしています。仕事に向かっている新幹線の車内では、どのように過ごしますか?

第二問。もしあなたが占いで「突然死に注意」と言われた場合、どんなリアクションをしますか?

この問題に鈴木もぐらさんを当てはめると、遅刻した新幹線車内では無心にじゃがりこを食べ、突然死に注意と言われたら「“どうにもなんないすからね…”と答える」が正解となる。

遅刻をしても突然死に注意と言われても「焦ってもどうしようもない、変えられない」と、もぐらさんはありのままを受け入れる。この達観力に憧れている。

サインがかわいい

もぐらさんのサインは、芸名である「もぐら」を彷彿とさせるものでとても可愛らしい。また、もぐらさんは読みやすくてキレイな字を書く。今後、番組で何かフリップに書いて発表するもぐらさんを見かけたら、ぜひ手書きの文字にも注目して頂きたい。

不完全な人に寄り添う優しさ、人間愛

「人生こんなはずじゃなかった」「なんでこんなことになってしまったんだろう…」

生きていると、いろんなことが起こり自分のダメさや不甲斐なさ、世間の理不尽さに落ち込むことがあるだろう。

そういったときは、とりあえず何も考えずに空気階段のコントを見てほしい。

2人のコントは、人の弱さ・コンプレックスなどに、いつでも寄り添ってくれる。特にもぐらさんはコントの中で「こんな人生もあるよね!」と笑い飛ばしてくれるはずだ。

馬鹿馬鹿しいけれど愛おしい人生が、空気階段のコントにはたくさん存在している。

コントを見終わってしばらく経った後も「あのキャラクターは、今ごろ何してるかな…?」と考えてしまう自分がいる。


…と、いちファンが語りすぎてしまった。


とりあえず2022年の間に、もぐらさんがクズキャラから脱却することを願ってやまない。

にんにんどろん!

お付き合いありがとうございました!

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