マヂラブ・空気階段らが名前をあげたキングオブコントファイナリスト「いぬ」に注目!王者との共通点も
きたる10月8日(土)に行われるキングオブコント2022。先日、決勝へと駒を進めたファイナリスト10組が発表された。その結果を受け、同業者の芸人仲間から一際喜びの声があがったコンビをご存知だろうか?
それは有馬徹と太田隆司からなる、吉本興業所属のコンビ「いぬ」だ。
昨年のキングオブコント王者の空気階段は、今年の注目コンビとして2人とも「いぬ」と答えた。
「いぬ」の同期にはニューヨーク・鬼越トマホーク・おかずクラブ・デニスといった、そうそうたるメンバーが並ぶ。共に劇場で切磋琢磨してきたニューヨークは「いぬ」を東京NSC15期の最終兵器と称する。ここからは「いぬ」が、どんなコンビなのかを紹介していきたい。
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同級生コンビの「いぬ」
宮崎県の高校で出会った、同級生コンビの「いぬ」。2人はともにラグビー部に所属し、高校3年の時に高校生お笑いNo.1を決める「M-1甲子園」に軽い気持ちで参加。宮崎県予選を勝ち上がり、決勝では大阪のお笑いの殿堂「なんばグランド花月」の舞台に立つ。今活躍している芸人の中でも、高校生で「なんばグランド花月」の舞台を踏んだコンビは、そういないのではないだろうか。それくらい「いぬ」のスタートダッシュは早かった。
ただこの「M-1甲子園」決勝でネタが飛んでしまい、惜しくも優勝を逃す。そこからNSC(よしもとの養成所)に入学しプロとして活動し始めるも、これまでなかなか脚光を浴びることはなかった。
しかし長年に渡って自分たちのスタイルを貫き、ストイックに笑いを追求し続けた「いぬ」。そんな2人の姿を間近で見ていた芸人仲間からの信頼は厚い。同期の芸人だけでなく、先輩・後輩、事務所の垣根を超えて愛されている様子は、2人のお笑いに向き合う姿勢や人の良さが伺える。
そんな2人の特徴やキャラクターをそれぞれ見ていこう。
ヒゲがトレードマークの太田さん
顔半分がヒゲなのではないかというくらい、濃いヒゲがトレードマークの太田さん。2020年の自粛期間をきっかけに伸ばしはじめ、今ではすっかり板についている。
2020年のM-1グランプリの王者・マヂカルラブリーの野田さんは自身のラジオで「いぬ、頑張ってほしい」とコメント。というのも太田さんは、野田さん発案のクリスタルジムでトレーナーとして勤務する、マッチョ芸人の一面を持つ。下記動画では、腹筋の鍛え方を分かりやすく教えてくれている。
また、身長153cmと小柄な体型の太田さん。家族全員小柄な体型で、家族内では太田さんが一番長身で「電球を替える担当」だったそう。
この太田さんの小柄さと筋力を武器にした芸がある。太田さんが三点倒立している上で、相方の有馬さんがキーボードを弾くネタだ。一度見たら忘れられないインパクトがある。
和尚キャラになりきり人生相談を受ける有馬さん
一方、ネタ作成担当の有馬さんは「光希和尚」というキャラクターになりきり、人生相談を受けるYouTubeをやっている。(最近あまり更新されておらず、個人的に残念…) 無料メールマガジン会員に登録すると、 無料のメールマガジン会員に登録すると、
光希和尚は主に芸人仲間の悩みに寄り添い、ためになる言葉をたくさんくれる。ほっこりした気持ちになりたい時や、穏やかな笑いが欲しい時にオススメの動画だ。
ちなみに光希和尚は基本的に柔和な方だが、相談内容によってはまるで家族のような厳しさで相談者に語りかけることもある。有馬さん自身が仏教を勉強しながら光希和尚に扮していることもあり、本物の和尚さんだと思いこんで見ている人もいるのではないだろうか。
それくらい光希和尚の説法は、心に響くものがある。大それたドッキリや暴露などない平和な動画だが、真摯に相談に答える和尚がクセになる。
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