<鬼滅の刃 遊郭編>宇髄天元がカッコイイ「3つ」の理由

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2022年2月13日についに最終回を迎えるテレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編。無限列車での任務を終えた炭治郎たちが、音柱・宇髄天元とともに次なる任務にあたる様子を描いた物語だ。

遊郭編は、映像の鮮やかさなどもこれまでの物語とは異なり、独自の魅力を持った作品になっている。

本記事では、この作品で炭治郎たちとともに活躍する音柱・宇髄天元の魅力について掘り下げたい。

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1:圧倒的な顔の良さ

まず言うまでもないが、見た目がカッコイイ。切れ長の目に整った口元、さらに身長198cm95kgの体格。道ですれ違ったら間違いなく振り返ってしまいそうな色男だ。これだけの体格のキャラクターだと、顔までいかつく描かれることも多いが、そうはならないのが宇髄さんのずるいところ(褒めてる)。

元忍の反動で派手好きとなり「祭の神」を自称している彼は(祭の神とは……)、身につけているものにもこだわりがある。宝石の入った額当てに左目には赤い火花が散ったようなメイク、両耳に複数ついた金のピアス、ネイルは黄緑とピンクが混ざった赤を交互に塗っている。ともすれば奇抜になってしまいそうだが、天性のビジュアルの良さで全く負けていないところがさすがである。

さらにさらに、着飾っていなくてもカッコイイのだ。遊郭潜入するため、一般人に化けた宇髄さんは、シンプルな着流し姿だがかっこよくて色気もあった。素材がいいってこういうこと……! あまりの彼の色男っぷりに、女装して不細工に厚塗りされた炭治郎や善逸も店に引き取ってもらえたほど(伊之助は素材の良さを見抜いた女将にスカウトされた)。

自分でも「俺は派手で華やかな色男だからな」と言うところが最高。自分で自分がカッコイイことを知っている自信もまた素敵だし、戦闘中宇髄の見た目や体格を羨ましがった上弦の鬼・妓夫太郎相手にこれを言って煽っていくスタイルが好きすぎる。

アニメ遊郭編は、宇髄さんがいること、舞台が遊郭ということからこれまでのシリーズとはひと味違った、華やかな色彩も楽しめる“派手な”作品となっている。

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–{アニメでより際立つ、パワー・スピード・美しさを兼ね備えた戦闘力}–

2:パワー・スピード・美しさを兼ね備えた戦闘力

宇髄さんの戦う姿も大変カッコイイ。柱なので当然強いのだが、音柱・宇髄さんならではの戦闘スタイルが、アニメで色や動きや音がついたことでより魅力が伝わる形となった。

まず、パワーがものすごい。かなり重そうな自身の武器を、刃の部分を持って指だけで制御し、上弦の鬼・妓夫太郎を「どういう握力してやがる」と驚かせたほど。

大柄だが戦闘スタイルがパワー一辺倒でないところもいい(大柄という点では、さらに上をいく悲鳴嶼さんが柱の中にはいるが)。元忍だからか本人の元からの才能か、スピードも半端ない。蝶屋敷から遊郭に向かう際、あっという間に走り去り炭治郎・善逸・伊之助を驚かせた。さらに遊郭で屋根の上を移動する際も、体格を感じさせない舞うような身軽さだった。

あまりのスピードに、妓夫太郎との戦いはガンダムのMS(モビルスーツ)線を見ているようなエフェクト。耐性があるとはいえ猛毒を受けた後なのになお速いところがすごい。煉獄さんといい、柱の力の桁違いさをあらためて目の当たりにする。

アニメ10話で見せた「「譜面」が完成した!!!勝ちに行くぞォオ!!!」のシーンは鳥肌が立つほどかっこよかった。独自の戦闘計算式で、敵の攻撃動作を音に変換し、隙や癖まではわるというもの。顔もいいし強いし速いうえに頭もいいし芸術的なんて、本当に非の打ち所がない人だ。

戦闘で左手を失ったにも関わらず、筋肉で心臓を止め、次の手を考えていた冷静さも持ち合わせているところがかっこよすぎる。相手を煽ったり強がりを言ったりはする一方で戦闘中終始冷静なのも宇髄さんのかっこよさだ。

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–{いちばんカッコイイのは……}–

3:内面・心の強さ

宇髄さんがカッコイイ一番の理由は、その内面にあると思う。

自分の生き方を自分で決めた強さ

忍の家系に生まれた宇髄さん。9人いた姉弟のうち3人は、年齢一桁のうちに父に課せられた厳しい任務で命を落とし、残り6人は相手が誰かわからない状況で殺し合いをさせられた。その事実を知ったとき彼は愕然としたが、もう一人だけ生き残った弟は父と同じように「部下は駒、妻は後継ぎを産むためなら死んでもいい、ひたすら無機質」だった。

「俺はあんな人間にはなりたくない」と強く思った宇髄さんは、3人の妻を連れて里を出た。子どもたちに殺し合いをさせるような父なら、背いた息子に何をするかわからない。そういったリスクも覚悟したうえで、自分の生きたいように生きると決めたのではないだろうか。

自分を取り巻く環境に抗えず、結果鬼になってしまった人間も大勢描かれるこの作品だからこそ、自ら環境を変えた宇髄さんのエピソードは印象深く胸に刺さる。

周りの人を信じ、大切にしている点

また妻たちに話した、命の順序の話も印象的だ。

「俺は派手にハッキリと命の順序を決めている。まずお前ら三人、次に堅気の人間たち、そして俺だ」

親に決められた3人の妻だが、堅気の人たちよりも大切だと断言した宇髄。妻たちは忍の世界で男以上に駒として扱われ、自分の命を軽いものだと教え込まれてきた。だが「自分たちを大切にし、命を大切にしろ」と言ってくれる宇髄に深く感激している。彼と妻たちは固い絆で結ばれているのだ。

宇髄さんもまた、そんな自分の生き方に対し「つらいね天元、君の選んだ道は」と労ったうえで「ありがとう、君は素晴らしい子だ」と認めてくれたお館様に感謝している。

さらに、自信家な一方でさまざまな人を尊敬し大切にしてきた点も素敵である。

アニメ第8話で妓夫太郎に「お前違うなぁ。今まで殺した柱たちと違う、お前は生まれた時から特別な奴だったんだろうなぁ。選ばれた才能だなぁ」と言われたときの返しが、彼がどんなことを感じて生き、戦っているのかを表していた。

「才能? ハッ俺に才能なんてもんがあるように見えるか? 俺程度でそう見えるならテメェの人生幸せだな」

「俺が選ばれてる? ふざけんじゃねぇ。俺の手の平から今までどれだけの命が零れたと思ってんだ」

自分の力が及ばず救えなかった人たち、自分よりすごいところを持った柱たち、そして自分の身を挺して自分以外一人も死人を出さなかった煉獄さんを思って出た言葉だった。この回の次回予告、アニメオリジナルの煉獄さんとのやり取りには涙せずにいられなかった。強いだけでなくお互い尊敬し信頼し合っている柱、あらためて素晴らしい……。

炭治郎たちのこともずっと貶し続けていたのに、妓夫太郎に対して「こいつらはみんな優秀な俺の継子だ……」と褒め、誰かが動けなくなっても誰かが次の一手を出すことを信じて作戦を練り続けていた。たやすく言葉にしないけど信頼してくれた宇髄さん、それもまた柱としての背中の見せ方だと思った。

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いい男すぎるぜ、宇髄さん

華やかで麗しい見た目も、いろいろなものを兼ね備えすぎた強さももちろんカッコイイ。だが自分の生まれ育った環境に呑まれず、自分でどう生きるのかを決めたところ自分を肯定しつつも、妻たち同僚や部下のことを考え敬い行動できるところ、そして最後まで諦めないねばり強さ。こうした心の強さや周りの人を大切にする気持ちが、宇髄さんをより強くしたのだと思う。

そしてそんな宇髄さんだからこそ、カッコイイと思うのだ。

(文:ぐみ)

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–{鬼滅の刃「遊郭編」作品情報}–

鬼滅の刃「遊郭編」 作品情報

テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編は、12月5日(日)夜11時15分より全国フジテレビ系列にて放送開始。
12月5日(日)より放送開始となる遊郭編第1話は初回1時間放送される。

基本情報

声の出演:花江夏樹/鬼頭明里/下野 紘/松岡禎丞/小西克幸/沢城みゆき ほか

原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)

監督:外崎春雄

キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃

サブキャラクターデザイン:佐藤美幸・梶山庸子・菊池美花

3D監督:西脇一樹

編集:神野学

脚本制作:ufotable

プロップデザイン:小山将治

撮影監督:寺尾優一

色彩設計:大前祐子

音楽:梶浦由記・椎名豪

オープニングテーマ:Aimer「残響散歌」(SACRA MUSIC)

エンディングテーマ:Aimer「朝が来る」(SACRA MUSIC)

アニメーション制作:ufotable

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