2022年02月16日

全制作者の夢が詰まった「企画倉庫」がオープン!ガキ使放送作家に企画作りのヒントを聞いた

全制作者の夢が詰まった「企画倉庫」がオープン!ガキ使放送作家に企画作りのヒントを聞いた



「めちゃ×2イケてるッ!」「シルシルミシル」「激レアさんを連れてきた。」「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の「笑ってはいけない」シリーズなど数々の番組を手掛けてきた放送作家・深田憲作が1月26日、“企画”に特化したフリー素材サイト「企画倉庫」をオープンさせた。

深田氏によると、同サイトは現役YouTuberやチャンネル運営者、放送作家など企画を考える人たちのために生まれたウェブサイトとのこと。

具体的にどんなことが出来るのか、また同サイトを通して深田氏が叶えたいこととはなんなのか。企画作りのヒントと合わせて話を聞いた。

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企画を考える1歩は既存企画を見ることから

――深田さんが考案・運営する「企画倉庫」ですが、なぜ立ち上げようと思ったのでしょう?

深田憲作(以下、深田):日本のYouTubeチャンネルで登録者数が5万人を超えるチャンネルは9,000以上、登録者数が1万人を超えるチャンネルは20,000以上あると言われています。その数字を知ったときに、「YouTubeの企画を考えるのに苦労している人が数万人いるのではないか」と思いました。そこで、僕自身の原体験から、企画を考える時にヒントになるようなサイト、企画案がズラーっと掲載されているサイトを立ち上げることにしたんです。

――なるほど。「企画倉庫」を見てみると「グルメ系」「ゲーム・クイズ・チャレンジ」などのジャンルに分類され、それぞれのページに関連する企画が載っていますが、これも深田さん自身の経験が元になっているのでしょうか?

深田:そうです。僕自身、放送作家として駆け出しの頃から企画を考える時は、既存の企画を見て、それをズラして新たな企画を考えるということをしてきました。

例えば「ゴチになります」という有名企画、あれを分解すると「グルメ」×「値段」×「クイズ」になっているんですよね。この「値段」の部分を「嫌いなモノ」に変えると「食わず嫌い王」になりますし、「人気メニュー」に変えると「帰れま10」になります。既存の企画を分解して「ここに何を当てはめればいいかな~」と企画を考えるわけです。「カロリーを当てるクイズだとどうかな」「自分のお母さんが作った料理を当てるクイズだとどうだろう」といった具合です。

――既存の企画を見て、分解することが新しい企画を立てるヒントに繋がるんですね。

深田:はい。放送作家になった当初は「既存の企画をズラすことで新たな企画が考えられる」ということを意識出来ていたわけではないのですが、既存の企画を見て、そこからフワッと思いついて、ブラッシュアップするということを無意識にやっていました。

――「企画倉庫」では誰でも企画投稿ができるようですが、自分の企画を公開することって、少しハードルが高いようにも感じています。

深田:自分のアイデアを人前にさらすことに抵抗がある人はもちろんいるだろうなと思っています。そのため「どうやったら、多くの人から企画を投稿してもらえるか」「このサイトに企画を投稿するメリットをどう設計するべきか」ということに1番時間をかけて慎重に考えました。このサイトの価値は企画がたくさん載っていることにあると思っていて、そのためには多くの方に投稿していただくことが不可欠なので。

――どのように打ち出すことにしたのでしょうか?

深田:主に若手放送作家や放送作家志望の方に向けたメリットなのですが、希望者の方には企画掲載時にペンネームとSNSのリンクを載せられるようにしています。そうすることで、テレビ関係者やYouTubeの制作周りの人が「この人の企画はおもしろい!」と思った人のSNSに飛び、そこから仕事のオファーが来る可能性があるんじゃないかなと思ったんです。あとは売り込みをする時に、「私はこういう企画が考えられます」という名刺にもなりえるのかなと。

――経験の浅い方にとっては、ありがたいお話ですね。

深田:サイトを開設してまだ日は浅いですが、毎回のように面白い企画を投稿してくださる方が何人かいて、僕自身が「早くこの人の次の企画が見たい!」というファンみたいな気持ちになっている人もいます(笑)。テレビ局の人から「誰か良い若手作家いない?」と聞かれた時は、その人たちを優先的に紹介したいと思っています。

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