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2022年03月03日

「真夜中にハロー!」第7話:アンジュルムの名曲「大器晩成」がもたらした答えとは?

「真夜中にハロー!」第7話:アンジュルムの名曲「大器晩成」がもたらした答えとは?



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「ハロー!プロジェクト」メンバーが出演してパフォーマンス披露、悩める現代人にエールを送るドラマ「真夜中にハロー!」が放送開始した。

本記事では、第7話でアンジュルムのメンバーによってパフォーマンスされた「大器晩成」のドラマならではのパフォーマンスや楽曲の良さに触れながら、ドラマとハロプロの魅力についてお伝えしたい。

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第7話の解説&感想



冒頭、マリコは何やら占い師のような、場末のスナックのママのようなメイクと服装で「ないです」と言う。一体どういう状況? 時は数時間前にさかのぼる。

サンプラザ朝沼で流れているのはモーニング娘。「しょうがない 夢追い人」。どうやらお客さんが、彼氏を連れて挨拶に来るらしい(実家か?)。ミサキもちゃんとした格好をしないとと言われ、結婚式に行くような服装で降りてきた。

やってきたのは杏香(きょうか・徳永えり)と、その彼氏のヒロユキ(吉村界人)。このヒロユキ、自らを「夢中人」と名乗り、何されてる方なんですか? と聞かれて「御子柴ヒロユキをやってます」と答えるクセ者だ。定職には就いていなさそうだが、今度オンラインサロンをやるのだという。おそらく10人いたら9~10人が「うわ~、これは駄目だ~!」と思うだろうし、友達にどう思うか聞かれたら「ない」と言うだろう。

杏香は綺麗でちゃんとしていて、仕事もバリバリに頑張っているキャリアウーマン。そんな杏香が、何もヒロユキみたいな人と付き合わなくても……「もっといい人はいくらでもいるだろう」と、マリコやミサキでなくても思うよなぁ。

杏香が仕事で立ち会った撮影に、ハロヲタとして有名で、ハロプロメンバーともたびたび共演しているでか美ちゃん(旧芸名・ぱいぱいでか美)が出演していたのはちょっとうれしくなってしまった。どこにサプライズが隠れているかわからないな、このドラマ。



適当に資料作りした後輩に真剣に説教する杏香だが、後で陰で「姫(杏香のあだ名)に怒られたから返事しといたわ」「よく毎日怒れるよな」と言われているのを聞いてしまう。な、なんだこいつら~! 叱られるうちが華だぞ……。1人スタジオに居残り仕事を続け、合間にヒロユキのオンラインサロンを覗くと集まったメンバーはたったの4人。しかも、よく見ると4人中3人は杏香・マリコ・ミサキだった。「ダメだこりゃ」とPCを閉じると、目の前に扉が。

「大器晩成」ドラマならではのパフォーマンス、よかったポイント



今回楽屋にやってきたのは、アンジュルムメンバー全員! 前々回、大縄跳びで視聴者(と主人公)の度肝を抜いた彼女たちだが、今回は何を見せてくれるのか。

まずたどり着いたのは、ヒロユキが生配信している駐車場。四方を車に囲まれてダイナミックに「大器晩成」をパフォーマンスするメンバーたち、シュールである。2015年にこの曲でデビューした佐々木莉佳子(写真前列中央)が今では加入順だと2番目のメンバーとなった。この曲が取り上げられたことで、なんだかそんな歴史にもあらためてグッときてしまった。

7年前の曲でありながら、今も頻繁にパフォーマンスされるこの曲は、ずっと聴く人の心をゆさぶり、励ましてくれる。パフォーマンスの途中で、駐車場は昼間から夜に。車のヘッドライトが光り、彼女たちを照らす。(おそらく出会ったときに)ヒロユキが配っていた名刺をメンバーが紙吹雪のようにまき散らし、何がなんだかよくわからないがすごい光景。



そして最終的に、舞台は屋上へ。所せましと踊っていた彼女たちが、広い空間でさらに生き生きとパフォーマンスする。



アンジュルムのメンバーはとにかく楽しそうだ。彼女たちを観る杏香は何を思うのかーー。マリコに「答えは決まったようね」と言われた彼女は笑顔だった。そして拍手してくれた。いい人!



そして杏香が選んだ答えは……なんと、ヒロユキとの結婚だった。

ええーーー!!
てっきりパフォーマンスを見てヒロユキとお別れする流れかと思っていたので、びっくりしたのにイマイチ腑に落ちなかった。

杏香は「ヒロユキといると人生が楽しいと思える」「(カードゲームのブラックジャックにちなんで)私が彼を11にしてみせます」と言う。いいのか~? という気持ちは消えなかったが、大器晩成の歌詞には「何にも惑わされずに どんな時代にも流されずに」とある。今回杏香に必要だったのは、人の目など気にせずに、自分で選んだ道を進む覚悟だったのかもしれない。

さらに思い出したのは、初代リーダーの和田彩花が卒業の際、昨年卒業したメンバー、笠原桃奈に贈ったメッセージ「これからも好きな色のリップを塗りなさい」だ。笠原がリップの色が濃いと一部のファンに指摘され「年相応を目指します」とコメントしたことに対する、「アイドルだから」と長年リップやアイシャドウの色を指定されてきた和田からの愛ある言葉だった。

そして笠原は自分の夢を決め「アンジュルムが今の人生に欠かせない自分の全てだからこそ、今、私にとっての自立をすることを選びました」と旅立っていった。

個人的な解釈だが、自分でいいと思ったものを選ぶということは、あやちょイズムを受け継いだアンジュルムらしさのようにも感じる。もちろんうまくいくかなんてわからないけど、アンジュルム回の結末がこうなったことは、すごく意味のあることなのかもしれないと思った。

ハロプロってやつはこれだから、好きでいることをやめられない。

今回パフォーマンスした「アンジュルム」メンバー9人



ドラマにはアンジュルムメンバー9人が出演した。もしメンバーの名前がわからないがドラマを見て気になる子がいたという方は、下記を参考に確認してほしい。昨年末に研修生から平山遊季(ひらやまゆき)が加入したため、現在は全部で10人のメンバーで活動中だ。



■竹内 朱莉(リーダー・書道四段・正師範)
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■川村 文乃(サブリーダー・女性初の1級マグロ解体師)
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■佐々木 莉佳子(CanCam専属モデル)
>>>公式Instagram

■上國料 萌衣(bisレギュラーモデル・マクドナルドCM出演)
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■伊勢 鈴蘭
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■橋迫 鈴
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■川名 凜
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■為永 幸音
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■松本 わかな
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今回のメイン曲:アンジュルム「大器晩成」



今回作中でパフォーマンスされた楽曲はアンジュルム「大器晩成」。2015年に発売されたシングルだ。スマイレージからアンジュルムに改名されてから初のシングルであり、3期メンバーが初めて参加したシングルでもあった。当時からいるメンバーはリーダーの竹内朱莉と佐々木莉佳子の2人のみ。先ほども少し触れたが、発売時に初々しい3期メンバーだった佐々木莉佳子が、貫禄たっぷりにパフォーマンスするさまが感慨深い。

作曲は前々回(第5回)前回(第6回)に続き、第5回にゲスト出演した中島卓偉だ。この曲では作詞も彼が担当している。ちょうど先日事務所からの独立が発表された中島だが、できたら今後も楽曲提供はしてほしい。

今回劇中で流れたその他の曲

モーニング娘。「しょうがない 夢追い人」



2009年にシングルとして発売されたこの曲は、いつまでも学生気分で夢ばかり追っている恋人との関係に限界を感じつつも、彼のことが好き……という切ない女心を歌っている。モーニング娘。はなぜかこの頃、ちょっと悲しめな女子が主人公の曲が続いていた。

アンジュルムの曲を紹介

昨年末に研修生から平山遊季(ひらやまゆき)が加入。彼女を加えた10人体制での次回曲が今から楽しみだ。

はっきりしようぜ



夢見た 15年(フィフティーン)



ドンデンガエシ



次回(第8回)は剛力彩芽が登場



英会話教室で講師を務めるヒビキ(剛力彩芽)は同僚のベン(中島歩)に恋をしていた。ところが同僚との雑談をきっかけにベンに彼女がいることを知ってしまい、居ても立っても居られなくなったヒビキはマッチングアプリで恋人探しを始めることに。ところがいろいろな人と会ってみてもなかなかうまくいかなかった。

(文:ぐみ)

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