「鎌倉殿の13人」第10話 レビュー:経験もないのに自信もなかったら何もできない!(※ストーリーネタバレあり)
後白河法皇の企み
第9話で戦わずして頼朝軍に敗れた平維盛(濱正悟)は、平清盛(松平健)とともに福原(兵庫県神戸市)にいる後白河法皇(西田敏行)・丹後局(鈴木京香)の所へ戦の報告に訪れます。
清盛に担がれていながらも平家の世を嫌っている後白河法皇は
「維盛、私も力を貸そう。祈祷じゃ。祈祷をしよう」
と語り清盛らに感謝されます。二人が去ったあとに後白河法皇が呼んだのは、謎の僧・文覚(もんがく=市川猿之助)でした。
後白河法皇は文覚に
「人を呪い殺すことはできる?」
と聞きます。
浅黒い顔をした文覚は
「さて、誰に死んでもらいましょうかの?」
それに
「へへへへへ」
と答える後白河法皇。なんとも危険な表情をしています。東から攻められ、獅子身中の虫までいる平家、かなりピンチだと言えるのではないでしょうか。
大庭景親の処刑
平家を攻めたい頼朝に付き従う北条家ですが、所領は大切にするものの外へ打って出る気がない板東武者をどう乗せていけば良いのか、悩ませています。
そんな折、平家側で相模国の武将であった大庭景親(國村隼)が処刑されます。
景親は後ろ手に縛られながら、北条時政(坂東彌十郎)に
「頼朝ごときにたぶらかされおって、情けない」
刀を持つ上総広常(佐藤浩市)に対して
「あのとき頼朝を殺しておけばと、おまえもそう思うときが来るかもしれんぞ」
と言葉を残して、広常の手で処刑され、さらし首となりました。
頼朝の命を救った景親は、結局は頼朝勢の手によって命を落とすことになりました。
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(C)NHK