「メンタル強め美女白川さん」第3話レビュー:白川さんはPMSもポジティブに受け流す!(※ストーリーネタバレあり)
Ⓒ「メンタル強め美女白川さん」製作委員会
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井桁弘恵主演のテレビ東京ドラマ「メンタル強め美女白川さん」が2022年4月6日より放送スタート。Paraviでは先行配信中。
Twitterで公開されるや人気を集めた、獅子による同名漫画が原作。主人公のメンタル強め美女・白川さんが、妬みや僻み、マウントをものともせず、自身の笑顔と自己肯定力で跳ね返していく姿が、現代を生きる私たちの活力につながる。
本記事では、第3話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「メンタル強め美女白川さん」第3話レビュー
今回のテーマは「PMS」。月経前症候群と訳されるPMS、女性にとっては月一でやってくる厄介な相手である。と言いつつ、筆者も女性なのだが、実はPMSの経験は皆無。人によっては鎮痛剤が欠かせない場合もあるので、同じ女性でもその症状や強弱はさまざまだ。そんなPMSに対しても、白川さん(井桁弘恵)はポジティブに軽やかに受け流す!
PMSに効くレシピを独自開発してノートにまとめたり、良い香りでこまめにリフレッシュしたり。白川さんいわく、香りは脳にダイレクトに届くので、良い気分転換になるのだとか。
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そんな白川さんの悩みの種は、PMSに限らない。
入社当初は仲の良かった同期社員・谷口さくら(藤野涼子)から、いつの間にか避けられるようになってしまったのだ。その避け方は、第三者から見てもあからさま。白川さんが挨拶をしても一瞥するだけで反応なし。もちろん、谷口さんの方から話しかけてくることもない。
挨拶を返されなくても「私は挨拶したいので、します!」とキッパリ言える白川さんの激つよメンタルは、なかなか真似できない。なんとかもう一度、前みたいに話せる日が来るようにと、ポジティブな白川さんはめげずに挨拶を続ける。
それに対し、谷口さんは……。どうやら、彼女なりに複雑な事情を抱えているようだ。
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入社当初から、いろいろな意味で注目の的だった白川さん。好意的な目もあれば、(主に女性から)ぶりっ子キツいよね〜と言った批判的な目も多かった。
ひとりぼっちになっていた白川さんを見かねて、最初に声をかけてあげたのが谷口さんだったのである。
二人はもっと仲良く、もしかしたら親友になれるかもしれなかった。しかし、気づいたら谷口さんの耳に聞こえてくるのは……。
「白川さんって可愛いよね」
「可愛いけど、ぶりっ子キツい」
「白川さん」
「白川さん」
そう、気づいたら周りが噂しているのは、白川さんのことばかり。近くにいる谷口さんのことなんて、誰も口にしていない。そこにいるのに、いないような孤独感を植え付けられることに、谷口さんは耐えられなくなってしまったのだ。
だからって、挨拶を無視するようなあからさまな嫌がらせをしなくても……と筆者は思ってしまう。しかし、自分が主役になれない悔しさ・歯痒さ・もどかしさは、誰しもが経験のある感情なのかもしれない。
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ちょっとした出来心から、白川さんのポーチに入っていた香水を手にとってしまう谷口さん。最終的には、ちゃんと白川さんのデスクへ返されたけれど、「一時は盗んでしまった」罪悪感はずっと谷口さんの心に残るだろう。
白川さんは常に、強く可愛くポジティブだ。
だからこそ、そう在れない人にとっては、その存在そのものが疎ましく感じられてしまう時もある。
果たして、白川さんと谷口さんは、和解できるのだろうか……?
(文:北村有)
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