特撮向上委員会

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2022年05月01日

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』にオニタイジン登場!5体合体ロボの魅力と歴史を語る

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』にオニタイジン登場!5体合体ロボの魅力と歴史を語る

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

先日の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の放送で、5体合体することが判明。

その名も「オニタイジン」。

鬼退治という桃太郎要素も入れながらも、今や戦隊ロボの定番となった「〜ジン」もしっかり入ってる見事なネーミング。

『轟轟戦隊ボウケンジャー』のダイボウケンやダイタンケン並の大胆さもあって素敵。

最初はドンゼンカイオーで巨大戦を展開してから、満を持しての5体合体。

こういった、作品がしばらく進んでからの「満を持しての5体合体」が個人的にはめちゃくちゃ好きです。

過去を遡ってみると、まずはやはり昨年の『機界戦隊ゼンカイジャー』。

前半はゼンカイジュラガオーンやゼンカイブルマジーンの2体合体ロボが活躍してから、番組後半で現れたゼンリョクゼンカイオー。

2体合体スタートからの5体合体やメンバーが変形しての合体でいうと、「ドンブラザーズ」と「ゼンカイジャー」は似てるんですが、ゼンリョクゼンカイオーは作品終盤に差し掛かってからの最終形態だったのに対し、オニタイジンは序盤での登場というところが大きく違います。

似たところで言うと『五星戦隊ダイレンジャー』の龍星王からの大連王や『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のキシリュウオーからのファイブナイツ、また5体合体ではありませんが『特命戦隊ゴーバスターズ』のゴーバスターエースからのゴーバスターオーといった感じでしょうか。

そこで今回は、最初は5体合体ロボがいなかったけど、途中で登場した5体合体ロボをまとめてみたいと思います。つまり、最初から5体合体している作品は除きます。

5体合体の元祖は『光戦隊マスクマン』のグレートファイブですが、途中登場の5体合体の元祖は『超獣戦隊ライブマン』のスーパーライブロボ。

30話まで進んでからの、いきなりの5体合体に5歳の僕は大興奮しました。

次はというと、ググッと期間が開いて『電磁戦隊メガレンジャー』のメガボイジャー。

1号ロボのメガボイジャーは単機変形、2号ロボのデルタメガも単機変形、ゆえに合体したスーパーギャラクシーメガは2体合体というスーパー戦隊の中でもかなり特殊なロボ展開。

なので、王道の5体合体であるメガボイジャーが出てきたときには「ようやく来たか」とかなりうれしかったです。

続いては『忍風戦隊ハリケンジャー』の豪雷旋風神。

しかし、ここでひとつ問題点が。

風雷丸を1体に数えるか数えないかが少し曖昧で、数えるとなると6体合体になってしまうので豪雷旋風神は保留。

あとは『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のゲキリントージャ。リオとメレと協力した、劇場版で初登場でした。

そこから本編にも少し登場したんですが、回数が少ないにも関わらず、胸にあてがわれたリンライオンの頭部がカッコよすぎました。

そして先ほど書いた「ゴーバスターズ」ですが、3体合体のゴーバスターオーを経て、亜空間に突入する際に5体合体のグレートゴーバスターに。

亜空間に行く回は最終回よりも好きだったりします。

残りは上記のキシリュウオーファイブナイツとゼンリョクゼンカイオー、オニタイジンでおしまい。

こうしてみると1号ロボが5体合体ではなく、途中で5体合体のロボが登場する作品というのは意外と少ないことがわかりました。

オニタイジンのおもちゃの情報も公開されましたが、どうやら史上最大の大きさになるようです。

しかも、とにかく可動するとのこと。

可動といえばミニプラの代名詞みたいなところがあったんですが、ミニプラばりに動かせるんでしょうか。発売日が待ち遠しいです。

(文:篠宮暁)

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