<メンタル強め美女白川さん>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第10話ストーリー&レビュー
第10話のストーリー
>>>「メンタル強め美女白川さん」の画像をすべて見るマウントという単語がこの世に浸透しウン10年…。日々巧妙に進化しているマウント。誰もがイラッとしてしまう言葉を、白川さん(井桁弘恵)は感謝ではねのけてしまう。そんな、誰にでもいい子ちゃんの白川さんだが、高校時代に姫子(黒木ひかり)にいじめられていた過去がある。さらに同期の谷口さくら(藤野涼子)からは露骨に無視をされ続けており…。それでもなぜ、白川さんはポジティブな白川マインドを持ち続けるのか…?
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第10話のレビュー
冒頭から梅本さん(秋元才加)が朗々と「マウントは日々、巧妙に進化しています!」と演説を始める。それを聞きながら、確かに……と頷いてしまったのは、私だけではないはずだ。明らかにマウントだとわかるものから、後になって振り返ってみると「もしやあれはマウントだったのか……?」と気づくものまで、まさにその種類はさまざま。
作中で紹介されている、靴の値段についてのマウントなんて可愛いもの。悩み相談にマウントと自慢を織り交ぜた代物まで出てくるのだから、マウント博物館のバリエーションは多岐にわたる。
今日も強く可愛く生きる白川さん(井桁弘恵)は、マウントだって笑顔と感謝ではねのけてしまう。……しかし、もちろん白川さんだって、生まれた頃から「白川マインド」を身につけていたわけではない。
自分で自分の心を守るため、くらい過去に蓋をしてしまう夜だってあるのだ。
Ⓒ「メンタル強め美女白川さん」製作委員会
学生時代に”イジメ”を受けていた白川さんのエピソードは、第6話にて描かれている。「悪口を言わない良い子ちゃん」とクラスのヒエラルキー頂点女子に目をつけられ、お弁当を捨てられてしまうなど、かなり過酷な目に遭っていた白川さん。少しずつ白川マインドを身につけてきた背景には、つらい過去があるようだ。
そんな白川さんの趣味は、なんと「ほめ活」!
社内の人の可愛い服やメイク、ネイルや肌の綺麗さを褒めるのはもちろん、飲食店のアンケートなどにお礼のメッセージを書いたり、企業へ感謝のメールを送ったりする白川さん。
梅本さんが「あれってクレームを書くためのものじゃないの?」と言っていて、少し笑ってしまった。確かに、わざわざお礼のメッセージを書いている人は少数派だろう。
1. 0円でできる!
2. 褒められた人ハッピー!
3. 褒めた人もハッピー!
確かに、なんだか大変そうではあるけれど、やることはシンプルだしみんながハッピーになれそうだ。巧妙なマウントに、笑顔と感謝と褒めで返せるようになれば、マウントなんて関係のない世界線に行けるのかもしれない。
そんなポジティブマインドな白川さん。これまでいろいろな人のメンタルに向き合ってきたけれど、唯一”解決”できていない人物がひとり。そう、谷口さん(藤野涼子)だ。
Ⓒ「メンタル強め美女白川さん」製作委員会
白川さんが挨拶をしても、相変わらずガン無視する谷口さん。
どうやら、白川さんだけが優遇されている(ように見える)現状に、どうしても満足がいかないようだ。白川さんがあらゆる面で認められているのは、彼女の努力あってこそのこと。それに、白川さんにだって眠れない夜があることを、谷口さんは想像できていないのかもしれない。
誰しも、ないものねだりをしてしまう。
隣の芝生だって、青く見えてしまう。
谷口さんが救われる日は、いつやってくるのだろうか?
※この記事は「メンタル強め美女白川さん」の各話を1つにまとめたものです。
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