<メンタル強め美女白川さん>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】
第5話ストーリー&レビュー
第5話のストーリー
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白川さん(井桁弘恵)の後輩で新入社員の倉橋和樹(佐藤龍我)が甘いものが大好きなスイーツ男子。ある日、先輩社員から食事会に誘われるが、話題が合わない倉橋くんは、自分は空気が読めないのでは…と悩んでしまう。大人数でワイワイ話すのが苦手な倉橋くんは部署の懇親会への参加を求められるが……。
一方、白川さんはセクハラが嫌で会社の集まりには参加しないという。白川さんが大切にしている「自分らしさ」とは何か? 倉橋くんは一歩踏み出すことができるのか?
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第5話のレビュー
佐藤龍我演じるスイーツ男子・倉橋くんが今回の主役。営業の仕事をバリバリ頑張っている新入社員だが、どうやら仕事のことで少し悩んでいる様子。営業のノリについていけなかったり、先輩たちと飲みに行っても空気を読めない発言ばかりしてしまったり。甘いものが大好きで、仕事終わりにお笑い番組を見るのが楽しみな倉橋くんにとって、お酒や女性のことばかりで盛り上がる体育会系なノリは苦手なようだ。
以前、白川さん(井桁弘恵)のことを狙っていた松井(庄野崎 謙)が倉橋くんの直属の上司である。この松井、決して悪い人間ではないのだが……ことあるごとに「男なんだから」「営業たるもの〜」といった発言が目立つ。
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梅本さん(秋元才加)にも「令和の時代にそれはどうなの?」と突っ込まれているが、松井はどこふく風。営業として顔を売るのも大事だし、話題についていけなくて困るのは倉橋だ、の一点張りだ。
男だから、女だから、と性別を基準に物事を判断するのを「ジェンダーハラスメント(=ジェンハラ)」というらしい。
こうやって名前がつくと「過去のあれもジェンハラか?」と振り返られる。しかし、日常生活にはジェンハラすれすれの言動が溢れすぎているため、常にセンサーを働かせるのは不可能と言っていいのではないか。
男だけど甘いものが好き、お酒や女性の話を面白いとは思えない。そんな自分はおかしいのだろうか……と一人で悩んでいる倉橋くんのような人は、時代が令和になってもまだまだいることだろう。ハラスメントに悩むのは女性だけとは限らない。
そんな倉橋くんに対し、白川さん(井桁弘恵)は持ち前のポジティブマインドで受け答えする!
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「男だからとか女だからとか、関係ないよ」「倉橋くんが何を好きでも何を苦手でも、自由なんだよ」と元気付ける言葉は、倉橋くんを通して、画面のこちら側にいる私たちにも届く。
そう、本来は、何が好きで何が苦手だって、いいはずだ。
筆者も、アニメや漫画が好きだった幼少期、女の子なのに「リカちゃん人形」や「魔法のコンパクト」ではなく「変身ベルト」や「勇者の剣」を欲しがっていた。戦隊モノのテレビ番組を好んでよく見ていた。
「女の子なのに」と言われることに、子供ながらに違和感を持っていたのだ。
仕事上、付き合いも大切なのはよくわかる。でもそれは、自分らしさを殺していい理由にはならない。
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自分らしくありながら、仕事でも無理をしない。そんな生き方ができるはず。これまで苦労してきた”先人たち”の我慢の上に、さらに我慢を上乗せするのではなく、これからは積まれた我慢を取り外していきたい。
倉橋くんも、白川さんたちの言葉を受けて、勇気を出して松井と向き合った。きっとこの先も違和感にぶち当たる機会はあるだろう。しかし、自分らしくありたいと決めた彼なら、今後も迷うことはないはず。そんな勇気をもらえる回だった。
※この記事は「メンタル強め美女白川さん」の各話を1つにまとめたものです。
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