「恋マジ」第4話:純(広瀬アリス)と柊磨(松村北斗)、いろんな意味で驚愕のキスシーン


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広瀬アリス主演の月10ドラマ「恋なんて、本気(ほんき)でやってどうするの?」(#恋マジ)が2022年4月にスタート。

“恋なんて、人生のムダ!”と宣言する27歳こじらせ女子・桜沢純を演じる広瀬は、今作がなんとプライム帯(午後7時~11時)ドラマ初主演!さらに、“来る者拒まず去る者追わず”の危険なイケメン・長峰柊磨役にはSixTONESの松村北斗。純と柊磨を含む“恋に本気になれない”6人の男女が、人生最大の“本気の恋”に落ちていく群像ラブストーリーが始まる!!

本記事では、第4話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「恋なんて、本気でやってどうするの?」第4話レビュー

今回も「!?」となる展開が多く、謎が謎を呼ぶミステリーとして、もしくは驚愕の出来事が次々起こるホラーとして、もしくはモラルもへったくれもない登場人物たちにどれだけ耐えられるか……という耐久レースに参加するつもりで楽しむのがいい気がしてきた……。

ただ、柊磨(松村北斗)の場面場面での表情やしぐさはとてもよく、松村北斗のさまざまな表情を楽しむことをメインの目的として据えていきたいと思う。

柊磨が仕事に根詰めた純(広瀬アリス)へ夜食を届け、食べている純をうれしそうに見るシーンの表情がとてもよかった。あとカツサンドめっちゃおいしそう。

デートの途中急に機嫌が悪くなった純に「どうした?」という優しさも素敵だし(というか純はせっかく用意してくれたプレゼント落として壊したこと謝らないのか?)、ラストのキスシーンはシチュエーションはともかく、色気がすごかった。

……ただ、今回二人がお互い本気で相手を好きだということがわかったが、その過程というかタイミングがあまり見えなかった気がして、ちょっと唐突に感じてしまった(筆者が気づけていなかったのかもしれないが)。

純は1話では恋なんていらない→実は先輩が好きだが撃沈、2話でお試して処女を捨てるよう周りに言われて高校の同級生を誘う→3話冒頭で「最低なあなたとならお試しの恋をしてもいい」的なことを言ってやってくる……という感じで、いつから柊磨のこと本気で好きだったんですか……? となってしまった。

あと毎回人格変わってる(ように見える)し、情緒不安定すぎて心配になる。

柊磨は相手が誰でも来るもの拒まず去るもの追わずスタイルで、純にも不特定多数の女性たちの一人として声をかけたように見えた。こちらもどのタイミングで純を本命にしようと思ったのだろう? 

少なくともここ2話の純は、かなり柊磨に対して失礼だと思うが……。前回はせっかくのプレゼントをいらないと壊し、今回は「顔が見たくない」と先に行ってしまう。

そんなこんなで、ひな子(小野花)にも問題ないとは言えないが、彼女が「匂わせ女」呼ばわりされたり突然柊磨に拒否されたりするのはちょっと気の毒な気がした。柊磨が「二股なんてひどい」「遊ばれてるのかな」と言われるのにも違和感がすごい。

そもそもお試しだったし、純は非難できるほど柊磨に誠実に接していない気がする。いきなりディープキスを見せられるひな子がさすがにかわいそうだった。キスシーン自体はよかったけど人に見せなくともいいのでは。ただ、ひな子も「好きな人とうまくいった」的な話をしていたのに、いちばん好きなのは柊磨と言い出してびっくりした。

克巳(岡山天音)がアリサ(飯豊まりえ)に特別ではないが自分にとって大切な景色を見せ、アリサにねだられてキスするシーンはほんわかした。ただの陰キャ男子かと思ってたけど、純粋にデートを楽しんでいる感じがする。

ここからは、今回つっこみたかったポイントだ。

純がいろいろなひどい仕打ちを柊磨に謝らず自分の気持ちや要求だけ伝えるの、もやっとしてしまう。

坂入(古川雄大)夫妻、新婚とはいえ会社から腕を組んで出てくるな。あと関係ない社外の人(柊磨)を会社に入れちゃ駄目だろう……。

そしてアリサ、会計していない試着した服の自撮りをSNSに載せるのはありえない……自分もショップ店員ならなおさらだ。20代後半社会人でその感覚はやばいと思うし、店員として店に立っているのにこんなことしてるのがバレたら、社会的立場も危うくなるのではなかろうか。

不倫相手の田辺(アキラ100%)が前回一緒にいた若い女性は前妻との娘だったとのことだが、田辺、バツイチで再婚したのに不倫(パパ活?)してるなんて懲りないな……。そもそも不倫なのに浮気されたと怒るアリサも謝る田辺もよくわからない。奥さんに謝るべきでは……?

響子(西野七瀬)の妄想クッキングもちょっとびっくりしたが、他の2人に比べたらかわいいものだ。

今回物議をかもしたのが、響子の夫・敏彦(味方良介)がランチ2800円のレシートに対して嫌味を言いまくるシーン。ランチに2800円は自分が働いていたとしてもなかなか手が出せない金額だし、文句を言いたい気持ちもわからなくもないが、これまでの敏彦の自己中心的な振る舞いの数々を響子が許してきたことを考えると、そこまで言える筋合いあるのか? と思った。

せめて経済力はあるのだろうかと思っていたのに、こんなにみみっちく嫌味たっぷりに言ってくるとは、いいところが見当たらないのだが。もはやこの人と結婚してるメリットって何……?

この間あんなに失礼な振る舞いをしたのに、快く許してくれる大津(戸塚純貴)は大変いい男だった。純はいかに自分が周りの人に恵まれているのか、もっとよく考えたほうがいい。あと、岬希さん(香椎由宇)が恋愛についてコメントしたシーン、彼女自身の恋愛はどうなのかが気になった。

(文:ぐみ)

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