「恋愛ドラマな恋がしたい」新シーズンを徹底解説!
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おとぎ話のような、恋愛ドラマみたいな恋。
現実にはありえないとわかっていながらも、「もしかしたら私にも……」と思いを馳せてしまう。
そんな妄想を叶えてくれるのが、“ドラ恋”ことABEMAオリジナル恋愛番組「恋愛ドラマな恋がしたい」。
シーズン8まで展開され、累計視聴数は2億回を突破と、根強い人気を持つ。
2022年5月15日22時より、待望のシーズン9が放送開始した。
「恋愛ドラマの共演で、俳優と女優は恋に落ちるのか?」をテーマに、若手俳優と女優がキスシーンのあるドラマ撮影をしながら、恋に落ちる様子を追いかけていく本番組。
恋愛×芝居という立て付けは、非常に興味深い。
人生の半分以上を芝居に費やした筆者だからこそ、共感できるポイントが多くある。
ここからは、そんな筆者なりのレビューと所感を綴っていく。
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芝居も恋愛も全力!Episode1の主役を勝ち取るのは誰?
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今回参加するネクストブレイク必至な若手俳優8人、1人たりとも欠けることなく全員見逃せない。
女性メンバーはなんと全員ヒロイン経験済み。
松川星(あかり)、白石優愛(ゆあ)、上大迫祐希(ゆうき)、橋下美好(みよし)の4名だ。
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個人的な推しは、ゆうき。
映画『スパゲティコード・ラブ』にて、カメラマンを目指し上京する高校生・小川花として類まれなる存在感を放っていた。そんな彼女が、ドラ恋に出るなんて。
他、ドラマ「奪い愛、高校教師」で星野灯(岡田奈々)に思いを寄せる同級生・晴山五月を務めたあかり、あの“カメ止め”の上田慎一郎監督作品である映画『たまえのスーパーはらわた』でヒロイン・浦野玉恵を務めたゆあ、インフルエンサーとして一目置かれながらも短編映画「純猥談」第3弾ヒロインを務めたみよし。
バチェラーのような女のギスギス感は一切なく、どこまでもピュアで純白な少女たちに見える。番組が異なるだけでこうも変わるのか。まぁ本当のところはどうなのか、誰にも分からないが……。
男性側もバラエティに富んだメンバーが揃った。
鈴木志遠(しおん)、小池亮介(りょうすけ)、松村陸斗(りくと)、橋本裕太(はっしー)の4名だ。
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個人的な推しは、しおん。
なんたって、しおんですよ。あのテラハに出てたしおんですよ!!!生き別れの弟に再会した時のような気持ちになってしまったのは私だけではないはず。
他、「ウルトラマンR/B」にて主人公・湊イサミを務めたりょうすけ、期待の新人ながらすでに「半沢直樹」「有村架純の撮休」など話題ドラマに出演するりくと、ドラ恋Season1にも出演し中国・上海でも活躍するゆうた。
男性メンバーの方が年齢層は若干高め。女性メンバーを上手くリードしてくれるのか、はたまた母性本能くすぐるギャップを見せてくれるのか。
撮影期間中は共同生活を送るわけだが、“会えない時間にこそ男女の恋心は育まれる”ということで、男女別々の寮となっている。
アプローチできる時間が限られているからこそ、恋心は加速するもの。どのような攻防戦を見ることができるのか、楽しみでしかない。
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今回のドラマのテーマは、「現代版おとぎ話」。
Episode1の作品は、誰もが知っている名作「シンデレラ」をモチーフとした恋愛ドラマ「12時のキス」。
残業で1人取り残されたヒロインのもとに、パーティーを抜け出してきた憧れの副社長がやって来て、彼から恋心を打ち明けられたヒロインはロマンチックなキスを交わすという物語だ。
ただし、主役を演じられるのは男女ペア1組のみ。
オーディションで選ばれた1組だけが恋愛ドラマを、キスシーンを体験できるということだ。
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ペア決めの方法は、女子からの指名制。順番はくじ引きで決める。もちろん、同じ人を指名することはできないので、早いもの勝ちだ。
「12時のキス」のペアは、ゆうき×はっしー、ゆあ×しおん、みよし×りくと、あかり×りょうすけに決まった。
女性メンバーのほとんどが、恋愛目線ではなく台本目線で男性を選んでいたことには感心した。
いくらタイプであっても、その台本にイメージがハマらなければお芝居として成り立たない。女性メンバーの女優魂を感じた瞬間だった。
ただ1人、恋愛的にも台本的にもはっしーを熱望していたあかりが少し不服そうな表情をしていたことは否めないが……。
さっそくペアでの稽古を開始し、いよいよオーディション当日。
演技指導の澤田育子先生から、衝撃の事実を告げられる。
「今回のオーディション、この台本では行いません」
台本通りの演技ではなく、過去の恋愛経験に基づいて行う即興演技で主役ペアを決めるという。
台本がある演技と即興での演技、どちらが難しいかと問われると答えがたい。だが、即興での演技は相手との親密性あってこそしっくりくるもの。
また辛辣な意見になってしまうが、演技レベルが同等でないと、どちらかがとんでもなく悔しい思いをすることになる。そう、2人の関係性だって壊しかねない。
……だからこそ、即興演技という手法にしたのだろう。さすがは恋愛リアリティーショーだ。
即興演技といえど、ベースは決まっている。
終電後の駅のホームで男子が過去の恋愛経験をもとに女子に告白。女子は辛い経験を打ち明け、告白を断る。が、男子は諦めずに告白して2人は結ばれキスをする、というものだ。
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4組、それぞれの即興演技が展開される。
もうこれは、結果から言ってしまおう。
選ばれたのは、ゆあ×しおんペアだ。
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正直なところ、このペアが圧倒的だった。
ストーリーの内容にも違和感は一切なく、2人のお芝居で完全に空気感が変わった。ナチュラルでリアリティのある、湿り気のある即興劇。
しおんの自然体な演技には目を見張るものがあるし、ほぼ初見だったゆあの吸引力のある演技にはただただ驚かされる。
上から目線なようで大変恐縮だが、「この子、間違いなく売れるな」と思えた。
即興演技は、どちらかの芝居が上手いだけでは成立しない。
「相手がしおんくんじゃなかったら絶対出来なかった」と確信していたゆあ。
ゆあの芝居が上手なのは間違いないが、ゆあとしおん、2人の相性が相当いいと言い切れる。
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お互いに、第一印象では恋愛要素をあまり感じることができなかったという2人。
芝居で距離が深まるに連れて恋心が芽生えはじめているように見える。
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早速撮影がスタート。落選組は撮影風景をただただ見学するのみ。相当悔しいに違いない。
そんな中、ドラマ内でのキスシーンが上手くいくかどうか、心配が募るしおん。
そんなしおんに、ゆあが爆弾級の言葉をかける。
「失敗してもいいよ。何回もできるじゃん」
素朴で至極純粋なのに、ほのかな色気が香るゆあ。この雰囲気は同性から見ても癖になる。
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ドラ恋 Episode1「12時のキス」は、恋愛リアリティーショー内で作られたとは思えないほどのクオリティの高さだ。それはやはりゆあとしおんの繊細な表現力と、2人の息がぴったり揃っていたからこそなのである。
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やはり、ゆあは確実に女優として羽ばたくべき魅力を持っている。
徳永えりを彷彿とさせる透明感と安定感のある演技力。今後の活躍がますます楽しみである。
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肝心のキスシーンは、カットがかかったあとも余韻が残る尾を引くようなもどかしさが実にエロい。
並行して流れる主題歌アイナ・ジ・エンドの「私の真心」が視聴者の心をくすぐる。
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お芝居でいっぱいいっぱいだったこともあり、この高揚する気持ちが恋愛なのか友情なのかわからないと言うしおんと、ジェットコースターに乗った後のような爽快感があると言うゆう。
いち視聴者としては、このまま上手くいってほしいという気持ちしかないが、他の人ともペアを組むことでますます気持ちに変化が生まれていくことだろう。
その焦燥感や嫉妬心にも注目しながら、見守っていきたいと思う。
芝居と恋愛は別物?いえいえ、そんなことありません。
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芝居を通して恋愛感情が生まれるのか? という質問には、全力で「YES」と答えたい。
実際、共演を通じて交際や結婚に至る方々も多いし、私自身ドラマの共演者や演技レッスンの即興劇のペアの方と交際に発展することもあった。
同志だからこそ共通の話題も多く、人間としても俳優としても魅力を感じるうえで、台本上とはいえ“疑似恋愛”を行うのだから、結ばれることは必然といっても過言ではないのである。
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「恋愛ドラマな恋がしたい」、あかり、ゆうき、ゆあ、みよし、しおん、りょうすけ、りくと、はっしーら8名が、これからより芝居に恋愛に苦悶し成長していく姿は、どう考えても期待しかない。
(文:桐本絵梨花)
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