<解説&考察>「ミズ・マーベル」第3話:“あの組織”が登場!明らかになる謎と急展開
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マーベル・スタジオが送るドラマシリーズの最新作「ミズ・マーベル」が2022年6月8日より配信された。
イスラム教徒のアメリカ人ティーンエージャーであり、アベンジャーズオタクでもある主人公・カマラを中心に繰り広げられる本作。マーベル作品の新機軸であり、今後のシリーズを支えるであろうニュー・ヒーローの誕生やいかに……。
本記事では、「ミズ・マーベル」第3話の魅力をマーベル好きのライターが紐解いていく。
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謎の集団・クランデスティンとは?
今回のエピソードでは、カムランの母・ナジマがヌール・ディメンションという別世界からやってきた集団“クランデスティン”であることが明らかになった。
クランディスティンとは、マーベルの原作コミックではかなりマイナーな超能力集団のことをいう。過去にはX-MENと協力したこともあるグループだ。
今回のエピソードでは、彼らの過去に“テン・リングス”や“クリー人”が関わっていることが予想されるが、その詳細は今後の物語で明らかになっていくだろう。
また、彼らが“別次元”からやってきたという設定もマーベルファンとしては気になるポイントである。
近年のマーベル作品では“マルチバース”という概念が登場。
別次元の世界が何らかの出来事をきっかけに繋がることで、過去に制作された別シリーズの作品も合流が可能となった。(ex.『スパイダーマン』シリーズ、『アメイジング・スパイダーマン』など)
実は、今回のエピソードで登場したヌール・ディメンションにも、他作品と繋がる何か隠された設定があるのかもしれない。
テン・リングスの暗躍
また今回のエピソードでは、冒頭の回想シーンでシリーズの重要組織「テン・リングス」のマークが登場。クランデスティンが腕輪を発見する遺跡のような場所に、テン・リングスの関わりが示唆されていた。
テン・リングスとは、『アイアンマン』で初登場し『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で詳細が語られた組織。
現代から1000年前に存在したウェンウーという男が率いる軍隊が基となった犯罪組織のことで、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』ではウェンウーとその息子の物語が描かれていた。
果たして、この設定は単なる小ネタとして終わるのだろうか。
ちなみに、カマラの能力を覚醒させた腕輪は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』に登場した武器の“テン・リングス”とも似ており、ファンの間では配信前から注目されていた。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』を予習していると、今後の物語はより楽しめるのかもしれない。
まさかのボリウッド風シーン
多くのインド映画では、印象的なダンスシーンが登場する。本作では、そんなインド映画の系譜を踏むように陽気なダンスシーンが登場した。
兄・アーミルの結婚式の出し物として、メインキャラクター総出で披露されるダンスシーンは圧巻。
インド映画であれば、ミュージカルのように突然のダンスシーンが挿入される場合も多いが、本作では物語の筋に沿って演出された点も好印象であった。
カマラの正体とは?
本作は『キャプテン・マーベル』同様、主人公がルーツを探り「自分とは何者か」を明らかにする物語と言えるだろう。
『キャプテン・マーベル』の主人公であるキャロル・ダンバースは、クリー人の血を輸血されたことで超能力を手に入れた人間とクリー人のハーフという設定であったが、果たしてカマラは何者なのだろうか。
第3話のエピソードでは、過去に謎の腕輪を青い体の生命体が使用していたことが示唆された。
マーベル作品で登場した“青い体の生命体”であれば、クリー人という可能性が高く、カマラの原点にも何かしら彼らの存在が関わっているのかもしれない。
今回は、驚きの急展開が満載だった「ミズ・マーベル」第3話の魅力を紹介した。
果たして、この物語はどこに向かっていくのか。
さらなる超展開に期待が高まるシーズンの中盤であった。
(文:TETSU)
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