特撮向上委員会

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2022年06月26日

「仮面ライダー」の隠れた名曲まで堪能!「仮面ライダー 50th Anniversary SONG BEST BOX」

「仮面ライダー」の隠れた名曲まで堪能!「仮面ライダー 50th Anniversary SONG BEST BOX」

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

「仮面ライダー」という作品を分解してみたときに、ストーリーや演出と共に最も欠かせない要素の一つなのが「音楽」です。

主題歌は当然その作品の顔であり1年間、その楽曲が作品と共に視聴者の脳に刻み込まれていきます。

深く刻み込まれたその跡は何年経っても、何十年経っても残り続け

いくら体が成長しようとも、その曲を口ずさめば一気に童心に帰ることも可能です。

そしてさらにすごいのは、この「仮面ライダー」というコンテンツが誕生してもう50年以上も経っているということ。

自分にも7歳の息子がいるんですが、親子二代で「仮面ライダー」作品の主題歌を一緒に熱唱し、風呂場ではイントロクイズで盛り上がることもしばしば。

最近ではそれすらも物足らなくなって、曲に乗せずただただ歌詞を言って何の曲かを当てるという域まで踏み込んでしまっております。

このまま続くと、親子三代で仮面ライダーファンという日も遠くありません。

というか家庭によっては、もうすでになっていてもおかしくありません。

作品を彩るのは何も番組の主題歌だけではありません。

挿入歌や、映画・スピンオフの主題歌も名曲が目白押しです。

しかし、クウガから数えてももう23作目。

聴きたい曲が見つかっても、それをかき集める作業はもはや至難の業。

ですが先日、その膨大な楽曲を圧倒的物量をもって一つにした「仮面ライダー50th Anniversary SONG BEST BOX」が発売されました。

CDの枚数全18枚、収録楽曲数322曲。

音楽もすっかりサブスク化され、僕自身もすっかりサブスクでサクサク音楽を聴く生活になってはいたんですが、久しぶりにCDにワクワクしましたし、久しぶりにCDをパソコンに取り込みました。

今回発売されたこのBOX、ただただまとめられたものじゃないんです。

『仮面ライダーゴースト』のスピンオフで『アラン英雄伝』という、監督デビューしたての上堀内監督が演出した傑作がありまして。

死の概念がなく、歳を取らない眼魔世界のアランと人間世界のフミ婆とのやり取りが涙を誘うんですが、この切ない物語をさらにエモくさせていたのが『アラン英雄伝』の主題歌である「TIMELESS BLUE」。

それぞれの時間の流れの違いによって生まれた心が揺さぶられるストーリーと、「TIMELESS BLUE」を歌うSUNAHOさんの激ウマ歌唱が合うのなんの。

早くフルで聴きたいと思ってたのですが、待てど暮らせどまったくCD化しない。

頼むからCD化、いやせめて配信でもかまわないから…と切望するファンが多数。

僕もちなみにその一人だったわけなんですが、それが今回やっとフルで思う存分楽しめるようになったんです。

ほかにも、圧倒的歌唱力を持って『仮面ライダービルド』の主題歌「Be The One」を歌い上げているBeverlyさん。

生歌を聞くと歌がうますぎて大袈裟でなく泣いてしまうんですが、今年の2月に武道館で行われた感謝祭で歌われていた「Journey through the decade」も最高で、LIVEver.じゃないのを聴きたいなと思ってたら、こちらもなんとしっかり収録されています。

また、僕が大好きなKAMEN RIDER GIRLSの楽曲も、『仮面ライダーグリス』の「Perfect Triumph」もTETRA-FANGの「Individual-System」もAstronautsの「Giant Step」もTRIPLANEの「Over Quartzer」も橘さんの「rebirth」も、松本梨香さんの「Go!Now!」も、「ビルド」の「Ready Go!!!」も貴水博之さんの「Wish in the dark」も土屋アンナさんの「Voygeres」も175Rの「夢で逢えたなら」も、何もかもここに入っております。

全部聴くのに相当時間かかりますので

たっぷり楽しみながら、「仮面ライダー」の楽曲を振り返りたいと思います。

(文:篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】

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