(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
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映画コラム

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2022年08月07日

『ONE PIECE FILM RED』4DXの「5つ」の絶賛ポイントを解説!

『ONE PIECE FILM RED』4DXの「5つ」の絶賛ポイントを解説!

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2022年8月6日より『ONE PIECE FILM RED』が公開されている。ここでは、4DX上映をおすすめしたい理由を中心に、魅力や特徴を紹介していこう。

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前置き1:「歌(ウタ)」を中心にした「本気」

『ワンピース』は言わずと知れた超特大ヒットコンテンツ。2022年8月4日に単行本の全世界累計発行部数が5億部を超えたことが発表され、少年ジャンプで連載中の本編が「最終章」に突入したこともあり、さらに盛り上がりが増している。

そして、今回の映画『ONE PIECE FILM RED』は作り手の本気が、「歌」という魅力を推し出していることからもわかる。何しろ、今回の重要キャラクター「ウタ」の歌唱を担当するのは、若者を中心に絶大な支持を得ている歌手のAdo(声の演技の担当は声優の名塚佳織)なのだ。



しかも、中田ヤスタカ、Mrs.GREEN APPLE、Vaundy、FAKE TYPE.、澤野弘之、折坂悠太、秦基博と豪華アーティストたちによる楽曲が提供された。その7曲すべてのミュージックビデオが作られるという徹底ぶりとなっている。それぞれのファンにとっても、見逃せない作品だろう。

なお、前作『ONE PIECE STAMPEDE』と同様に原作からのキャラクターが数多く登場する作品ではあるが、基本的に今回から登場するウタを中心とした話であり、何より彼女が歌う楽曲の魅力は絶大なので、『ワンピース』を全く知らない人でも楽しめる内容ではあると思う。原作の第1話から登場するも、意外に謎の多い人物である「シャンクス」の活躍を喜ぶファンも多いだろう。

前置き2:「ライブ」を映画館で楽しむ喜び

そのハイクオリティの楽曲の数々、そしてどゴージャスかつ大迫力の演出によって、本作はまるで「音楽ライブ」を映画館で観ている感覚にもなる

コロナ禍でライブエンターテインメントに行きにくくなり、今なお演者本人の感染による中止や延期が相次ぐ中、厳しい換気基準が設けられ、しかも音響設備も整った、継続的にコンテンツを提供できる場所でライブを楽めるということから、映画館という場所の価値も改めて考えさせられた。

そして、詳しくは後述するが、この『ONE PIECE FILM RED』はその「音楽」を推した内容こそが、さまざまな演出を楽しめる4DXとの相性が抜群だった。過去に『ボヘミアン・ラプソディ』の時にも思ったのだが、意外にもライブというシチュエーションにも4DXが合うことを再確認できたのだ。

前置き3:魅力的な4DXが大渋滞!

現在、『トップガン マーヴェリック』の4DX上映が、公開から2ヶ月以上経った今でも継続している。こちらは「4DX史上最高傑作」とも評される出来栄えであり、ごく一部の映画館で実施されている「4DX SCREEN」も未だに満席が相次ぐ盛況ぶりとなっている。

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しかもこちらも最高クラスの相性を見せていた『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の4DXも、一週前から上映されている。

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そのためというべきか、8月上旬現在の『ONE PIECE FILM RED』の4DX上映は1日2回〜3回程度と少なく、熾烈なチケット争奪戦状態となっているので、ぜひ予約の上で鑑賞してほしい。

前置き4:MX4Dより4DXをおすすめしたい理由

座席の移動や各種演出が楽しめる上映方式には4DXとMX4Dがあるが、今回は(も)ぜひ4DXの方をおすすめしたい。

なぜなら、4DXにはあって、MX4Dにはない演出に、「雨」「雪」「シャボン玉」がある。今回の『ONE PIECE FILM RED』ではこれらのいずれか(どれが具体的に使われているかは後述する)がこれ以上なく効果的に使われており、感動を倍増させてくれたのだ。

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すっかり前置きが長くなったが、ここからは『ONE PIECE FILM RED』の具体的な4DXの魅力を記していこう。決定的なサプライズ要素は明確には記さないようにしたが、「どういう演出があるか」も知りたくないという方は、先にご覧になってほしい。



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