映画『サバカン SABAKAN』公開|2人の映画監督が目の当たりにした、“俳優・草彅剛”の魅力とは?
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「青春の、少し前の、せいしゅん」をテーマに贈る映画『サバカン SABAKAN』。1980年代を生きる子供たちのひと夏の冒険を描いた本作で、主人公・久田の現代を哀愁とともに演じ、ナレーションも務めたのが草彅剛だ。
草彅といえば映画『黄泉がえり』(2003年)をはじめ、『日本沈没』(2006年)、『BALLAD 名もなき恋のうた』(2009年)、テレビドラマ「フードファイト」シリーズ、「僕の生きる道」(2003年)、「任侠ヘルパー」(2009年)、大河ドラマ「青天を衝け」(2021年)、「拾われた男」(2022年)など、出演作は枚挙にいとまがない。シリアスからコメディまで変幻自在に演じ分ける、言わずと知れた日本屈指の俳優である。
そんな草彅が改めて存在感を示した作品といえば、昨年公開され、日本アカデミー賞を含めた数々の映画賞を総なめにした『ミッドナイトスワン』だろう。この作品で草彅はトランスジェンダーという難しい役どころを繊細に演じきった。
今回cinemas PLUSでは、映画『ミッドナイトスワン』の内田英治監督と、『サバカン SABAKAN』の金沢知樹監督を直撃。間近で見たからこそ感じた“草彅剛の魅力”について聞いた。
『ミッドナイト・スワン』内田英治監督
草彅さんは、人として魅力的ですよね。役者としての意識のある方だと思うのですが、天性的にとにかく気持ちが純粋なんです。だから様々なキャラクターとの同化、重なり合う純粋性の濃度が高く、そして嘘がない。役に入っていくときの気持ちが、本当にピュアなんだと思います。なかなかいない役者だと思いますね。
8月26日(金)より、阿部寛が主演を務める映画『異動辞令は音楽隊!』が公開となる。
『サバカン SABAKAN』金沢知樹監督
もう一言だけです。「表裏一体」、これです。表も裏も草彅さん。昼も夜も草彅さん。カメラがあってもなくても草彅さん。どの角度で切ってみても、草彅さんは草彅さんなんです。役者としても人としても、生き方としても究極の状態だと思います。羨ましいです。多くの葛藤を乗り越えてきたんだなぁ、って思います。■『サバカン SABAKAN』作品情報
8月19日(金)より全国公開。出演
番家一路 原田琥之佑 尾野真千子 竹原ピストル村川絵梨 福地桃子 ゴリけん 八村倫太郎(WATWING) 茅島みずき 篠原 篤 泉澤祐希
貫地谷しほり 草彅剛 岩松了
監督
金沢知樹脚本
金沢知樹 萩森淳配給
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