<解説&考察>Snow Man「JUICY」が魅力最強な理由



いい意味で驚かせ続けてくれるSnow Man、最高では? 

Snow Manの新曲「JUICY」の勢いがすごい。彼らの2ndアルバム「Snow Labo. S2」のリード曲であるこの曲のMVは、公開からわずか1週間と、過去最速のスピードで1000万回再生を達成している。2週間以上経つ現在も「人気急上昇中の音楽」ベスト10にランクイン、2000万回再生も目前だ。(※8月23日現在)

本記事では「JUICY」の動画を見ながらその魅力を振り返りつつ、ここまで注目が集まった理由を考察したい。

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【目次】
・ファンの期待を一気に高めた謎の映像「なんだこれ!?」
・触れておきたい「JUICY」MVの見どころ
・「JUICY」Dance Practice&メンバー別の見どころ
・公式TikTokアカウントを開設!
・<考察>「JUICY」ここまで注目されている理由

ファンの期待を一気に高めた謎の映像「なんだこれ!?」



そう、すべてはここから始まった。2022年8月3日(水)、7thシングル「オレンジkiss」リリースから3週間経ち、伴う動きもゆるやかになってきた水曜日に、「なんだこれ!?」というタイトルで突然Snow Manの公式YouTubeにアップされた謎の動画。

タイプライターで打たれる英字、中国風の看板と内装、そして豪華な内装の建物の階段から降りてくる、柄シャツに身を包んだバッチバチに治安の悪い9人。テーブルが並ぶ中、様々な国籍のお客さんたちの歓声を浴びてステージに向かうSnow Manは、先ほどとは違うモノトーン衣装。フォーマルだけど、細いハーネスがたくさんついていていい。Snow Man×ハーネスが大好物だという人、多いと思う(私もです)。

次の瞬間、BGMが不穏なものに変わる。紫の壁を伝う液体は一体……!?席を外していたラウールが部屋に戻ると、円卓を囲む他の8人はみんな眠っていた(生きてるよね?)。食事に何か盛られたのだろうか。「なんだこれ!?」と叫ぶラウール、「Coming soon…」の文字が浮かんで映像は終了。

わずか1分の映像に、ファンは騒然とした。Twitterのトレンドにも「なんだこれ」が入った(ちょっとおもしろい)。

なになになに、何が来るんだろう。ここまできっちり衣装とセットがあるということは、絶対に何らかの新曲はあるだろう。わざわざこんな動画で焦らすということは、アルバムだろうか。タイプライターの文字に「In the promised lace(約束の場所で)」とあることから推測するとツアー?約束の場所ってどこ!?などなど、いろんな可能性を想像した。

いろんな形で驚かせてしまうSnow Man、最高では!?と思った。

最速1000万PV超え!要素盛り盛りの「JUICY」MV



次の動画は来週の水曜日だろうな……と思っていたのに、「なんだこれ!?」の翌日に公開された「JUICY」MV。かっこよすぎるんだが??? 

しかも振り付けが「Hikaru Iwamoto」。もう最高じゃん。そして見るべき要素が多すぎて1回だと目が足りない、何度も繰り返し観ざるを得ない。

盛りだくさんすぎるMVの見どころを、ひとつずつ挙げていく。

■メンバーのビジュが良い


まず何といっても、全員ビジュが良い。柄シャツに固めたりウェーブさせた髪、何人かはカラーサングラスで強気にドやる9人。こんな治安が悪いSnow Man、好きに決まってる。

白黒ハーネス衣装も最高だ。かっこいいし、なんかいけない感じがするし、なんというかオタク心がくすぐられる。

■豪華なロケ&初エキストラ


MVの舞台となっているのは「ホテルスプリングス幕張」で、中華料理店もホテル内にあるお店である。冒頭の階段といい室内といい、内装がゴージャスだ。そして本MVには、Snow ManのMV史上初のメンバー以外のエキストラが出演している。Snow Manのパフォーマンスを観て盛り上がったお客さんが、自分たちも踊り出す様子が高揚感を高めていて、何だか洋画のパーティーシーンを観ているようだ。

特に後半の彼らがテーブルや台の上に立って踊るシーンの迫力と盛り上がりがすごくて、観ているこっちもMVの世界の中にトリップしてしまいそう。

■宮舘セレクト・今までになかった曲


毎曲そうではあるが「JUICY」は特に、今までのどの曲とも似ていない新しさがある。音数も多く、おしゃれさもある。MVももちろん、曲だけをとっても要素が多くて何度も聴きたくなるのだ。ベース音単体で聴いてもかっこよさそうで、インスト版もほしいくらいだ(アルバム曲のためなさそうなのが残念)。

そしてこの曲が入る2ndアルバム「Snow Labo. S2」は、9人がそれぞれ9つのジャンルを担当し、候補から数曲セレクトしてメンバーにプレゼンして曲を決めたのだという(お願いだからその様子を映像撮って商品として売ってほしい)。そして先日、アルバムのティザー動画でこの「JUICY」が宮舘涼太の担当曲だということが判明した。宮舘くん、天才では……!?

また、シングルにはメンバー出演の映画・ドラマ・アニメなどのタイアップがつくことが多く、その作品のイメージありきの曲になる。もちろんそれはそれで楽しみなのだが、アルバムリード曲であるこの曲は、いい意味で今のSnow Man、これからのSnow Manを最も感じられ、挑戦要素もある曲となるのではと思う。その分発表されたときのわくわく感が半端ない。

アルバムやツアー・これからのSnow Manへの期待も加わり、MVの再生数が高いのには、そんないろんな期待からというのもひとつあるのかなと思う。

■リーダー岩本振り付け!“バランすのダンス”


「JUICY」の振り付けはリーダー岩本照によるものである。特にサビの片足を上げ左右に振る動きは、「バランすのダンス」と名付けられ、一見軽くやっているように見えるが、やってみると意外と難しいのだと本人たちも言っている。Snow Manの体幹があるからこそ成立する振り付けかもしれない。

この振り付けは、何だか見ていてクセになる。MVにも「TVで見かけたこのダンスが忘れられなくてきました」という元々ファンではなかった人のコメントがついていて、さすが岩本くん!と思った。曲もダンスもクセになるから、何度も観てしまうのかもしれない。

岩本くんは他にも多くの曲の振り付けを担当しているが、1stアルバムのリード曲・EVOLUTIONの振り付けも彼によるもの・MVを観たときの興奮を思い出し、アルバム2作連続リーダーが振り付け担当するSnow Manを誇らしく思う。

そして個人的に思ったこととして、歴代曲の振り付けやポーズが少し入っているような気がする。佐久間くん・宮舘くんのアクロバットはD.D.のMVと似ているし、並んで座って足を組み替えるところはKISSIN' MY LIPS、その後の目黒くんのポーズがGrandeur、康二くんが手でオレンジkissの手のポーズ。

EVOLUTIONにも歴代曲の振り付けが入っていたことを思い出し、胸熱……!見つけきれてない気がするので、他にもあったら教えてほしい。 

■アクロバットがある!


興奮したのはMVにアクロバットシーンがあること。昨年のツアーはアクロバットパートがそんなに多くなかったし、以降のシングルもそういった要素はなかっため、新曲MVに入ってくるのはうれしい。何となくデビュー曲・D.D.のMVを彷彿とさせるところもあり、テンションが上がる。

■まるで映画のワンシーン、垣間見えるストーリー性


単純に曲をかっこよく見せるだけではなく、MVを観ただけでその裏にあるストーリーを想像させるところも、何度も観たくなるポイントだ。まず国がわからないし、彼らは何なのか、現実と同じようにアイドルなのか、そう見せかけ何かなのか。さらに「なんだこれ!?」を思い出すとどういうこと!? となるし、全容を知りたいので短編ムービーとかにしてほしい。

■Snow Manのわちゃわちゃが見られる


パフォーマンス部分はバチバチにかっこいい一方で、食事シーンは柄シャツ姿ではあるものの、みんなで楽しく食事する姿がかわいくて、仲の良さが伝わてくる。微笑ましくて和む。

MV公開後に放送された公式ラジオ「素のまんま」で、このご時世、実際に9人で食事ができなくなってしまったため、撮影で食事できて普通に楽しんだとのこと。確かに以前は定期的に9人でのご飯会をしていた彼ら、早くまた撮影じゃなくても9人で食事できるときが来てほしい。

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