「PICU 小児集中治療室」第1話:「親愛なる僕へ殺意をこめて」、「silent 」に続き、主演の吉沢亮が号泣。その涙のワケとは?
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吉沢亮が“月9”初主演を務める医療ドラマ「PICU 小児集中治療室」が、2022年10月10日(月)21時よりスタート。
27歳の小児科医、志子田武四郎(吉沢)が、子どもたちの生死を分ける過酷な「PICU」で奮闘する。共演は、安田 顕、木村文乃、高杉真宙、イッセー尾形、大竹しのぶら。
本記事では、第1話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「PICU 小児集中治療室」第1話レビュー
舞台は広大な自然があふれる北海道、ドラマの内容は医療系、豪華なキャスト陣、そして主題歌を歌うのは中島みゆきとくれば、観ない理由がみつからない—。 無料メールマガジン会員に登録すると、 無料のメールマガジン会員に登録すると、
主演は、昨年放送されたNHK大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢栄一を演じた吉沢亮。
生真面目で不器用な若い小児科医、志子田武四郎(しこた・たけしろう)を、吉沢がこれからどんな風に演じ、成長させていくのか楽しみだ。
冒頭からネタバレしてしまうが(※以下注意)
ドラマというものは、窮地に追い込まれても結局は大団円で終わる。
とくに初回の放送では、円満解決の展開が多い。
しかし、昨日放送された「PICU 小児集中治療室」では初回放送から子どもが亡くなった。
しかも2人も……。
これは辛い。どうしてもため息が自然と出てしまう。
北海道の郊外に新設された小児専門の集中治療室PICU。
PICUとは、Pediatric Intensive Care Unitの略称で小児専門の集中治療室のことだ。
7歳の人気子役が撮影中に体調を崩し亡くなったことがきっかけに小児科医、武四郎の心に小さなあかりが灯った。
そこから3年後、北海道知事の鮫島立希(菊地凛子)が動いたことによってPICUが設置された。
小児集中治療のパイオニアである植野元(安田顕)、救急救命医の綿貫りさ(木村文乃)と看護師の羽生仁子(高梨臨)、そして研修を終えたばかりの未熟な小児科医、武四郎の4人だけ。
そこへ突然、腹痛を訴えた女の子、きょうかちゃんが搬送されてきた。
しかし、発症から4時間も過ぎたために治療の甲斐なく亡くなってしまった。
自分の袖を掴んで「ママ」と言って亡くなったことに動揺を隠せず、号泣する武四郎。
そんな武四郎に植野は
「どうしたら良かったのか、反省して…反省して…一緒に考えましょう」と優しく諭した。
きょうかちゃんが最初に訪れた病院を訪問した武四郎と植野。
どうすればきょうかちゃんを助けることができたのかを、一つずつ丁寧に紐解く作業をおこなうためだった。
帰りの電車を待つ駅で植野はなぜ、武四郎をPICUに呼んだかを話した。
冒頭で「俺、生きるとか死ぬとかほんと無理だからさ……ほんと、そういうのダメだから」と言っていた武四郎が今後、PICUでどのようにして成長していくのか。
どこまでも優しい植野とは対照的で厳しい発言、鋭い視線が気になる救命医の綿貫。
この2人の存在も武四郎に大きく関わってきそうだ。
今回のドラマは、吉沢演じる未熟な小児科医がメインだろう。
しかし、カメレオン俳優と名高い、安田顕の演技にも大いに注目したい。
同作品とは少し離れるが、今クールのフジテレビ系のドラマ「silent 」(木曜22時~)、「親愛なる僕へ殺意をこめて」(水曜22時~)など、初回から主演が涙を流していることが多い。
そして、どの作品も思わず視聴者がもらい泣きしてしまうほどストーリー展開も良く、演者もうまい。
よし、そうくるならばこちらも今クールドラマで大いに泣かせてもらおうではないか!!
来週以降もティッシュを準備して、しっかり各ドラマに向き合いたいと思う。
(文:駒子)
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