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2022年03月25日

「科捜研の女」第16話レビュー:「仮面ライダーオーズ」コンビ夢の共演回!マリコの小学生時代の超ド級の美しさに驚き(※ストーリーネタバレあり)

「科捜研の女」第16話レビュー:「仮面ライダーオーズ」コンビ夢の共演回!マリコの小学生時代の超ド級の美しさに驚き(※ストーリーネタバレあり)


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沢口靖子主演の木曜ミステリー「科捜研の女 season21」が、2021年10月14日(木)より放送スタート。

画像分析やDNA鑑定などの科学技術を駆使し、難解な犯罪捜査に立ち向かう様を描いた本シリーズ。榊マリコ(沢口靖子)の活躍もさることながら、ともに捜査に精を出す刑事・土門薫(内藤剛志)の熱血ぶりも魅力だ。

本記事では、その第16話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

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「科捜研の女 seson21」第16話レビュー


科捜研のメンバー・橋口呂太役の渡部秀。彼の出世作といえば「仮面ライダーオーズ/OOO」。先般、完全新作『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』が期間限定公開された同作で、主役の仮面ライダーオーズ/火野映司を演じた。

「科捜研の女」第16話では、「仮面ライダーオーズ/OOO」でオーズの相棒・アンクを演じた三浦涼介がゲストで登場。「オーズ」コンビの夢の共演が実現した。



三浦が演じたのは、マリコ(沢口靖子)や呂太(渡部秀)が特別講師として招かれた小学校のスクールサポートスタッフ・古江美智流。6年前に同校で起きた校長の殺人事件で犯人として逮捕された学校写真カメラマンの息子だ。



取り調べ中に亡くなった父の無実を信じ続けている美智流。彼はサポートスタッフとなって学校内を独自に調べ、事件の凶器と思われるハンマーを発見。科捜研の研究員が来校すると知って教室の教卓にハンマーを貼り付けた。このハンマーを児童たちが見つけたことから、マリコや土門(内藤剛志)たちは6年前の事件の真相を追求していく。

もう一人印象的だったゲストは、科学クラブの小学生の榊マリコならぬ坂木麻里菜(芹沢凛)。白衣をまとい「科学は嘘をつかない!」と叫ぶまさに“ミニ・マリコ”な彼女とその仲間たちが、最終的な真相解明につながる重要なヒントをもたらしてくれた。



夢の共演回ということもあってか、今回は呂太も現場の学校で活躍。特にいつになく真剣な顔で小学生たちを怒る姿が胸熱だった。体育館に現れる幽霊の正体を突きとめようと指紋採取した麻里菜たち。彼らがアルミニウム粉末をばらまいているのを見た呂太は顔色を変える。特性を知らないものを無造作に扱った麻里菜たちに「取り扱いを間違えたら危険な物質だってあるんだよ」「正しい科学の知識もないのに好奇心だけで行動してはいけない!」と諭した。

「あの呂太がちゃんとしたことを言ってる……」と失礼ながら筆者は若干驚きもしたが、お気楽でマイペースで食いしん坊ないつもの彼とは違う、聡明な科学者らしい姿は見ていてとても気持ちのよいものだった。

6年前に事件が起きた際に犯行現場である学校にいたのは、当時副校長だった現校長、そして呂太の恩師でもある勝又潤子(大島さと子)や他の教員たち、さらに、遺体の第一発見者である用務員の水口(千原せいじ)だ。



当初、遺体が見つかったとき職員会議をしていた教員たちに犯行は不可能かと思われた。しかし、マリコたちが体育館をよく調べて実験を行った結果、犯人が巧妙かつ大掛かりなトリックを仕掛けて、遺体が人の目に留まる時間をコントロールしていたことがわかる。

結果、教員たちのアリバイは消滅。凶器のハンマーと同じ箱の中にあった釣り針に指紋が付いていた教頭の吉村(岡嶋秀昭)が真犯人だとわかり、6年越しで美智流の父の無実が証明された。

当時、校長のパワハラに耐えきれず殺してしまったという吉村。どうして相談してくれなかったのかと言う勝又に「いじめを受けている子どもはさらなる仕打ちを恐れて声をあげられない。それと同じですよ」と語った。彼の気持ちはわからなくもない。ただ、当時非常に綿密かつしっかりとトリックを練っていた彼。あの労力を何かもっと違う形でパワハラを解決することに使えなかったのか…とも思う。

事件解決後、「みんなのおかげで真相にたどりつくことができた」と麻里菜たちにプレゼントをするマリコ。しかし、彼女が差し出したのは指紋鑑定法の資料。マリコよ、さすがにそれは小学生が喜ぶものではない……。

思わず固まる(というか若干引いている)麻里菜たちに「多少人と違ってても気にせずに好きなことに一生懸命取り組んでいくと、ああいう大人になれるぞ」とフォローを入れる土門。その後、未来の科捜研メンバーになるかもしれない少年少女たちに見送られ、二人は学校を後にするのだった。

最後に、今回、呂太が少年時代を振り返る流れで公開された皆の小学生の頃の写真についても触れておきたい。それぞれのあどけない写真が出てくる中、一番驚かされたのはやはりマリコ。「ふつう~の小学生」だったと語る彼女の子ども時代の姿は超ド級の美少女。さすがは初代東宝シンデレラである。


(文:田下愛)

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