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2022年10月24日

「鎌倉殿の13人」第40話:和田義盛を嫌いな人なんていないので歴史のほうを変えたい

「鎌倉殿の13人」第40話:和田義盛を嫌いな人なんていないので歴史のほうを変えたい


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2022年のNHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」。三谷幸喜 脚本×小栗旬 主演で描く北条義時の物語。三谷幸喜曰く「吾妻鏡」を原作としており、そこに記されきれていない部分を想像と創作で補い、唯一無二のエンターテイメント大作に仕上げているという。

本記事では、第40話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。



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「鎌倉殿の13人」第40話レビュー

もう誰も死んでほしくない。きっと、全ての視聴者の想いであることは間違いないのだが、見守ることしかできないのが、もはや辛い。

義時(小栗旬)が大江広元(栗原英雄)と共に和田義盛(横田栄司)を転落させようと躍起だ。

そんな中、不可解なことが起きる。

泉親衝の乱が勃発。
北条を討とうと目論んだものでそこには義盛の息子の和田義直、和田義重、甥の和田胤長が加わっていた。
しかし、義時も大江も泉親衝が何者なのかを知らない。実は、源仲章(生田斗真)だったのだ。京は、北条義時が気に入らないのだ。

胤長以外の者は寛大な処置となった。が、胤長は他の和田の者を誘ったとして厳罰を免れられない。
義盛は胤長の赦免を求めて、一族98人で御所を訪れる。「無数の和田義盛が」と北条時房(瀬戸康史)が言うように、ひげ面が勢ぞろい。圧巻。が、義時はそれで厳罰にするような男ではない。

そんな中、水面下では義盛排除の計画が進められていた。
義盛を煽るのは三浦義村(山本耕史)。
正直、義時よりも義村のほうが怖いんですが……ある種、最初からブレていない人と言えるのかもしれない。

義盛に挙兵させ、北条は鎮圧のために致し方なく、兵を動かす。
そういった形に持っていきたい義時だが、泰時(坂口健太郎)には解せない。和田を討つのは、息子である泰時のため。いずれ、和田は北条の前に立ちはだかる、と言うのだ。泰時は納得できない。

「みなで安寧の世を築いてみせます!」
「父上は間違っている!」

結果、泰時は謹慎を命じられてしまう。

一方、和田と北条の対立を知った源実朝(柿澤勇人)。
実朝にとって、和田義盛はかけがえのない存在。政子(小池栄子)に頼み込み、義盛と会えるよう取り計らってもらう。

政子が提案したのは「北条家に伝わる秘策」。女装である。
実朝が女装をするのかと思いきや、まさかの義盛が女を装い、御所にやってきた。ヒゲにリボンをつけて。和む。

義盛の手を取り、「いつまでもそばにいてくれ」と挙兵しないよう、説得を試みる。
さらに、義時を呼び、互いに矛を収めるように諭す。

一度は丸く収まったかのように見えた。実朝は義盛を双六に誘う。
しかし、和田家では義盛が戻ってこないことに動揺が走っていた。捕らえられているのではないか。
そこで、和田側は義盛を助けるため、兵を動かす。
義村、八田知家(市原隼人)らは戦が始まれば義時側に寝返る予定だった。が、巴(秋元才加)から裏切らないと起請文を書け、と迫る。わりと巴は義村に対してあまりいい感情を抱いていないように見える。これにより、義村たちは和田を裏切れなくなった。

ついに、和田合戦が始まってしまう。

 
時房に「和田殿のことが好きなくせに」「あのお方を嫌いな人なんていませんよ」と言われ、一瞬、義時から暗い表情が引っ込んだように見えた。
もし、ここで和田合戦が起こらなかったら、また義時の心の内は変化していったのではないか。
歴史が悪い方へ、悪い方へ、と向いていくが同時に、義時を修羅の道を歩ませることになる。
個人的には、キラキラとした表情で八重のもとに足しげくお土産を持って通っていたころの義時が頻繁によぎる。そのせいか、今の義時のことも嫌いにはなれない。

そして、巴のことも案じてしまう。愛する人を二度も失うことになるのか。

辛い。辛いがこのあとはたぶん辛いことしかない。

(文:ふくだりょうこ)


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