インタビュー

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2022年11月06日

『Lovely Writer』主演俳優アップ、日本初ファンミで魅せたかわいらしさの根源

『Lovely Writer』主演俳優アップ、日本初ファンミで魅せたかわいらしさの根源

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ドラマ『Lovely Writer』で人気を博した、タイ俳優のアップ・プーンパットが11月5日(土)東京・日経ホールにて、日本初のファンミーティング『Up Poompat 1st Fan Meeting in Japan [POP UP]』を開催された。

14時開演と17時30分開演の合計2公演が実施された今回のファンミ。『Lovely Writer』のエピソードトークに沸き、アップの持つ意外性や、かわいらしさの根源を感じた夜公演の様子をレポートする。

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『Lovely Writer』は「全部楽しかったです」

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2021年に放送され、日本でも人気を集めたドラマ『Lovely Writer』。同作でガオ・ノッパガオとともにW主演を務めたアップ・プーンパットは、歌手デビューを果たしたり、タイのユニクロのモデルを担当したりするなどマルチに活躍しているタイ俳優だ。

そんなアップ初の日本でのファンミーティングは、オープニング映像後、“Up Poompat”と型取られたオブジェが光ったステージにアップ本人が登場しスタート。会場からは「待ってました」の気持ちを代弁するかのような、割れんばかりの拍手が送られていた。

最初のコーナー「スペシャルトーク」では、ファンが気になるトピックの1つ『Lovely Writer』の話題に。撮影を振り返りアップは「全部楽しかったです」と笑顔でコメント。「同世代の共演者が多かったので、ちゃんと仕事しているんだけど、遊ぶような感じで仕事していたので、楽しかったです」と現場の雰囲気を伝え、スタッフ・共演者とは未だに連絡を取り合っていることを明かした。

また、ダブル主演を務めたガオについては「とてもまじめな人で、かわいい人でした」とアップ。「なにか問題があっても、楽しいことがあってもシェアできる存在。まじめな人でした」と2人の良好な関係性を教えてくれた。

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1回目の歌唱パートでは、そんな『Lovely Writer』のサウンドトラックにも収録されている「May Be It's you」を披露。ファンがしっとりとした歌声に聞き惚れていると、突然ステージから降りて、客席を周り出す一幕も。指ハートや片手ハートなどファンからのリクエストに答えたかと思えば、客席にマイクを向けて微笑み、初めて対面できた日本のファンとの時間を楽しんでいた。

和装でビシッと決めたアップの“日本通”な一面

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この日のイベントで印象的だったのは、アップがかなりの日本通であるということ。

これまで日本には何度も訪れているとアップ。しかし、観光地にはあまり訪れず、あえて計画を立てないまま街歩きをし、良いお店があったら入る“現地の人のような旅”が好きだと明かした。ちなみに好きな日本の食べ物はと問われると「焼肉とすき焼きと、寿司と串カツと、焼き鳥と………」と指折り数えながら回答。その日本語の流暢さに、会場からは拍手が起こっていた。

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また、1回目の衣装チェンジ後には和装姿で登場し、山崎まさよしの『One more time, One more chance』を熱唱。曲の雰囲気も相まって、アップの歌声に聞き惚れているファンの姿が多く見られた。

この曲を選んだ理由を、新海誠監督の映画『秒速5センチメートル』のファンだからとアップ。「アニメの絵と内容が好きでした。リアルな人生を描いていて、出会いと別れがあって、ちょっとラストは寂しい感じなんですけど」と理由を話した。

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さらに日本アニメの話題は、会場に集まったファンが豪華賞品をかけて、アップの回答を予想していくゲーム「ABチャレンジゲーム」でも。

「ドラえもんのひみつ道具を手に入れるなら、どこでもドアか、ほんやくコンニャクか」との質問で「ほんやくコンニャク」と回答したアップは、司会者から「ドラえもんも見ているんですか?」との質問に「子供のころから日本のアニメが好きで、ドラえもんとかデジモンとかポケモンを見ていました」と回答。タイのブックフェアでドラえもんのブースがあったときには、行列に並んだこともあるとのエピソードを披露していた。

かっこいいと言われたいアップの、かわいらしさの根源

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先述した「ABチャレンジゲーム」で、かわいいとかっこいいなら、かっこいいと言われるのがうれしいと回答したアップ。しかし、今回のイベントを通して、彼が持つかわいさの威力をビシビシと感じたファンは多いと確信する。

まず、そう思ったのはイベントがスタートしてすぐのこと。上手から「みなさ〜〜ん」と呼びかけて、タイの伝統的な挨拶ワイ(合掌)をしながら「サワディカー」と柔らかな声で多方向に挨拶したアップ。この日の衣装が、ふわふわとした素材のオーバーサイズなニットに、ゆるっとしたパンツというオールホワイトのラフなコーディネートというのも相まって、守ってあげたくなるようなかわいらしい印象を受けたのは筆者だけではないだろう。

その印象は、アップを支えるスタッフ陣からも折り紙付きだそう。『Lovely Writer』の撮影時には「いつもは男らしく振舞っているのに、(撮影現場では)なぜ小柄に見えるんだろう」とスタッフ陣から言われたと照れ笑いしながら明かしていた。

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さらにイベント中にも、そのあざとさは健在。衣装を変えるたびに行なわれた撮影タイムでは、できるだけ多くのファンと目を合わせるようにしたり、多様なポーズレパートリーを見せたり。隙を見てファンを気にかけている姿が印象的だった。

また、気にかけているのは、スタッフに対しても同様。滞在中に焼肉を食べたとのエピソードを明かした時にステージ裏に向かって「ありがとう」と感謝。また、アップの関係者から寄せられたビデオメッセージでは「周囲をハッピーにするエネルギーがある」「優しい」とのコメントを複数人からもらっていた。

これらを見て、クールでスタイリッシュなビジュアルにも関わらず、かわいらしい印象を受けるのは、彼が持つ思いやりと優しさが滲み出ているからなのかもしれないと感じた。

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それを強く感じたのは、イベントの締めに行なわれた会場全体と、アップで集合写真を撮る場面。司会者から「ちなみにアップさんは、写真を撮るときに、よくやるポーズや会場の皆さんと一緒にできるようなポーズはありますか?」と問われたときのことだった。

すでに写真撮影のためにマイクをスタッフに預けてしまっていたアップは、スタッフにマイクを要求し「みんな、どんなポーズがいい?」とファンに質問。ファンにリクエストを促す姿を見て「少しでも自分と入れる時間を楽しんでほしい」というアップの思いを感じたのだ。

画面越しに感じていたアップの魅力を、さらに感じることになった今回のイベント。

今後ドラマ2本と映画への出演を控えているアップは「ハマっていることは仕事」というほどに多忙なようだが、どうか、またすぐに来日することを期待しよう。

(取材・文=於ありさ)

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