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2023年05月18日

「それパク」第6話:「”ヤバイ”で特許出願します!」宣言の北脇、亜季のことが大好きじゃん!

「それパク」第6話:「”ヤバイ”で特許出願します!」宣言の北脇、亜季のことが大好きじゃん!

俳優の芳根京子が主演、重岡大毅(ジャニーズWEST)が共演する日本テレビ系ドラマ、「それってパクリじゃないですか?」が2023年4月12日、22時からスタートする。
原作は、奥乃桜子の「それってパクリじゃないですか?~新米知的財産部員のお仕事~」(集英社オレンジ文庫)。

本記事では、第6話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

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「それってパクリじゃないですか?」第6話レビュー

発売間近のカメレオンティーを一般の人に飲んでもらう試飲会を開催した、月夜野ドリンク。
こぞって若者が「なにこれ、ヤバイ!」、「超おいしい!」と興奮している姿を見て、亜季(芳根京子)は「ヤバイって言われた~」と喜んでいる。
しかし、北脇(重岡大毅)は「何が嬉しいんですか? 本来、ヤバイは否定の意味を持つ言葉です!」と正論をぶつける。
曖昧で主観的な感想は商品開発に意味がないと言う北脇に対して、曖昧で主観的な意見こそが大事ですと反論する亜季。
何かと亜季に絡んだり、先輩の五木(渡辺大知)と亜季が一緒に仕事をする姿を自然と目で追ってしまう北脇の姿は、まるで小学生男子のよう。
かわいいのだ。

第6話は、開発部と若菜(桜井日奈子)、狩野(若林時英)ら学生たちとで共同開発しているドリンク「ジュワっとフルーツスパークリング」を巡ってトラブルが発生する。
研究成果を学会で発表したい若菜らと、特許を取る前に共同開発の内容を公表されては困る開発部。
開発部と学生たちの間に亀裂が入り、まさに「ヤバイ」状態に……。
亜季は学生たちと開発部のためにも、奮闘するが、なかなか突破口がみつからない。
ジュワっとフルーツスパークリングを飲みながら「何度飲んでもヤバイです。ヤバイってだけで特許がとれたらいいのに」とつぶやいた。
そんな姿を見た北脇は、「『ヤバイ』で特許出願をします」と亜季に救いの手を差し伸べた。

「官能評価」(人の感覚を使って物を評価すること)で特許を取ることを皆に説明する北脇。
結果、官能評価が特許出願の説得力となり開発部は特許出願を、学生たちは学会で発表することで一件落着した。
不器用ながらも北脇は亜季を救ったことに。
もう、亜季のこと大好きじゃん!と言わざるを得ない。

人が感じる「美味しい」、「これヤバイ!」という曖昧な感覚も専門家により、データ化すれば特許出願ができるとは。
そして「ヤバイ」という日本語の面白さ、おかしさも再認識できて今回も筆者にとって「ヤバイ」回であった。

芳根と重岡のもどかしいけれど微笑ましい関係と、"知的財産保護"をテーマにした珍しいドラマ、「それパク」。
後半戦もさらに多くの人に注目されることを願っている。

(文:駒子)

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(C)日本テレビ

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