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2022年02月13日

<DCU>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<DCU>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


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阿部寛主演のTBS系日曜劇場「DCU」が2022年1月16日放映スタートした。

TBS×ハリウッド大手プロダクションの共同制作となる本作は、水中の捜査に特化したスペシャリスト集団「DCU(Deep Crime Unit)」の活躍を描く“ウォーターミステリー”。真実を突き詰めるまで諦めないDCUの隊長・新名正義を阿部寛、新名のバディとなる隊員ダイバー・瀬能を横浜流星が演じる。


cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・「DCU」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー


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2022年、海上保安庁に「潜水特殊捜査隊」、通称「DCU」が発足した。DCU設立の目的は、島国日本において海や河川で発生する事件の解決や、水際からやってくるテロなどからの防衛。いわば水際捜査に特化したエキスパート集団だ。隊長となったのは、50歳を迎えた新名正義(阿部寛)。メンバーには海保のエリート・西野斗真(高橋光臣)、女性初の潜水士となった成合隆子(中村アン)らがいた。そして過去に水難事件で新名に命を救われた瀬能陽生(横浜流星)の姿も。DCUは海上・水中だけではなく陸上の捜査権限も与えられることになったのだが、そのことが警察関係者との間に溝を生んでいた。

そんなDCUが発足と同時に捜査に向かったのは、群馬県のダム湖。数日前に上陸した大型台風によりダム湖内の水流が変わり、ある人物の頭骸骨の破片が発見されたのだ。警察には手が出せない水深100メートルというダム湖の水底を新名たちが潜水捜査すると、そこには思いもよらない景色が広がっていた。

容疑者として名前が挙がったのは、建設会社の社長で社長就任以前はダム事業を担当していた小山内正一(中村芝翫)、その秘書でどこか陰のある若林朱里(高梨臨)、会社の金を使い込んだことが発覚し、ロシア出張時に失踪して現在も行方不明の野田浩正(宮野真守)。ダム建設に関わっていた疑惑の3人、そして隠された事実とは…。

第1話のレビュー



瞬間最高視聴率40.1%を記録した「半沢直樹」や映画化決定で話題となっている「TOKYO MER~走る緊急救命室~」など、大人の視聴者層をターゲットとした重厚な作品を輩出し続けるTBS日曜劇場。

その枠で2022年のトップを飾る、阿部寛主演のドラマ「DCU」がスタートした。海上保安庁全面協力のもとで撮影。さらにはハリウッド大手制作プロダクションとの共同制作という気合いの入った企画に注目が集まっていた。

DCUとはDeep Crime Unit(潜水特殊捜査隊)の略称で、水中の捜査に特化した架空の組織。地上の事件に比べれば解決率が低い水中事件や水難事故を解明することで、さらなる国内の治安向上を目的として発足された。

そんなDCUの隊長に選ばれたのが、阿部寛演じる新名正義だ。第1話では、DCU発足と同時に起きた事件の全貌が明らかになるとともに、新名が率いるチームの関係性が少しずつ見えてきた。


水中捜査のスペシャリスト集団であるDCUのメンバーは、副隊長の西野斗真(高橋光臣)、中堅隊長の森田七雄(岡崎体育)、大友裕也(有輝/土佐兄弟)、成合隆子(中村アン)、そして若手隊員の瀬能陽生(横浜流星)と新名を含めた6人。どうやら密かに派閥ができているようで、森田と大友は海保のエリートである西野が新名よりも隊長に相応しいと感じていた。

目的のためなら手段を選ばない男で、空気を一切読まず、発足したばかりのDCUに不信感を抱く県警の人間にも歯向かう。そんな新名が隊長に選ばれたのは、海上保安庁の警備救難部部長である佐久間雄二(佃典彦)がゴリ押ししたからだと噂されていたからだ。

そんな中、陽生と隆子だけは新名を一心に慕っているが、それには15年前の事件が関係していた。

当時、海保のダイバーだった新名は佐久間から、海保と東都重工が共同で進めてきた船の自動運行システムの情報を外部にリークした東都重工海洋研究所に所属する瀬能博士の身柄を確保するよう命令を受ける。しかし、瀬能博士の潜伏する船は爆発。その直前、海に投げ込まれた瀬能博士の息子が幼き日の陽生だった。

新名が陽生を救い出した後に海の中へ潜ると、当時バディを組んでいた隆子の兄・淳(吉川晃司)が何かを探しているところを発見する。それは瀬能博士が所持していた鍵。実は海保の中に瀬能博士と通じるスパイがいると見られており、新名は淳に「お前がスパイだったのか」と詰め寄る。だが、真実が明らかにならないまま、淳は海の中に沈み込み殉職。事故現場で新名が少年を救ったという美談だけが一人歩きしていた。



水中捜査のスペシャリスト集団であるDCUのメンバーは、副隊長の西野斗真(高橋光臣)、中堅隊長の森田七雄(岡崎体育)、大友裕也(有輝/土佐兄弟)、成合隆子(中村アン)、そして若手隊員の瀬能陽生(横浜流星)と新名を含めた6人。どうやら密かに派閥ができているようで、森田と大友は海保のエリートである西野が新名よりも隊長に相応しいと感じていた。

目的のためなら手段を選ばない男で、空気を一切読まず、発足したばかりのDCUに不信感を抱く県警の人間にも歯向かう。そんな新名が隊長に選ばれたのは、海上保安庁の警備救難部部長である佐久間雄二(佃典彦)がゴリ押ししたからだと噂されていたからだ。

そんな中、陽生と隆子だけは新名を一心に慕っているが、それには15年前の事件が関係していた。

当時、海保のダイバーだった新名は佐久間から、海保と東都重工が共同で進めてきた船の自動運行システムの情報を外部にリークした東都重工海洋研究所に所属する瀬能博士の身柄を確保するよう命令を受ける。しかし、瀬能博士の潜伏する船は爆発。その直前、海に投げ込まれた瀬能博士の息子が幼き日の陽生だった。

新名が陽生を救い出した後に海の中へ潜ると、当時バディを組んでいた隆子の兄・淳(吉川晃司)が何かを探しているところを発見する。それは瀬能博士が所持していた鍵。実は海保の中に瀬能博士と通じるスパイがいると見られており、新名は淳に「お前がスパイだったのか」と詰め寄る。だが、真実が明らかにならないまま、淳は海の中に沈み込み殉職。事故現場で新名が少年を救ったという美談だけが一人歩きしていた。



結果的にダムで見つかったのは1ヶ月前に殺された遺体ではなく、5年前のものだったのだ。しかも、遺体の身元が新名の推理と陽生の活躍により野田であったことが判明する。裏金を使ってダム計画を進めていた小山内の不正を明らかにしようとしていた矢先、野田は小山内に殺された。釜飯屋の窯に隠された遺体は、そこにあった泥炭に守られ腐敗しなかったという。

見事に真実を明らかにした新名と陽生。絆で結ばれた最強のバディが誕生かと思いきや、ラストで最終回ばりの衝撃的な展開が待ち受けていた。



15年前の事件について何も覚えていなかった陽生だが、なぜか突然に一部の記憶を取り戻す。そこでは自分を助け出した後、新名に向かって「お前がスパイだったのか」と詰め寄る淳の姿が。そう、冒頭で流れた映像とは真逆に新名が裏切り者として描かれているのだ。

このことをきっかけに誕生したばかりのバディが決裂という驚愕の展開に驚きを隠せない。何より阿部寛の不敵な笑みが印象的で、新名が完全に白だと言い切れないのが面白いところ。果たして新名は正義のヒーローか、それとも……?


※この記事は「DCU」の各話を1つにまとめたものです。

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