「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第8話:みなみが拉致? 事件の裏にあった男の大ウソ
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桐谷健太主演のドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」が2023年4月13日にスタートした。
桐谷と脚本家の福田靖の3年ぶりの再タッグとなる本作は、異色の情熱刑事・仲井戸豪太を中心に「事件にまつわる全ての人々」をサスペンス&コミカルに描く群像劇。共演は比嘉愛未、磯村勇斗ら。
本記事では、第8話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。
「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第8話レビュー
離婚調停中の久保田涼子(橋本マナミ)が、夫側の弁護士・五十嵐(徳重聡)にグラスを投げつけて額に全治一ヶ月のケガを負わせたという今回の事件。
黙秘を続ける涼子に、担当検事の亀ヶ谷(西村元貴)は拘留延長を請求するが、諸星(吉瀬美智子)は請求を棄却。涼子は釈放される。
しかし、その後、涼子は連絡がとれなくなり、焦った亀ヶ谷はみなみ(比嘉愛未)も伴って自宅を訪れる。
逃亡を図った涼子は止めようとしたみなみも連れて、そのまま車で立ち去ってしまう。
妹が拉致されたかもしれないと動揺する仲井戸(桐谷健太)、そして同じく動揺する二階堂(北村有起哉)。
視聴者側としては、みなみが連れ去られたというより、「このまま逃がすわけない」と考えたみなみが咄嗟に車に乗り込んだ……と見えるが、仲井戸たちにはそんなことは分からない。検察立会事務官が拉致されたとあれば大ニュースである。
女性被疑者だからということで女性事務官のみなみを同行させたにも関わらず自分で声をかけ、さらに自宅にまで入り込んでしまった亀ヶ谷はもちろん大失態。また、拘留延長を棄却し、涼子を釈放した諸星も少なからず動揺していた。
しかし、事件は思わぬ方向へ。
車内で涼子と話をしたみなみは、その様子に違和感を覚える。
涼子が逃走し、向かったのは息子が通う保育園。
離婚調停中の夫から、今後、一切息子に会わせないと言われたのだ。お前は犯罪者だから、と。夫は老舗和菓子屋を営んでいる。息子はその跡継ぎになるわけだが、どうも様子がおかしい……。
実は、夫は浮気をしており、それを知った涼子が問い詰めると、「お前が母親としても妻としてもダメだからだ」と逆ギレ。
なにその責任転嫁~! ダサい~! その理論がまかり通るなら警察いらんわ~! と叫びたくなるが、涼子はそれが原因で精神的に不安定になる。さらにそこから衝動的に万引きをしてしまう。
これがきっかけで離婚調停に発展するわけだが、夫側はとにかく早く離婚したい。
涼子が万引きしたのをいいことに、全ての責任を押し付けようとしたのだ。
息子と会わせない理由も、「近く再婚をするし、息子には早く新しい母親に慣れてほしい」とのこと。自己中すぎて……絶対にここの和菓子買いたくない……。
さらに、五十嵐の怪我も、旧知の医師に頼んで診断を偽造していたのだ。本当は全治1ヶ月ではなく、1週間。これだとそもそも立件が怪しくなってくる。
浮気をし、責任転嫁し、陥れるために嘘の診断書を作り、罪をでっちあげる。最低では??
仲井戸の捜査と、二階堂の行動が涼子を救ったことになる。
が、ふたりともみなみが大切だから、なんですけどもね……。
そんな二階堂検事はみなみに好意を持っていることを認めた。恋はうまくいくのか……。次回、最終回。
(文:ふくだりょうこ)
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