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2023年06月15日

「それパク」最終回:亜季(芳根京子)と北脇(重岡大毅)の微笑ましいシーンに「それってラブじゃないですか?」

「それパク」最終回:亜季(芳根京子)と北脇(重岡大毅)の微笑ましいシーンに「それってラブじゃないですか?」

俳優の芳根京子が主演、重岡大毅(ジャニーズWEST)が共演する日本テレビ系ドラマ、「それってパクリじゃないですか?」が2023年4月12日、22時からスタートする。
原作は、奥乃桜子の「それってパクリじゃないですか?~新米知的財産部員のお仕事~」(集英社オレンジ文庫)。

本記事では、最終回をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

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「それってパクリじゃないですか?」最終回レビュー

月夜野ドリンクとライバル会社、ハッピースマイルビバレッジの裁判が始まった。

ハッピースマイル側の発明者、篠山瑞生(秋元真夏)が、月夜野の総務部、五木(渡辺大知)の恋人だとわかり亜季(芳根京子)は北脇(重岡大毅)の元へ駆けつける。
しかし、北脇は「合わせる顔がない」と亜季を拒否。
それでも「合わせる顔とかどうでもいいから来てください!あの発明を取り戻せるかもしれません」といきり立ち、北脇を自宅に招き入れた。
何を勘違いしたか、おどおどする北脇。
そんなことにはお構いなく、亜季は五木と篠山の関係性と、ハッピースマイルは冒認出願(人の発明を盗んで出願すること)をしているのではないかと興奮して「明らかに情報漏洩ですよね。このことは会社に報告すべきでしょうか?」と相談した。
思わぬ相談に北脇は、上司である熊井(野間口徹)と弁理士の又坂(ともさかりえ)にだけ打ち明け、あとははっきりした証拠を掴んでからとアドバイスをした。

ここからは亜季と北脇がタッグを組んで証拠集めをすることに。
「北脇さんの汗と涙の結晶は私が絶対に守ります!」
と、まっすぐな瞳で北脇のことを見つめる亜季。
愛の告白のような熱いセリフ。
もう絶対に北脇のこと、好きだよね。

いよいよ裁判がはじまった。
ハッピースマイル側の弁理士、田所(田辺誠一)も負けてはいない。
自身満々の田所の含み笑いが不気味だ。
亜季は五木のメール履歴や監視カメラを確認するも、これといった証拠を掴めないでいた。
そこで五木と直接対決することに。
五木は「誰かの役に立ちたかった」、「彼女を守りたかった」と月夜野が5年もの歳月をかけて開発したカメレオンティーの情報を彼女に渡したことを認めた。
亜季は、「この発明がみんなの汗と涙の結晶だってこと、五木さんはわかっているはずです!守るものを間違っていませんか?口頭弁論で開発情報を盗んだことを証言してください」と怒りをぶつけたが、五木は「俺はずるい人間なんだ。悪いけど証言はできない」とその場を去ってしまった。

いつもニコニコ優しい五木がこんなにも勝手な男だったとはがっかりだ。
っていうか、立派な犯罪では?
証拠さえつかめば、警察に突き出すことも可能なのにその証拠がみつからない。

会社のためにも北脇のためにも必死に証拠を集めようと焦る亜季のところに、開発部の高梨部長(常盤貴子)がやって来て、労をねぎらってくれた。
そして自然と北脇の話になると、亜季は高梨に
「今は本当に感謝しています。私はいい上司と出会えたなぁって」
と本音をポロリ。
さらに「もし努力が実らず試合に負けても私は北脇さんの味方でいたい。そう思います」とも。
時を同じくして本社で北脇も又坂に
「良い部下に出会えたと思った。うれしかった」
と亜季への想いを語っていた。

最初はバチバチに衝突していた二人だったが、いつの間にかお互いを認め、尊敬し合う関係に。
その二人を優しく見守る高梨と又坂の存在もまた良き。

亜季の努力が実り、五木が情報を盗む場面の映像を入手。
動かぬ証拠を突き付けられた五木は罪を認め、社長(赤井英和)らに謝罪することになった。
しかし、五木がみんなに謝罪する場を見たらきっと亜季は自分のことを責めてしまうのではないかと思った北脇は、亜季に席を外して自席に戻るよう促す。
不思議そうな顔で自席に戻ると、そこには北脇からの手紙が……。
「君に救われた。ありがとう」という内容の手紙に涙を流す亜季だった。

無事にカメレオンティーが発売され、月夜野の社員は大喜び。
そこへ北脇も本社から再度、月夜野へ派遣されてきた。
ラストシーンでは一緒に仲良くカメレオンティーを飲む亜季と北脇だった。

「かなり面白いドラマだった!シーズン2して欲しいドラマだわ」

「亜季と北脇さんのコンビ最高だったな。勉強にもなったし、感謝しかない」

「今期で1番楽しみにしてたドラマだったから終わったの悲しい」

と、最終回を観終えた視聴者からも熱いコメントが寄せられていた。

前半では感情表現が豊かな亜季と、真反対な北脇がどうにもかみ合っていなかったが、徐々に信頼関係を築いていき、最後は感謝し合い微笑ましい雰囲気へ。
また、同ドラマは知財や特許という難しいテーマをドラマ化してくれたことで、筆者をはじめ多くの視聴者がその分野に触れるきっかけを与えてくれた。

続編にも繋がりそうな流れで終わったので、またいつか芳根と重岡の笑顔が見れることを期待したい。
今はただただこのドラマに感謝している。

(文:駒子)

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(C)日本テレビ

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