CINEMAS+ライターが選ぶ!<2023年上半期ベスト映画“5選”>


2023年も下半期に入り、続々と期待の映画が公開されています。CINEMAS+ではライターにアンケートを実施し、「2023年上半期のベスト映画」を集計しました。

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1位:BLUE GIANT

©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 ©2013 石塚真一/小学館

<ストーリー>
「オレは世界一のジャズプレーヤーになる。」

ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大(ミヤモトダイ)。雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二(タマダシュンジ)のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈(サワベユキノリ)と出会う。

「組もう。」大は雪祈をバンドに誘う。はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、二人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、三人は“JASS”を結成する。

楽譜も読めず、ジャズの知識もなかったが、ひたすらに、全力で吹いてきた大。幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈。初心者の玉田。トリオの目標は、日本最高のジャズクラブ「So Blue」に出演し、日本のジャズシーンを変えること。無謀と思われる目標に、必死に挑みながら成⻑していく “JASS”は、次第に注目を集めるようになる。「So Blue」でのライブ出演にも可能性が見え始め、目まぐるしい躍進がこのまま続いていくかに思えたが、ある思いもよらない出来事が起こり......。

情熱の限りを音楽に注いだ⻘春。その果てに見える景色とは——。

<基本情報>
出演者(声):山田裕貴/間宮祥太朗/岡山天音 ほか

監督:立川譲

公開日:2023年2月17日(金)

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<CINEMAS+ライターの口コミ>
『THE FIRST SLAM DUNK』からわずか3ヶ月後に、これほど革新的で全細胞が沸き立つアニメ映画が観られるなんて!

山田裕貴さん、間宮祥太朗さん、岡山天音さん。ボイスキャストがこんなにもぴったりハマる奇跡。挫折を内包したサクセスストーリーは信頼できる。あとは何といっても音楽が素晴らしく、劇場で観ることの意味を改めて示してくれたところも大きい。

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1位:ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

© 2022 PARAMOUNT PICTURES. HASBRO, DUNGEONS & DRAGONS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO. © 2022 HASBRO.

<ストーリー>
様々な種族やモンスターが生息する世界“フォーゴトン・レルム”。盗賊のエドガン(クリス・パイン)とその相棒の戦士ホルガ(ミシェル・ロドリゲス)は、闇の組織に仕える超ヴィランたちに殺されたエドガンの妻を生き返らせ、さらわれた娘を助けるため、旅に出る。やがて、彼らがその目的を遂げるには、特殊能力を持つ仲間と運命を握るアイテムが必要なことが明らかになる。そこで、二人は名家出身の魔法使いサイモン(ジャスティス・スミス)と自然の化身のドリック(ソフィア・リリス)、ある秘密を知る聖騎士のゼンク(レゲ=ジャン・ペイジ)とパーティを組むことに。全世界を脅かす超ヴィランの陰謀に対峙することになったアウトローたちの運命は……。

<基本情報>
出演者:クリス・パイン/ミシェル・ロドリゲス/ジャスティス・スミス/ソフィア・リリス/レゲ=ジャン・ペイジ/ヒュー・グラント ほか

日本語吹き替え:武内駿輔/甲斐田裕子/木村昴/中村悠一/南沙良/逢田梨香子/森田順平/沢城みゆき/岩崎ひろし/神谷浩史/森川智之/津田健次郎/諏訪部順一 ほか

監督:ジョン・フランシス・デイリー/ジョナサン・ゴールドスタイン

公開日:2023年3月31日(金)

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<CINEMAS+ライターの口コミ>
ファンタジー映画を見るならこういうのを見たいよね!というお手本のような作品。ファンタジックでドキドキワクワクして素直に楽しめるエンターテイメント性も非常に高い、大好きな映画でした。

ザッツ・エンターテインメント。にして全シーン全カットにアイデアを盛り込み見どころしかない。

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3位:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3

© Marvel Studios 2023

<ストーリー>

アベンジャーズの一員としてサノスを倒し世界を救ったものの、ガモーラを失ったショックから立ち直れないピーター・クイルとガーディアンズの仲間たち。そんな彼らの前に、銀河を完璧な世界に作り変えようとする、恐るべき狂気の科学者が立ちはだかり、ロケットに命の危機が迫る。家族を超えた絆で結ばれた大切な仲間の命を救うカギは、ロケットの知られざる過去に隠されていた…。最強の落ちこぼれチームvs最凶の完璧主義者の全銀河の運命をかけたラストバトルが今、始まる――。

<基本情報>
出演者:クリス・プラット/ブラッドリー・クーパー/ヴィン・ディーゼル/ゾーイ・サルダナ /カレン・ギラン/デイヴ・バウティスタ/ポム・クレメンティエフ ほか

日本語吹き替え:山寺宏一/加藤浩次/遠藤憲一/秋元才加/朴璐美/楠見尚己/森夏姫/土田大/悠木碧/中井和哉/武内駿輔/佐倉綾音 ほか

監督:ジェームズ・ガン

公開日:2023年5月3日(水・祝)

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<CINEMAS+ライターの口コミ>
傑作!冒頭のロケットがレディオヘットの『クリープ』を嘆きながら歌うシーンがめっちゃ良かった。あと、CGを駆使したやばいアングルの戦闘シーンも良かった。

3回観に行って3回とも泣きながら観ました。マーベルで一番好きなシリーズの集大成は、それぞれのキャラクターに見せ場があり、家族となった彼らの旅立ちが描かれ大満足。公開まで長い間待った甲斐ありです。
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4位:スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

©2023 CTMG. © & TM 2023 MARVEL. All Rights Reserved.

<ストーリー>
“救うのは、愛する人か、世界か――。”

ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した高校生マイルス。共に戦ったグウェンと再会した彼は、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、マルチバースの中心へと辿り着く。そこでマイルスが目にした未来。それは、愛する人と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた<哀しき定め>だった。それでも両方を守り抜くと固く誓ったマイルスだが、その大きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こす…。

<基本情報>
出演者:シャメイク・ムーア/ヘイリー・スタインフェルド/ジェイク・ジョンソン/イッサ・レイ/ジェイソン・シュワルツマン/ブライアン・タイリー・ヘンリー/ルナ・ローレン・ベレス/ヨーマ・タコンヌ/オスカー・アイザック ほか

日本語吹き替え:小野賢章/悠木碧/宮野真守/関智一/田村睦心/佐藤せつじ/江口拓也/木村昴 ほか

監督:ホアキン・ドス・サントス/ケンプ・パワーズ/ジャスティン・K・トンプソン

公開日:2023年6月16日(金)

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<CINEMAS+ライターの口コミ>
大変革新的な作品でした。10年後くらいじゃないと正当に評価されないかも。

5位:ヴィレッジ

©2023「ヴィレッジ」製作委員会

<ストーリー>
夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃より霞門村に住む片山優は、美しい村にとって異彩を放つこの施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ希望のない日々を送っている。かつて父親がこの村で起こした事件の汚名を背負い、その罪を肩代わりするようにして生きてきた優には、人生の選択肢などなかった。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す――。

<基本情報>
出演者:横浜流星/黒木華/一ノ瀬ワタル/奥平大兼/作間龍斗/淵上泰史/戸田昌宏/矢島健一/杉本哲太/西田尚美/木野花/中村獅童/古田新太 ほか

監督:藤井道人

公開日:2023年4月21日(金)

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<CINEMAS+ライターの口コミ>
全編通して名場面でした。横浜流星の目から溢れる諦めが、絶望と希望へと没入させてくれた。そして作間龍斗の弱々しいながらも芯がある青年っぷりは圧巻。演技の仕事が増えるだろうなと確信した。

ランク外でも……おすすめしたい映画

©2023「怪物」製作委員会

集計上、僅差でベスト5にはランクインしなかったものの、CINEMAS+のライター陣に人気だった作品の一部を口コミと共に紹介!

  • 怪物
  • ロストケア
  • ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
  • TAR/ター
  • ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

ただただ、田中裕子と子役2人に圧倒されました。特に子役の柊木陽太には、鳥肌が立ちました。彼こそが「怪物」でした。

(怪物)

好きかと言われるとなんだか違う気もするんですけど、とにかく、すごい映画でした。松山ケンイチさん、長澤まさみさんの役者力もさることながら、これからの時代、考えていかなければならないことをまっすぐに伝えてきている作品だな、と。あと、人に迷惑をかける前にぽっくり逝けるのが良いな、などと考えてしまいました。

(ロストケア)

子どもの頃にプレイしたマリオの世界が大画面でよみがえったのにワクワクしました。マリオをプレイしたことがあるならば、ああこれこれ!とうなずかずにいられないはず。世界規模の内輪映画…みたいに言ってるのをどこかで聞きましたが、マリオが世界中で愛されているのことを改めて実感させてくれる映画でもありました。

(ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー)

時間を支配し楽団を独裁する女性指揮者が、次第に時間をコントロールできなくなって崩壊していく物語を、字義通り映画の中の時間(編集)も崩壊させることで描くという、超絶ヤバい映画。2時間38分という長尺は、もはや意図的な時間的失調なのでは。

(TAR/ター)

可愛らしいタイトルとは裏腹に、シビアな人間の間合いを描く。誰しもが加害者になってしまう状況を知ってしまった時、本心をどこに語れば良いのか?コロナ禍で人との付き合いが希薄になった今に刺さる劇薬といえよう。

(ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい)

2023年下半期の期待映画をピックアップ!

©︎2023 Studio Ghibli

2023年下半期の公開中・公開予定作品から、CINEMAS+ライター陣の注目が集まっている作品をピックアップして紹介!

  • 君たちはどう生きるか
  • ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE  
  • ゴジラ-1.0
  • 正欲
  • アリスとテレスのまぼろし工場
  • 劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)
  • Gメン



2023年下半期も注目・期待の作品が続々と公開されている。少しでも気になる作品があれば、ぜひ映画館に足を運んでみてください。

(文:シネマズ編集部)

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