ニューシネマ・アナリティクス 『地獄の花園』レビュー:ただただくだらない面白さで世の憂さを忘れさせてくれる、さすがはバカリズム!の逸品 ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT『ビー・バップ・ハイスクール』(85)や『クローズZERO』(07)などのヤンキーものをOL世界に置き替えるという、常に発想の転換ギャグで一世を風靡し続ける才人バカリズム脚本ならではの... 2021.05.26 ニューシネマ・アナリティクス
ニューシネマ・アナリティクス 『海辺の家族たち』レビュー:家族の崩壊と再生を通して導かれる、血よりも濃い人間同士の真の絆 ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT『マルセイユの恋』(96)『キリマンジャロの雪』(11)などで知られる“フランスのケン・ローチ”ことロベール・ゲディギャン監督による家族の崩壊と再生の物語。とにもかくにも仲のよろしくな... 2021.05.25 ニューシネマ・アナリティクス
ニューシネマ・アナリティクス 『ファーザー』レビュー:アンソニー・ホプキンスの名演に支えられた野心的意欲作! ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT名優アンソニー・ホプキンスが2020年度のアカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞したことでも話題の作品です。もっとも、ちょっとした映画通の中には、かの名優が認知症を患う老いた父親を演じてい... 2021.05.24 ニューシネマ・アナリティクス
ニューシネマ・アナリティクス 『裏ゾッキ』レビュー:コロナ禍に翻弄されつつ映画『ゾッキ』制作に情熱を注いだ蒲郡の人々の「激動の500日」! ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT大橋裕之の短編漫画集を原作に、竹中直人&山田孝之&齋藤工といった“異能の人”たちが共同監督した映画『ゾッキ』は、この春第1回戦として全国のシネコンでお披露目された後、5月14日より『ゾ... 2021.05.23 ニューシネマ・アナリティクス
ニューシネマ・アナリティクス 『ダーティ・ダンシング』レビュー:リバイバルされた1980年代青春ダンス映画の代表作とその軌跡! ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」以前ご紹介した『ハンバーガー・ヒル』やジャン=ポール・ベルモンド特集などのときにも感嘆したことですが、ソフトや配信の普及もあって、もう二度と銀幕ではお目にかかれないだろうと諦めていた往年の名作映... 2021.05.22 ニューシネマ・アナリティクス
ニューシネマ・アナリティクス 『いのちの停車場』レビュー:スター性とドラマ性、社会性をもってメジャーの気概を示す初々しくも野心的意欲作 ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT在宅医療をモチーフにした映画は高橋伴明監督の傑作『痛くない死に方』および、そこで奥田暎二が演じた人物のモデルとなった医者の日常を追ったドキュメンタリー『けったいな町医者』が今年公開され... 2021.05.20 ニューシネマ・アナリティクス
ニューシネマ・アナリティクス 『ペトルーニャに祝福を』レビュー:女人禁制というタブーと堂々対峙する女性の誇らしさ ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT最近は日本でも性差別と真摯に向き合った映画などが作られるようになってきていますが、どうやらこうした傾向は世界的なものと化してきているようです。本作は2014年の北マケドニア(旧ユーゴス... 2021.05.19 ニューシネマ・アナリティクス
ニューシネマ・アナリティクス 『藍に響け』レビュー:“和太鼓と女の子”といった興味の域を越えたストイックで秀逸な青春群像映画 ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORTすたひろの漫画『和太鼓♰ガールズ』を原作としながらも、“和太鼓と女の子”といったモチーフこそ活かしつつ、かなり設定を変えて『藍に響け』という映画独自のタイトルに転じさせるに見合う、スト... 2021.05.18 ニューシネマ・アナリティクス
ニューシネマ・アナリティクス 『野良人間 獣に育てられた子どもたち』レビュー:30年前の「事件」を収めたVTRから窺えるおぞましき「闇」 ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT今から30年ほど前の1987年、メキシコ南西部の都市から人里離れた山岳地帯の民家で火事が発生し、そこから1本のビデオテープが見つかりました。その中には、野生化した子どもたちの姿と、彼ら... 2021.05.17 ニューシネマ・アナリティクス
ニューシネマ・アナリティクス 『茜色に焼かれる』レビュー:現代社会の心無い仕打ちの中を真摯に生きる弱者に贈る人間讃歌 ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT最近の日本映画でここまで現代社会の闇の数々と堂々対峙した作品はないのではないか? そう思わされるほどに意欲的な、腹を括った石井裕也監督作品です。冒頭いきなり、日本国内に住む者なら誰もが... 2021.05.16 ニューシネマ・アナリティクス