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ニューシネマ・アナリティクス

『あらののはて』レビュー:8年前の初恋絶頂感を求めるフリーター風子の滑稽かつ繊細な冒険!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT好きな子の食べかけのガムを、食べてみたいと思ったことはありますか?絵画モデルを務めてみたら、不可思議な絶頂感に襲われてしまったことはありますか?どこか奇妙で一見変態チックながらも、思春...
ニューシネマ・アナリティクス

『ドライブ・マイ・カー』レビュー:西島秀俊×村上春樹×濱口竜介が織り成す人間の孤独を描出した魂のロードムービー!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT本年度(第74回)カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、脚本賞および国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメカニカル審査員賞の4冠を制覇!現在、国の内外で注目を集め続...
ニューシネマ・アナリティクス

『恋の病~潔癖なふたりのビフォーアフター』レビュー:重度の潔癖症カップルが織り成す予測不能の恋の行方!?

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT家の中の掃除や手洗いは当たり前、外出するときは防塵服にマスクは必須といった、かなり重度の潔癖症として社会を生きるボーチン(リン・ボーホン)とジン(ニッキー・シエ)。この完全潔癖武装男女...
人生を学べる名画座

弘兼憲史人生を学べる名画座 Vol.18| 『アパートの鍵貸します』|「女房持ちとの恋にマスカラは禁物」

『アパートの鍵貸します』の監督は、巨匠中の巨匠ともいえるビリー・ワイルダー。彼は2002年に95歳で亡くなりましたが、その生涯に残した作品はアカデミー賞に20回もノミネートされ、監督賞、作品賞などを7回も受賞しました。『あなただけ今晩は』(...
ニューシネマ・アナリティクス

『孤狼の血 LEVEL2』レビュー:松坂桃李&鈴木亮平のカメレオン俳優としての魅力が最大限に活かされた快作!

→『孤狼の血 LEVEL2』画像ギャラリーへ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」2021年8月20日から公開される『孤狼の血LEVEL2』は、2019年に公開されて話題を集めた柚月裕子原作の映画『孤狼の血』のその後をオリジナルスト...
ニューシネマ・アナリティクス

『ドント・ブリーズ2』レビュー:最凶の盲目老人、再び!今度は何と少女の壮絶奪還劇!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT【関連記事】『ドント・ブリーズ2』| まさかの続編は予想の斜め上か?はたまた定石か?邸宅に押し入った3人の若き泥棒たちに壮絶過剰の域を越えた暴力で対峙し、それどころか実は前代未聞の(文...
ニューシネマ・アナリティクス

『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』レビュー:東京五輪のために立ち退きを余儀なくされた人々の忸怩たる想いとは

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT コロナ禍で1年延期された東京五輪2020も閉幕し、それこそ開幕前までは中止もしくは延期を求める国民の声が8割を占めていたのが、いざ始まると「やはり開催してもらってよかった」「感動をあ...
ニューシネマ・アナリティクス

『フリー・ガイ』レビュー:自我が芽生えて自由に動き出したゲームのモブキャラをめぐる、笑いとスリルと超弩級スペクタクル!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT さほど前情報を入れずに鑑賞したこともあって、そのアイデアの秀逸さには大いに唸らされました。ゲームに必須ともいえるN.P.C.(モブ)キャラは、プレイヤーにとって便利でもあり邪魔でもあ...
ニューシネマ・アナリティクス

『妖怪大戦争 ガーディアンズ』レビュー:妖怪も大魔神も登場する、新たな”令和版”妖怪大戦争!

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT現在、角川シネマ有楽町ほかで順次開催中の《妖怪特撮映画祭》でも上映されている1968年の時代劇『妖怪大戦争』と、2005年の現代劇『妖怪大戦争』。昭和、平成と描かれてきた日本の妖怪たち...
ニューシネマ・アナリティクス

『モロッコ、彼女たちの朝』レビュー:未婚の妊婦とシングルマザーの交流から示唆される女性たちの「今日」と「明日」

■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」SHORT地中海に面するモロッコの都市カサブランカを臨月のおなかで彷徨うサミア(ニスリン・エラディ)は、夫を亡くして女手ひとつでパン屋を営み愛娘ワルダ(ドゥア・ベルハウダ)を育てるアブラ(ルブナ...