映画コラム

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2018年07月18日

挿入されて腰振られてる時に…。ニキータ系ど根性濡れ場スパイ映画『レッド・スパロー』を観よ!

挿入されて腰振られてる時に…。ニキータ系ど根性濡れ場スパイ映画『レッド・スパロー』を観よ!

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ジェニファー・ローレンスさんが、またまた我らのセロン姉さんに噛み付いた。

ちょい前からスパイ映画が盛んだ。まさに“スパイ映画に何を乗っけるのか?”合戦。

入り組んだストーリー系で勝負するのか? はたまたオシャレ系出すのか? いやいやリアル路線系で行くのか?

セロン姉さんがバリバリのアクションと濡れ場を魅せた、おしゃれアクションスパイ『アトミック・ブロンド』。

ジェニファー・ローレンスさんも、「絶対こっちの方がいいっしょ!?」と出してきた挑発映画。

『レッド・スパロー』


レッド・スパロー (字幕版)


アカデミー賞女優のジェニファー・ローレンスが、『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンス監督と再タッグを組んだスパイサスペンス。元CIA局員という経歴を持つジェイソン・マシューズによる同名小説が原作で、捜査対象を美貌で誘惑する「スパロー」と呼ばれる女スパイの活躍を描く。

事故でバレリーナになる道を絶たれたドミニカは、ロシア政府が極秘裏に組織した諜報機関の一員となり、自らの肉体を使った誘惑や心理操作などを駆使して情報を盗み出す女スパイ「スパロー」になるための訓練を受ける。やがて組織の中で頭角を現したドミニカは、ロシアの機密情報を探っていたCIA捜査官ナッシュに近づくというミッションを与えられる。接近したドミニカとナッシュは互いに惹かれあいながらも、それぞれのキャリアや忠誠心、国家の安全をかけてだまし合いを繰り広げていく。

少し前の『マザー!』みたいな作品にも出れば『XーMEN』のミスティークもしてくれるジェニファー・ローレンス。

今回はバレリーナから妖艶スパイに変貌をとげる難役を、艶やかに演じる。

(バレリーナにしてはちょっとボリュームありの体が「ン?」と思ってしまったが綺麗なのでまあOK)

『マザー!』と同じく、全編を通して「何でこんな目に…」状態のジェニファー・ローレンス。

勝気な顔なのに、母の為という理由で必死で耐え抜く姿はそれだけでとても絵になる。

そして一番驚いたのは最初の濡れ場である。

スパローになり、ドキドキしながら相手を誘惑するジェニファー。

その才能を発揮させ、トントン拍子に相手を誘惑。

そしてセックスに持ち込むが、相手は非常に獰猛でレイプのようになってしまう。

いや「ように」ではなくレイプになっている。パンツが綺麗に剥ぎ取れらる。

その時、もうひとりの凄腕のスパイがそいつを殺すというシーン。

よくあるシーンのように見える。

が、しかし。

「挿入後」なのだ。

挿入されて腰振られてる時に相手が殺される。

え? いやいや「前」じゃだめなの?

一旦レイプされないとダメ?

しかし、そのシーンこそ「スパロー」の過酷さが出てると思う。

挿入なんて全く普通の事。国家のためなら挿入なんてどうでもええ。

冒頭でそう示してくれたのだと思う。

そしてジェニファーも同じ。濡れ場なんてどうでもいい。

「スパロー」は過酷。じゃあ挿入されるし、下半身だって丸出しにするわ。

という事でバンバン脱ぐ。

ギリギリの状態を、文字通り体と頭で切り抜ける。

シャーリーズ・セロン姉さんとは違う形で「女の強さ」を示した。

途中のプールで、アメリカ人を誘惑するシーンの水着がすごすぎて

「いや誘惑しすぎやし、スパイなのに目立ちすぎるし」

と笑ってしまったのはご愛嬌。

エロとソ連の無骨さが相まって名作と化した。

「お前誰やねん」と言われるのを覚悟で言いたい。

「まさに五分。ひょっとすると食われるぞセロンさん」と。

セロン姉さんに王手をかけたジェニファー。

この濡れ場合戦。まだまだ観られると思うと、自然と胸高鳴ります。

次はどっちがやってくれるか、目が離せません。

(文:南川聡史)

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