『鋼の錬金術師』山田涼介主演、曽利文彦監督で実写映画化!

全世界シリーズ累計部数7,000万部超をほこる荒川弘の人気コミック「鋼の錬金術師」が、山田涼介主演で実写映画化されることが発表となった。

遂に実写映画化!映画『鋼の錬金術師』


幼い二人は母親を生き返らせるために“錬金術”の最大の禁忌(タブー)“人体錬成”を行い、失敗する。その代償としてエドワード(山田涼介)は体の一部を、アルフォンスは体全てを失い、魂を鎧に定着させた体になってしまう。やがてエドワードは国家錬金術師となり“鋼”の二つ名を授かる。失ったすべてを取り戻すため、兄弟の絶大な力を秘める“賢者の石”を探す壮大な冒険の旅が今、始まる――

鋼の錬金術師 書影

映画『鋼の錬金術師』は、2010年に連載を終了した漫画家・荒川弘の代表作で、連載中、TVアニメ~アニメ劇場版を契機に10~20代を中心に爆発的な人気を獲得、世界21ヶ国で発売され、全世界シリーズ累計部数7,000万部超という空前の記録を打ち立てた人気コミック。少年誌での連載にもかかわらず、壮大なスケ―ルと想像を超えるストーリーで、男性ファンのみならず熱狂的な女性ファンをも獲得、深いメッセージ性は大人層の支持を得て、連載が終了した現在に至るまで、いまだ人気の熱が冷めない。
 
錬金術が存在するファンタジーな世界観は日本での映像化は不可能と言われ、ハリウッドでの映画化もウワサされた本作を「ハリー・ポッター」「るろうに剣心」「デスノート」シリーズのワーナー・ブラザース映画が実写映画化に挑む。撮影は6月、世界観の表現を追求してイタリアロケから開始、日本での撮影を経て8月下旬に撮影終了を予定している。

鋼の錬金術師

主役のエドワード役を演じるのは「暗殺教室」シリーズのヒットも記憶に新しい、Hey! Say! JUMPの山田涼介。今回の出演にあたって「僕自身も小さな頃から読んでいたのですが、現実離れした世界観でありながらもヒューマンドラマがちゃんと描かれている、そこに多くの人が心を惹きつけられているのだと思います。今回主演という立場を頂いた時は、原作が好きだからこそ、どんな作品になるのか疑問と想像が膨らみ、自分がこのプレッシャーに勝てるのか?という気持ちもありました」とコメント。イタリアロケから始まる大規模な撮影とアクションシーンが見所になる本作に挑むことに関しては「できる限りスタントは入れず、自分を追い込んでやってみたいと思っています。CGなどの技術の発達がある今この時代だからこそ、実現できる。原作ファンの方には勿論、原作を知らない方にも、この作品の凄さをスタッフ・キャスト一同で作り上げていけたらと、身体を鍛え役への理解を深めることで、今は決意が固まりました」と、アクション演技でも定評のある山田涼介が、さらなる新境地を目指す。
 
また、本作のヒロインで、エドたちの幼馴染で機械鎧(オートメイル)技師のウィンリィ・ロックベル役には本田翼。「連載当初から読んでいて、単行本も完全版も大切に持っている本当に大好きな作品」と原作の大ファンを公表している本田は出演について「プレッシャーが凄いです。原作ファン、そして私たちの世代にこそ観て欲しいし、観たいと思わせる作品にできたらと思っています」と語り、また「海外での撮影は初めてなので、しっかり準備をして臨みたいと思います」とも語った。山田とは初共演となる。
 
さらに、兄弟の良き理解者で、若き士官“焔の錬金術師”の名を持つロイ・マスタング役は、俳優だけでなく映画監督やDJと、多彩な才能を発揮するディーン・フジオカ。「人気のマスタング大佐を演じさせて頂くプレッシャーはありますが、原作ファンの皆様の大きなご期待を背負えるようにまずは身体をひとまわり大きく増量して、役作りに望みたいと思います。学生時代にはボクシング、俳優のキャリアを始めてからは中華武術やテコンドーを含め日常的に練習し、過去の仕事でもアクションを撮影してきたので、その経験が今回の新しいチャレンジに活かせるよう頑張ります」と今の心境を語り、山田、本田とは初共演となる。
 
エドとアルの冒険に立ちはだかるホムンクルス(人造人間)役、謀略に長けた“色欲”のラスト役を松雪泰子が演じる。「世界中にファンがいる今作。演じさせて頂くキャラクターは原作ファンの方々の思い入れも強いキャラクターだとお聞きし、身の引き締まる思いです。曽利監督とも実写の映画では初めてですので、どんな作品作りになるか、楽しみにしております」とコメントを添えた。
 
ほかにも、マスタング大佐の親友ヒューズ中佐役に佐藤隆太、マスタングの側近ホークアイ中尉役に蓮佛美沙子、ロス少尉役に夏菜。本作で重要な役割を担う国家錬金術師のタッカ―役に大泉洋、ドクター・マルコ―役に國村隼、そしてハクロ将軍役に小日向文世、“嫉妬”のエンヴィー役に本郷奏多、“暴食”のグラトニー役に内山信二、ホムンクルスと共謀するコーネロ教主役に石丸謙二郎と日本を代表する俳優たちが結集する。
 
本作でメガホンをとるのは、2002年の『ピンポン』を大ヒットに導き、新たな日本映画の1ページを作った曽利文彦監督。「『ピンポン』は企画段階から参加し、自らの想いが強く反映された作品ですが、今作はそれ以来となる、自らが立ち上げた作品であり、特別な思い入れがあります。『鋼の錬金術師』の世界観やテーマ性、そして“生きていくことの真実”を描いた、この素晴らしいストーリーを幅広い世代にご覧いただけるよう、チーム一丸となって全力で取り組んでいきたいです」と映画化への情熱を語った。『タイタニック』でCGも手掛けた映像のスペシャリストである曽利文彦監督が、今度は“ハガレン”の錬金術を駆使したアクションシーンの映像化に挑む。
 
映画化が決定した報を受けた原作者の荒川弘は「色々なメディア展開をしてきた鋼の錬金術師ですが、なんと実写化!マンガでは豆粒ドチビのすぐキレる主人公なので、山田さんに演じていただくのは、なんだか申し訳ない気分です…!!(あ、ヒロインもすぐキレますね。すみません…)曽利監督はマンガ表現とリアル部分をつなぐCGを上手に使われる方なので、アニメやゲームとはまた違った表現を見せていただけそうで楽しみです!」とコメントを寄せた。
 
映画『鋼の錬金術師』は2017年冬、全国公開。

(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会

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