2018年04月01日

乃木坂46 能條愛未、主演ミュージカル「少女革命ウテナ」を振り返る:質問回答編

乃木坂46 能條愛未、主演ミュージカル「少女革命ウテナ」を振り返る:質問回答編

乃木坂46 能條愛未


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今週の乃木坂週刊映画は、2018年3月8日より16公演行われた能條さん主演のミュージカル「少女革命ウテナ~白き薔薇のつぼみ~」について。今回は能條さんに読者のみなさんから募った質問に応えて頂きました。

※こちらの質問は「シネマズby松竹」の編集長の柳下がTwitterで募った質問を能條さんにお見せしてご回答頂いております。

Q:センターという位置の居心地はどうでしたか。

A:真ん中に立つということはなかなか無いので、「私でいいのかな」という気持ちで稽古段階の時はやっていました。

私が中心になって物語が進んでいって、常にセンターにいる。最初は緊張や不安もあったのですが、徐々に「あ、何か居心地いいな」と思い始めました。

主演・センターは、それだけ責任も伴いますが、そこを任せてもらえたことが私は嬉しかったですし、また座長をやってみたいと思いました。

 

Q:今回役作りで一番意識したことは何でしょうか。

A:声ですかね。意外とアニメのウテナって声が高いのです。でも私のウテナって男っぽい感じを最初全面に出していたんです。でも、それだけだと何か違うと思ったので、アニメを改めて見て声優をやられていた川上とも子さんの声の特徴を研究して、できるだけそのポイントを取り入れてみました。寄せにいくということではないですが、バランスの取れた“能條愛未の演じるウテナ”が完成したのかなと思っています。

 

Q:今回の舞台では歌うシーンが多かったですが、気をつけたことはありますか。

A:普段は如何に綺麗に歌うか、うまく歌うかを気をつけていますが、今回はミュージカル。感情の部分が大切なので、綺麗に歌うという意識をあえて取っ払いました。もちろんちゃんとうまく歌わないといけませんが、能條愛未が歌うのではなくウテナの感情が歌に乗っている感じが最重要なので、そこに意識を持っていきました。

乃木坂46 能條愛未


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Q:公演を終えられて、ここは成長したなと思えるところはありますか。

A:間違いなくタテは成長したなと思います。これは周りからも言われましたがホント良くできるようになったなと我ながら思います。最初の頃は言われた動きを相手に合わせるだけで精一杯でした。しかし、舞台ではそこに役の特徴を入れて演技として見せなければいけません。感情を入れて、表情を作って、その上で動くという。それができるようになるまで本当に大変でしたが、なんとかできるようになりました。

 

Q:舞台で演じる上で、今後もっと磨きたい部分はありますか。

A:滑舌をもっと良くしたいですね。舞台をやる上では基本中の基本ですが、なかなか苦手意識が取れないので。もちろんがっつり噛むことはないですが、ところどころ危なっかしいのでもっと磨いていきたいですね。

 

Q:今回の舞台自己評価は?

A:70点くらいです。滑舌、歌、タテ、これらが大失敗こそしませんでしたが、完璧ではなかった部分もありますので、自分であと30点加算できるように演技を磨き続けていきたいです。

 

Q:舞台期間中、家でも役は入ったままになったりするのですか?

A:私の場合、これは全くないですね。うまく切り替えられる感じです。

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Q:ウテナ共演者の方とのとっておきのエピソードがあったら教えてください。

A:アンシ役の山内優花ちゃんとのエピソードですかね。私が異常な人見知りで、彼女は真逆でフレンドリー。最初の稽古の際に私が目も合わせないのでビビっちゃったらしいです(笑)

稽古始まって2日目くらいにゆっくり話す機会ができて、それで一気に打ち解けました。

最初は私も人見知りしていられないなと思って、「頑張って仲良くなろう!」と思いましたが、頑張らなくても昔からの友達みたいな感じに自然となれて、何でも話せるようになりました。

稽古途中に二人で焼き肉にも行きました。これって私的にはとんでもなく凄いことで、、それだけ気が許し合える中になれたなと。この打ち解けがあったからこそ舞台の上でもあのウテナになれたと思っています。本当に良かったです。

 

Q:休みがなくて辛かったですか。ちゃんと寝れましたか。

A:お母さんみたいに心配してくれてありがとうございます(笑)

休演日も別の仕事が入ってたり、夜公演の前に仕事が入ってたりしたので、様々な切り替えをしながら休みなく公演を続けるのは大変でしたね。

でもそれもありがたいことでして、感謝の気持ちを持ちながら毎日120%の力で頑張った期間でした。

乃木坂46 能條愛未


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Q:初日と千秋楽の時の気持ちを教えてください。

A:初日はそこまで緊張しませんでした。もちろん追い込まれはしましたが、そうすると冷静になるタイプなので、「よし、頑張ろう」と気持ちを切り替えて集中することができました。

千秋楽は逆に結構緊張しましたね。最後なんだという特別感、生配信が入っていたので客席以外でも見られているんだというプレッシャーなど、別にいつも通りにやれば良いのですが、色々と気にしてしまうことが多くて緊張しましたね。

 

Q:原作ファンの方観客が非常に多い舞台でした。

A:あそこまで女性ばかりの客席は初めての経験でした。特に原作ファンの女性の方が多かったようなので、これはいつも以上にちゃんとしないとなと思いながらの公演でした。

最初キャスト発表された時に、「楽しみ!」って声と同じくらい「何でウテナをアイドルがやるんだ?」という声が大きかったんです。

でも、そりゃそうだと思いましたし、ただひたすらにしっかりと演じるために稽古を頑張ろうと誓いました。

結果的に大好評だったので安心しました。でも完璧では無いので、今後同じように私のキャスティングが不安に思われる方が出てしまった時には、100%「能條愛未で良かった」と思ってもらえるような力を兼ね備えたいと思います。

あくまでも通過点なので。まだまだ私は頑張り続けます!

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Q:能條さんにとって舞台とは?

A:自分がやっていて幸せだなと思える場所。私はこれで一生生きていきたいなと思えるような、そういうものですね。

(取材・構成:柳下修平/撮影:MAKOTO TSURUTA

(撮影協力:AOYAMA ZERO)


能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)





能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー

月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。

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