番組終了後に「ビルド」の新しいニュースも?犬飼、赤楚、大森Pが最終回を語ったトークショーをレポート

2018年8月25日(土)、東京・ベルサール秋葉原にて「平成仮面ライダー20作品記念フェスティバル」が開催。そのスペシャルトークショーに『仮面ライダービルド』より、仮面ライダービルド/桐生戦兎役の犬飼貴丈、仮面ライダークローズ/万丈龍我役の赤楚衞二、番組プロデューサーの大森敬仁が登壇した。

翌26日(日)に『仮面ライダービルド』が最終回を迎えるということで、最初の話題は今の心境について。

「テレビシリーズが終わるな、というだけで、『仮面ライダービルド』という作品は残り続けますし、冬の映画もありますし、『ビルド』としてはまだまだ続くので、一つの区切りでしかないのかなって気持ちではあります」と犬飼。赤楚は同じ気持ちとしながらも「平和のために戦って来たので、終わってくれないと幸せになれないな、という気持ちはありますね(笑)」と素直な気持ちを語り、「ずっと、万丈龍我だぞ!」と客席に宣言。観客からは喜びの声と拍手が上がった。

大森プロデューサーは「ここ最近消滅してる仮面ライダーがたくさんいますが、消滅してるからこそ、明日の最終回が意味を持つところもあるので、それを見てようやく完結するのがビルドなので、一刻も早く明日の最終回を皆さんに見ていただきたいです」と視聴者へメッセージを送った。

続いて、印象深かったシーンについて。10話のアクションシーンをあげた赤楚は「東都の制服を着て戦うところ。(スーツアクターの)永徳さんがアクションをつけてくださって、本当にかっこよく撮っていただきました。しかも、今までのアクションの中で一番大変でした」と、万丈がライダーに変身する前の生身で戦っていた頃を振り返った。

するとMCから、「放送を見てかっこいいな!って思うことはあるんですか?」との質問が。それに対して赤楚は「反省の繰り返しです。ただ、クローズはかっこいい!ってなります(笑)」と話し、笑顔をみせた。

一方、犬飼は「仮面ライダーとしての1年が始まるんだなって気持ちが、そこでものすごく強くなった」と初変身シーンへの思い入れを。そして、大森プロデューサーは「3話は大きい回だと思っていて。桐生戦兎の見返りを期待しない正義を描いたのが3話だったりするので。男の立場からすると、誰にも気づかれないように戦っている桐生戦兎とか仮面ライダーというのが表現できた回だと思うので、印象に残ってますね」と語った。

また、この1年を振り返り、「1年いろいろなことをさせていただいて長い気がしたけど、タイトな撮影で必死になっていたので、ちょっと覚えていないこともあるくらい。思い返すと早かったなぁ」という犬飼。成長を感じたことを訊ねられると、低血圧で苦手だった早起きができるようになったことを挙げ、同じく朝が苦手という赤楚も、朝早く起きることで3食ちゃんと食べて食生活の改善ができた、と明かし、客席を笑わせた。

そんな二人の成長について聞かれた大森プロデューサーは、「犬飼くんを中心にチームワークが強くなって、番組を盛り上げてくれたと思います」とコメントすると、犬飼が「と、言うと?」とさらに欲しがるリアクションを。「これ、犬飼くんの質問なんですよ(苦笑)。成長を語れと(笑)」と大森プロデューサーが暴露すると、「なんで言うんですか!」と照れた表情を浮かべる一幕も。

気を取り直して、大森プロデューサーが「武藤さんの書く会話劇が、会話で笑わせるっていうハードルの高い芝居を要求するものだったので、もともと犬飼くんも赤楚くんもそういうお芝居ができるということで選ばせていただいたんですけど、長丁場なので、果たしてこの1年を乗り越えてもらえるのか。どうなのかなと思っていたんですが、犬飼くんは飄々としてるけど、頑張り屋さんなんですよね。前には出さないけど、すごく頑張ってくれるんで、それで1年間引っ張ってくれて、キャスト同士の中が深まって番組を盛り上げてくれたと思う」と話し、「これ、本音です」と念押しすると、「僕、大森プロデューサー大好きなんです」と満足げな表情を見せた犬飼だった。

変身ポーズについての話題では、誰がどうやって決めるの?という質問をされ、大森プロデューサーは「現場で撮影に入ってから、役者さんと現場のアクション監督が相談して決めていく」と回答。

犬飼も自身の変身ポーズについて、「ポーズや言い方は役者に任せてくれる感じで、割と自由にやらせてもらえる」と話し、「僕は中盤から立ちっぱなしで変身だったんですけど(笑)、ファイティングポーズっぽいというか、仮面ライダーっぽい変身っていうとそれかなと思って、初めはそういう動きをさせてもらいました」と続けた。

「最後まで工夫しがいがあったのでは?」と話題を向けられた赤楚は、「最後までポーズしてやろうと思って。工夫もいろいろあるんですけど、どれから説明したらいいですか? クローズ、クローズチャージ、クローズマグマ」とまくし立て、それぞれの変身ポーズへの思い入れを感じさせる。

一番お気に入りを、と言われ、クローズチャージをチョイスした赤楚は「左手は盾と右手は剣ということでのグーとパーで、どんどん格闘家みたいな構えにして、最後ガチッと(手を合わせる)」とポーズの意味を紹介。続けて、「ポイントはここのクロスだよ!」と子供に向かって優しく話しかけていた。

それを聞いた犬飼が「ちなみに誰が考えたの?」と質問し、「永徳さん!」と即答した赤楚の掛け合いに会場から笑いが起こった。

ポーズをかっこよくキメるコツについては、「キレじゃないですか!」と赤楚。犬飼は「キレも大事なんですけど、大事なのは変身する気持ちなんじゃないかなって思います。戦うぞ、という覚悟のある変身では見え方とか聞こえ方が全然違うなって思います」とヒーローらしい顔をのぞかせた。

現在公開中の劇場版に話題が移ると、テレビ版と一番違う点について「なんといっても、先に『ルパパト』が始まること」と犬飼がおどけながらも、「映画は1時間くらいあって、テレビは本編が23分くらいで物語を展開していかなきゃいけない」と挙げ、「芝居の間を詰めたりしなきゃいけないところを、映画では時間を贅沢に使っています」とアピール。赤楚も「間が入っているところもちゃんと意味のある間なので、それを感じとっていただけたらうれしいですね」と付け加えた。

ジオウとの共演については、「ジオウ」の撮影が「ビルド」48話で氷室幻徳が消滅するシーンと重なっていたとのことで、「“ツナ義ーズ”のおちゃらけた感じの撮影の後に、『ビルド』で幻さんが死ぬシーンだったので、変な感覚で撮影に挑みました」と苦労を明かした。

今回のトークショーでは、『仮面ライダービルド』最新グッズの情報もあり、登壇者たちの前にグッズが運び込まれた。まず、「プレミアムバンダイ」で現在予約受付中の「クローズビルド缶」は、戦兎と万丈の掛け合いのセリフが入っているのがポイントなのだそう。

また、仮面ライダージオウの「DXジクウドライバー」のCMが上映され、変身アイテムの「ライドウォッチ」から「クローズライドウォッチ」がついてくるという、9月1日からのキャンペーンの紹介も。

それを見て、「おおー!」とうれしげな声をあげる赤楚に対し、「万丈、お前おまけだぞ」と戦兎さながらにコメントした犬飼のやりとりに会場がわいていた。

また、「ジオウ」の1話に出演することについては、「果たして本当に戦兎と龍我なのかということもありますし、なぜ“ツナ義ーズ”のTシャツをきているのかというのも謎だらけ。注目して欲しいなと思います」と、犬飼が意味深なコメントを。

イベントを締めくくる最後のあいさつでは、大森プロデューサーから「ビルド」最終回に向けて「今のまま終わると悲壮感しかないけど、すべてここに向かってきていたんだなというのがお分かりいただける最終回になっていると思うので、皆さんの中でビルドを完結させていただけたらと思います。次回からは戦兎と万丈もまた出ている『ジオウ』も見ていただけたらと思います」と話し、番組終了後に「ビルド」に関する新しいお知らせがあることも予告した。

赤楚は「『ビルド』は明日で終わってしまいます。泣いても笑っても最終話です。でも最終話のために必死に戦ってきたので、見届けてもらえたらと思います。そして『ジオウ』も本当に楽しい作品になってますので、ぜひお楽しみに」と話し、最後に犬飼が「最終話に向かって走ってきた1年だったので、これを見ることで、みなさんにも僕たちにとっても区切りになると思います。物語としては終わってしまいますが、冬映画もあったり、もしかしたらスピンオフもあったりするのかも?と思っていたりするのでまだまだお楽しみいただけるんじゃないかなと思います。もちろん『ジオウ』にも登場させてもらってますので、『ビルド』ロスの方も見ていただいて、『ジオウ』の魅力にも気づいていただけたらと思います」と期待を煽り、トークショーを締めくくった。

(写真:井嶋輝文、文:大谷和美)

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    ライタープロフィール

    大谷和美

    大谷和美

    高校2年の時に観た「バトルロワイアルⅡ」に衝撃を受け、映画の道を志すも、縁あって雑誌編集者に。特撮誌、若手俳優グラビア誌等の編集・ライター、WEB編集者を経て、現在はフリーランスで活動中。人間の感情や社会の闇を描いた邦画が好きで、気づけばR指定のDVDばかり借りていることも。一方、元々好きだったライダー・戦隊などの特撮作品やコメディ映画も好んで観ます。他、元上司のバカタール加藤が主催するニコ生番組「崖の上の生放送」に準レギュラーで出演中。

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