出会い、そして別れ―『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』名言3選

第3話『暁の蜂起』の公開日が2016年5月21日(土)に決定し、ますます盛り上がりを見せる『機動戦士ガンダム THE ORIGINE

『機動戦士ガンダム』シリーズといえば個性的なキャラクターによる数々の名言も楽しみの一つ。第1話『青い瞳のキャスバル』に続き、第2話『哀しみのアルテイシア』の中で筆者が個人的にグッと来た名言を3つ紹介します。

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儚く散った老人の夢

「わしは夢を見たかったんだ。もう一度夢を。それもいかんのだろうか。わしはもう夢を見ることも許されんのか。」
(ジンバ・ラル)

ライバルであるザビ家との政争に敗れたランバ・ラルの父、ジンバ・ラルは、キャスバル、アルテイシア兄妹と共に地球に亡命し、古くからの知り合いであるテアボロ・マスの家に匿われます。

地球での平穏な暮らしも束の間、ジンバ・ラルはザビ家に一矢報いたい一心から軍産複合企業であるアナハイム・エレクトロニクス社と接触、それがザビ家に露見し暗殺と言う悲劇に巻き込まれてしまいます。

セリフはライバル企業であるアナハイム・エレクトロニクス社と接触したことについて、テアボロ・マスに非難されたジンバ・ラルの言葉。
ザビ家へのクーデターを起こすことでかつての栄光を取り戻すことを夢見たものの、旧知の仲であるテアボロに猛反対され最後の希望を失った老人の、それでも諦めきれない必死の思いが伝わってくるようなセリフです。

漢と漢

「そうだったな、気の毒なことをした。頼みがあってきた。聞いてくれんか、俺の顔を立てて。」
(ドズル・ザビ)

酒場で連邦軍兵士を相手に大喧嘩をするランバ・ラルをなだめに入ったドズル・ザビ。名門であったラル家をザビ家の謀略によって潰されたことについて、ランバ・ラルに突っかかられたドズル・ザビが言ったセリフです。

かつての政争のライバルであっても、見どころのある相手には頭を下げる。冷酷な印象の強いザビ家の面々の中でも、最も人間味溢れる人物として描かれているドズル・ザビらしい真っ直ぐな男気のあるセリフと言えるでしょう。

新兵器にかける期待

「軽蔑しろ。俺はザビ家の雇われイヌになった。」
(ランバ・ラル)

一度は軍を退役したもののドズル・ザビのスカウトで軍に復帰し、人型機動兵器“モビルワーカー”のテストパイロットになったランバ・ラルが、恋人であるクラウレ・ハモンにぼやいたセリフ。

恨みのあるザビ家に雇われたことを自嘲しているようなセリフですが、劇中では新兵器“モビルワーカー”の可能性を目の当たりにし、職業軍人としての血が騒ぎを抑えきれないランバ・ラルの様子が見てとれます。

キャスバル・アルテイシアの名言は少なめ…?

筆者が独断と偏見でセレクトした『機動戦士ガンダム THE ORIGINE Ⅱ 哀しみのアルテイシア』の名言、いかがでしたでしょうか?

本作では主人公であるキャスバルやアルテイシアの名言が若干少ないように感じましたが、これは二人がまだ幼いからなのでしょう。やはり人生経験を積んだ大人が発するセリフの中にこそ、キラリと光る名言が隠されている…筆者はそう解釈しています。

第3話となる『機動戦士ガンダム THE ORIGINE Ⅲ 暁の蜂起』では、シャア(キャスバル)によるザビ家への復讐のシナリオが幕開けを迎えます。シャアはもちろんのこと、ザビ家の御曹司ガルマの名言も期待できそうですね。

『機動戦士ガンダム THE ORIGINE Ⅲ 暁の蜂起』は2016年5月21日(土)より公開です。

(文:川口裕樹)

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