【厳選】Netflixで見られる大物監督の映画たち

新型コロナウィルスの感染拡大とそれの予防のために様々なイベントや施設が休止、縮小しています。なかなか外出もしづらく、引きこもりがちになりますが、そんな時こそサブスク動画配信サービスを活用するチャンスです。

Netflix作品は映画か否かという議論は世界中の映画賞、映画祭で賛否の意見が入り乱れていますが、それはそれとして、より製作の自由度と豊富な資金力という条件に魅力を感じて、製作の場として活用し始めている監督がどんどん増えているのもまた事実です。

今年の(第92回)アカデミー賞で8作品24ノミネートという全映画制作会社の中でトップの数字を叩き出したNetflix。日本法人が設立されたのが2015年の初めのことで、今年で5年を迎えますが、競合する動画配信サービスの中で頭一つ抜けて見えるのは、何と言ってもオリジナル長編作品の多さでしょう。それも一級の監督・スタッフ・キャストが揃った作品が豊富にそろっています。今回は動画配信サービスのフロントランナーNetflix限定で見られる大物監督作品を一気にご紹介していきます。

アカデミー賞監督編

映画監督の評価のされた方は色々あると思いますが、その中でもアカデミー賞監督というものは品質保証としては最高の肩書になるのではないでしょうか?そんなアカデミー賞監督賞受賞者の作品をまずはご紹介します。

ポン・ジュノ

今年のアカデミー賞で間違いなく歴史的な快挙を成し遂げたのが『パラサイト-半地下の家族-』のポン・ジュノ監督。そんなポン・ジュノ監督が2017年に発表したのが『オクジャ/okja』 。

ティルダ・スウィントン他国際色豊かなキャストが集結したファンタジー作品になっています。この映画はカンヌのコンペティション部門の有力作となったのですが、映画館での上映を想定していないことを理由に対象から外され、翌年以降カンヌはNetflixをなどの配信作品のコンペティション部門からの除外が決まりました。

マーティン・スコセッシ

巨匠マーティン・スコセッシが集大成とも言える大作ギャング映画『アイリッシュマン』をNetflix製作で作るというニュースは大きな話題となりました。

映画はロバート・デニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシなどのベテランが揃った重厚なドラマに、メイキングも見ることができます。

アルフォンソ・キュアロン

『ゼロ・グラビティ』でオスカーを獲得したアルフォンソ・キュアロンの半自伝的映画が『ROMA/ローマ』。

モノクロ&スペイン語&無名キャストという企画にどこのハリウッドメジャーもお金を出さない中で、Netflixがポンっと出資。結果第91回アカデミー賞で最多となる10部門にノミネートされ、キュアロン監督は2度目の監督賞を獲得しました。こちらもメイキングが楽しめます。

コーエン兄弟

あのコーエン兄弟の最新作『バスターのバラード』もNetflixオリジナル。

元はミニドラマシリーズを想定していた企画を長編映画化したものです。そう言えば園子温監督のNetflixオリジナル作『愛なき森で叫べ』も元々はミニドラマシリーズを想定したと聞きます。

スティーブン・ソダーバーグ

『エリン・プロコビッチ』と『トラフィック』の2作品で同時にアカデミー賞監督賞にノミネートされ後者で受賞したスティーヴン・ソダーバーグ。現在では新型コロナウイルスの影響でパンデミックを描いた『コンテイジョン』が再注目をされています。

そんなソダーバーグは、興行的な成功を求められ続けることに嫌気がさして一度監督引退宣言をしましたが、それを撤回後の最近作『ハイ・フライング・バード』、『ザ・ランドロマット-パナマ文書流出-』は共にNetflixオリジナルです。

大ヒットメーカーもNetflix参入

ヒットメーカーと呼ばれる監督たちも自由を求めてNetflixに続々と参戦しています。

マイケル・ベイ

『バッド・ボーイズ』『アルマゲドン』『トランスフォーマー』シリーズと、まさしく“ザ・ハリウッド超大作”を手掛けてきたマイケル・ベイ。しかし、実は監督する機会に恵まれておらず国内外で公開されるのはプロデュース作品ばかり。そんなマイケル・ベイ監督が久しぶりに監督として発表したのがライアン・レイノルズ主演の『6アンダーグラウンド』。マイケル・ベイ節の復活を感じさせる物量作戦押しの映画に仕上がっています。

デヴィッド・エアー

デンゼル・ワシントンの『トレーニングデイ』やブラット・ピットの『フューリー』、さらにはアメコミ大作『スーサイド・スクワッド』など、男(=漢)くさい映画を撮らせたら右に出る者はいない、デヴィッド・エアーはウィル・スミス主演で『ブライト』を発表。同じ監督・主演コンビで続編の製作もアナウンスされています。

ポール・グリーングラス

『ジェイソン・ボーン』シリーズのポール・グリーングラスは『7月22日』を監督。

2011年にノルウェーで起きた連続テロ事件を描いた作品で、ドキュメンタリー畑出身の監督らしい作品に仕上がっています。同じ年に製作された、同じ事件を扱った『ウトヤ島、7月22日』と見比べてみるのも良いと思います。

あの話題作の監督も

キャリー・フクナガ

日系四世のキャリー・フクナガ監督は、間もなく公開のダニエル・クレイグによる“最後のボンド映画”『ノー・タイム・トゥ・ダイ』を手掛けることが話題になっています。そんなフクナガ監督の2015年の作品が『ビースト・オブ・ノー・ネーション』。イドリス・エルバが主演と製作を兼任にしているアフリカ内戦を生き抜く少年を描いた作品です。

マイク・フラナガン

スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』の約40年ぶりの続編『ドクター・スリープ』を監督したマイク・フラナガンの『ジェラルドのゲーム』もあります。『ドクター・スリープ』と同じスティーヴン・キング原作と言うところも注目点です。

ダンカン・ジョーンズ

音楽史に残る“ロックスター“デヴィッド・ボウイの息子”としても知られるダンカン・ジョーンズ監督の『Mute/ミュート』。『月に囚われた男』『ミッション:8ミニッツ』などSFジャンルが得意なダンカン・ジョーンズ監督の手腕を堪能できます。

アンジェリーナ・ジョリー

アカデミー賞女優であり、トップスターでもあるアンジェリーナ・ジョリーの監督4作目が『最初に父が殺された』。出演作品はエンタメ色が強いアンジーですが、監督作品は政治的な活動も行っている彼女らしく、ドラマ性重視の作品が並んでいます。

ブリー・ラーソン

同じく『ルーム』でアカデミー賞女優となったブリー・ラーソンが監督デビュー(主演兼任)を飾った『ユニコーン・ストア』もあります。

ユエン・ウーピン

アン・リー監督の武侠映画『グリーンデスティニー』の続編として製作されたのがユエン・ウーピンの『ソード・オブ・デスティニー』。

監督としてはジャッキー・チェンの『酔拳』、アクション監督としては『マトリックス』などを手掛けたこと知られるユエン・ウーピン監督。一部キャストも続投しているこのアクション映画はNetflixが手掛けた最初期の作品の一つで、オリジナル作品に人もお金も投入するというNetflixの本気度を示しました。

マックG

『チャーリズ・エンジェル』2部作や『ターミネーター4』のマックGは『リム・オブ・ザ・ワールド』・『ザ・ベビーシッター』の2作品をNetflixで監督しています。

ジョン・リー・ハンコック

『ウォルト・ディズニーの約束』『しあわせの隠れ場所』のジョン・リー・ハンコックは『俺たちに明日はない』の異説とも言うべき『ザ・テキサス・レンジャー』をケビン・コスナー&ウディ・ハレルソン主演で取り上げました。

賞レース・映画祭の常連監督の作品

ノア・バームバック

今年のアカデミー賞の中心的な一本となったのがウェス・アンダーソン監督作品の脚本を手掛けるノア・バームバックの『マリッジ・ストーリー』。ノア・バームバック監督の一つの前の作品『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』もNetflixオリジナル作品です。

フェルナンド・メイレレス

同じく今年の賞レースを賑わした『2人のローマ教皇』のフェルナンド・メイレレス監督は監督デビュー作の『シティ・オブ・ゴッド』以降新作が注目を集め続けています。

ピーター・バーグ

マーク・ウォールバーグ出演作4作(『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』『パトリオット・デイ』『マイル22』)を監督しているピーター・バーグ。そして、マーク・ウォールバーグと5度目のコラボとなるのがハードボイルド小説の映画化作品『スペンサー、コンフィンデンシャル』。

デヴィッド・ミショッド

デビュー作『アニマル・キングダム』でいきなり国際的な評価を得たデヴィッド・ミショッド監督はブラッド・ピット主演の『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』とティモシー・シャラメ主演のシェイクスピア劇『キング』と立て続けに新作を発表しています。

デヴィッド・リンチ

また短編映画ですが、あのデヴィット・リンチも『ジャックは一体何をした?』を発表しています。

プロデューサーとして

プロデューサーまで幅を拡げるとJ・J・エイブラムス(『クローバーフィールド・パラドックス』)やウォシャウスキー姉妹(ドラマ『センス8』)、リドリー・スコット(『アースクエイクバード』)などの名前もあります。第92回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門を受賞した『アメリカン・ファクトリー』はなんとあのオバマ前大統領夫妻プロデュースです。

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(文:村松健太郎)

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    ライタープロフィール

    村松健太郎

    村松健太郎

    村松健太郎 脳梗塞と付き合いも10年目に入った映画文筆家。横浜出身。02年ニューシネマワークショップ(NCW)にて映画ビジネスを学び、同年よりチネチッタ㈱に入社し翌春より06年まで番組編成部門のアシスタント。07年から11年までにTOHOシネマズ㈱に勤務。沖縄国際映画祭、東京国際映画祭、PFFぴあフィルムフェスティバル、日本アカデミー賞の民間参加枠で審査員・選考員として参加。現在NCW配給部にて同制作部作品の配給・宣伝、イベント運営に携わる一方で各種記事を執筆。

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