この疑問、はっきり答えを出せる?『月極オトコトモダチ』

■橋本淳の「おこがまシネマ」

どうも、橋本淳です。
35回目もよろしくお願いいたします。

「男女の友情ってありえる?」

パッとは答えが出づらいこの質問、答える人間によって大きく答えが変わる。明確な答えはきっとないけれど、ハッキリしてみたい気にもなる不思議な感覚。

皆さんはどうでしょうか?

ちなみに私は、「あるんじゃなかろうかぁ〜と思いますねぇ」というフワフワとした答え方。また時期が空いたら、この答えからも変化していくのでしょうね。それくらい不定形なモノだと思います。

複数人集まったときに、投げかけてみてると、ほとんどの場合意見が割れて、その会の空気がビミョーな感じになります。

考えだすとモヤモヤする、ならば考えなければいいのか。

否!

この映画を観ればいいのです!(強引)

今回はコチラの映画をご紹介。

『月極オトコトモダチ』




(C)2018 MAYU AKIYAMA / MOOSIC LAB



はい。そうです。そうなのです。

昨年10月にも紹介しましたが、「またかよっ!」、なんて野暮なことは言わずに、、優しく流してくださると幸いです。

昨年、「MOOSIC LAB 2018」の長編部門にエントリーして作られた本作。

そのMOOSIC LABでは、作品賞グランプリ・優秀女優賞・最優秀男優賞・ミュージシャン賞の4冠受賞し、第31回東京国際映画祭にも出品したりと、密やかにざわざわざわと注目されている作品です。

そしていよいよ6月8日(土)より、新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺・イオンシネマ板橋を始め、全国順次公開が始まります。

詳しい公開スケジュールはHPをご覧ください。
(https://tsukigimefriend.com)

「男女の間に友情は本当に存在する?」

アラサー女性編集者・望月那沙(徳永えり)は、ひょんなことから、"男女関係にならないスイッチ"を持つと語る、レンタル"オトコトモダチ"の柳瀬草太(橋本淳)に出会う。一方、那沙のリアル"オンナトモダチ"である珠希(芦那すみれ)は音楽を通じて柳瀬と距離を縮めてく…。

仲よくなっても「契約関係」の壁はなかなか越えられない。恋愛と友情、夢と現実の狭間で悩む男女が織りなす、不思議な関係の行き着く先は…。

監督は、新鋭・穐山茉由監督。

ファッション業界で会社員として働きながら、30代はやりたいことをやろうと思い立ち、映画美学校で映画制作を学ぶ。監督作『ギャルソンヌ 2つの性を持つ女』が第11回田辺・弁慶映画祭2017入選。本作が長編デビュー。

OLでありながら、監督もやってしまうという不思議な経歴の持ち主。この監督にしか出せない感性や匂い立つものが本作にギュッと詰まっております。

主役であり、ちょっぴりこじらさアラサー女子の那沙役を演じるのは、徳永えり。等身大の女性をやるならこの方をおいて他にはいないのではと、言える程。レンタルフレンド柳瀬草太役に、橋本淳。那沙の友達でありルームメイトでもある、珠希役には、芦那すみれ。本作では、主題歌や劇中音楽にも携わっています。(主題歌は入江陽×BOMI×長谷川白紙の見事なコラボ)

テーマがテーマだけに、特にこの映画は、観た人の数だけ、答えや感想があると強く感じました。

試写や昨年の映画祭やイベント上映後には様々な意見が飛び交っておりました。公開が始まり、また多くのそれぞれの感想が出てくるのが非常に楽しみです。

20.30代はもちろん、様々な世代に響くであろう本作、ぜひ劇場でご覧ください。周りの方と一緒に鑑賞し、意見交換して盛り上がるのもこの映画のよい特徴の1つであると思います。

上映時間は78分ということもあり、とても見やすいサイズです。気楽に映画館にお越しくだされば幸いです。

ぜひ劇場で!!


それでは今回も、
おこがましくも紹介させていただきました。

(文:橋本淳)

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