おうちで映画も美味しく!そば&うどん映画映画特集!

時代劇アイテムとして
欠かせない蕎麦

時代劇に蕎麦は、特に江戸時代を舞台にしたものは必要不可欠のアイテムといってもよいでしょう。

食通で知られる作家・池波正太郎の時代劇小説及びその映像化作品には、蕎麦を用いた描写が幾度も出てきます(TV時代劇『鬼平犯科帳』シリーズのエンドタイトルで映し出される江戸庶民の様子の中にも、蕎麦を食べている人が)。

赤穂浪士が討ち入り前に両国で蕎麦を食べてから吉良邸に討ち入ったというのも有名な俗説で(実際は違ったようですが)、昭和期に作られた映画やドラマにもそういった描写がよく出てきますが、実際に討ち入りまでにいくら費用がかかったかを描く中村義洋監督の『決算!忠臣蔵』(19)では、まず当時の貨幣価値を蕎麦一杯16文(≒480円/つまり銭1文は現代の30円。1両≒銭4000文なので12万円ということになります)で紹介し、いろいろなものの値段が比較&計算されていきます。

(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会

修学旅行中の教師(石原さとみ)と3人の生徒(柄本時生、川口春奈、千葉雄大)が幕末の江戸にタイムスリップしてしまう李闘士男監督の『幕末高校生』(14)では、主人公たちが勝海舟(玉木宏)や西郷隆盛(佐藤浩市)など幕末の偉人らと一緒に蕎麦屋で蕎麦を食べるシーンが幾度も出てきて、その食べ方などで彼らのキャラクターが見え隠れするというユニークな描かれ方がなされていました。


    ライタープロフィール

    増當竜也

    増當竜也

    増當竜也 Tatsuya Masutou 鹿児島県出身。映画文筆。 朝日ソノラマ『宇宙船』『獅子王』、キネマ旬報社『キネマ旬報』編集部を経て、フリーの映画文筆業に就く。 取材書に『十五人の黒澤明』(ぴあ刊)、『特撮映画美術監督・井上泰幸』(キネマ旬報社刊)など。 編集書に『40/300 その画、音、人』(佐藤勝・著)『神(ゴジラ)を放った男/映画製作者・田中友幸』(田中文雄・著)『日記』(中井貴一・著)『日記2』(中井貴一・著)『キネ旬ムック/竹中直人の小宇宙』『同/忠臣蔵映画の世界』『同/戦争映画大作戦』(以上、キネマ旬報社刊) その他、パンフレットやBD&DVDライナーノートへの寄稿、取材など多数。 ノヴェライズ執筆に『狐怪談』『君に捧げる初恋』『4400』サードシーズン(以上、竹書房刊) 現在『キネマ旬報』誌に国産アニメーション映画レビュー・コーナー『戯画日誌』を連載中。近著に『映画よ憤怒の河を渉れ 映画監督佐藤純彌』(DU BOOKS刊)がある。

    ピックアップ

    関連記事

    新着記事

    WP Facebook Auto Publish Powered By : XYZScripts.com