生田斗真、岡田&松坂との共演の楽しさを笑顔で報告『秘密 THE TOP SECRET』完成記者会見
2016年5月11日、映画『秘密 THE TOP SECRET』(8月6日公開)の完成報告記者会見が行われ、脳内の記憶を映像化することで難事件を解決していく特殊脳内捜査チーム「第九」のメンバーが集結。主演の生田斗真をはじめ、岡田将生、松坂桃李、栗山千明、大森南朋、大友啓史監督が会見場に登壇し、本作の魅力を語りました。
生田「すごく楽しかった」
特殊脳内捜査チームの室長をつとめる天才・薪 剛を演じるのは生田斗真。MCから撮影に臨んだ際の感想を聞かれると、
「(薪は)かなり多くのトラウマを持っていて、撮影期間中もどこかストレスを感じながらというか辛さを感じながら日々過ごしていた気がします。岡田くんや松坂くんという勢いのある俳優さんと共演できてすごく楽しかったです」と笑顔で話されていました。
そんな岡田将生は自身が演じた新人捜査官の青木一行という役について、
「自分にとってすごくチャレンジな役で、いつもより気を引き締めて毎日現場に入っていました。大友監督からは『難しいことは考えないで、自分の芝居に入れ』と言われ、自分はこの役といっしょに大きくなっていこうという気持ちで毎日やってました」とのこと。大友監督からのアドバイスを受けて演じ切った岡田の青木一行はその活躍をぜひチェックしたいですね。
また、元「第九」メンバーで謎の死を遂げてしまう鈴木を演じた松坂桃李は
「生田さんが演じた薪と親友関係にあり、この第九に夢を抱えていて真実にたどり着いて知ってしまうんですけど、それ(死ぬこと)が第九を守るためにってことで、自分は強い思いを抱えながら撮影に臨んだんですが、すごい濃厚でしたね」と、死んではいるもののとても重要な鍵をにぎる役を演じた難しさを語りました。
原作にないオリジナルキャラクターの眞鍋駿介を演じた大森南朋はこの役を受けるにあたり、
「髪の毛を切ったりしましたね(笑)」と、イケメン俳優たちに対抗心を見せる場面も!大森さんは十分にイケメンですよ〜。と、個人的に『ハゲタカ』から大森南朋さんの大ファンである筆者の心のコメントを書き加えておきます。
そんな『ハゲタカ』にも出演していたのは壇上で紅一点の栗山千明。質疑応答の時間に、誰の脳内をのぞいてみたいかを問われた生田が「男連中の脳内を見ても仕方ないので」と栗山をご指名。そんな栗山は「私も同じ質問を受けたら、男性の目線で見てみたいと思います」と、登壇したイケメン俳優たちに視線を送りながらコメントしていました。シネマズの読者さんは誰の脳内を見てみたいですかね?
漫画が原作になっている本作ですが、5年の歳月をかけて映像化した大友啓史監督はホッとした様子を見せ、
「出来上がったものを客観的にお客さんに近い形で観てみようと思っています。今まで観たことのない部分をみなさんにお見せしたいとか、(出演者の)びっくりした顔を見せたいですね。みなさんに誇りを持ってお届けできる作品になったと思います」と、公開への自信を明らかにしました。
脳内映像を俳優たちカメラで撮影!
本作では特殊な撮影手法を用いての斬新な映像が見どころのひとつ。“脳内映像”をリアルに見せるため、俳優たちがカメラ付きのヘルメットを装着し、カメラマンなしで自ら撮影したシーンがあるんだとか。エンドロールには俳優陣の名前が「脳内映像撮影」(カメラマン)としても載っているんですよ!岡田の装着シーンはこのような感じです。
生田は
「まさかこういう形でカメラマンデビューするとは思っていませんでしたね〜(笑)」と、全員からの笑いを誘い、
「自分で呼吸するとカメラが揺れるんですよね。その映像がすごくリアルだと思いましたし、セットを閉め切ってスタッフのいない役者だけの場所で撮影をしたんで、熱い思い出です。(ヘルメットをかぶって)鈴木ともみ合うシーンがありまして、松坂桃李を撮らせたら俺が一番だ!っていう気になりましたね」と続けました。
大森は
「新鮮な気持ちでした。画(え)的に何が必要なのか気を使って、そういうことを考えながら撮りました。大きめに動かないと手が映らないとか」と、まだ映像を観ていない我々にとって、それが一体どんな映像になっているのか非常に気になるコメント!もともと本作に期待していた筆者はより早く作品を観てみたくなりました。
ただ、そのヘルメットはずいぶん重かったそうで、
「(撮影の)3、4ヵ月くらいずっとテストして改良を重ね、最後はずいぶん軽くなった。一番最初からすると、最後のカメラはずいぶん軽くなったんじゃないですかね」と、監督。ちなみに、最後にヘルメットをかぶったのは貝沼清孝を演じた吉川晃司さんだったとか。吉川さん、重くなくてよかったですね!ぜひ、皆さんが劇場で観る際には最後のエンドロールまでしっかり見てほしいと思います。
生田「日本映画を次のレベルに」
会見は大盛り上がりとなり、あっという間にお時間が。最後に、大友監督と生田からのメッセージをご紹介します。まずは監督が
「毎作品なんですけど、私なりにスタッフ、キャストと一丸となって全員の魂を込めて最後まで作り上げた作品です。ぜひみなさんの応援をいただきまして、ひとりでも多くの人に観ていただきたいと思います。自分で言うのもなんですが衝撃作であり、たぶん現代社会とクロスオーバーして観ていただけると思います」
続けて、生田が
「この作品で日本映画を次のレベルに持っていくための少しの要因になれればと思います。豪華なキャストのなかで生まれた衝撃作品です。ぜひよろしくお願いします」と、作品の大ヒットを願うコメントでしめくくりました。
大友監督が『るろうに剣心』を撮る前から構想を練っていたという『秘密 THE TOP SECRET』。筆者もものすごく期待しております!いよいよ8月6日(土)全国ロードショーです。
公式サイト:http://himitsu-movie.jp/
(C)2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会
(取材・文:アスカ)
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